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2019-02-17

本州・九州間の海底を歩こう! 世界的にも珍しい「関門トンネル人道」


Bremenです!
今年のお正月は元旦からの九州への鉄道旅で新年のスタートを切りました。久しぶりの九州、それも海底(トンネル)での上陸となりました。

今回は下関側から門司側まで関門海峡を徒歩で渡れる、世界的に珍しい「関門トンネル人道」をご紹介します。





関門トンネル人道とは

関門トンネル人道は、2層になっている関門国道トンネルの下部にあるトンネルで、上部は車道になっています。全長3,461.4m、昭和33年3月9日に開通し60周年を迎えました。

全長780mの歩行者用海底トンネルで、下関側は地下約55m、門司側は地下約60mおりた所から人道になります。ほぼ中間地点が、山口県と福岡県の県境になります。





下関駅はふく提灯がお出迎え

途中下車の下関駅では、沢山のふくのカラフルで可愛らしい提灯がお出迎えしてくれました。ふぐの本場山口県下関市では、「福」につながると縁起をかつぎ、「ふぐ」ではなく「ふく」と言います。





幸ふく大使の鈴木福君

下関幸ふくキャンぺーンPR"幸ふく大使"鈴木福 君ということで、そのポスターがあちらこちらにありましたが、福くんとふくのコラボは知りませんでした。





下関駅からバスで移動

関門トンネル人道へのアクセスは、下関駅前からサンデン交通のバスで、御裳川(みもすそがわ)下車がベストです。途中には、関門海峡を眺めながら海響館や唐戸市場など下関の観光地を通過します。





御裳川(みもすそがわ)バス停到着

下関駅から12分ほどで御裳川バス停に到着します。下車すると、目の前に下関側の関門トンネル人道入口が現れます。





壇ノ浦古戦場跡

御裳川(みもすそがわ)バス停前関門海峡側には、寿永4年(1185)源氏と平家の最後の戦いとなった壇ノ浦合戦の跡として、源義経・平知盛の像があり、源平最後の合戦に思いをはせることができます。現代では、関門橋と関門海峡を望む景勝地となっています。





壇ノ浦砲台跡

源義経・平知盛の像の左側には、 幕末の下関戦争時に活躍した長州藩の砲台(レプリカ)があります。ここから外国船に向かって砲撃したわけですが、この場に立つとその光景がリアルに感じられます。





関門トンネル人道入口(下関側)

いよいよここがトンネルの入口になります。人、自転車、原付バイクの入口になります。通行料は、歩行者は無料、自転車・原付は20円になります。エレベーター手前の料金箱に入れるシステムになっています。





エレベーター

①下関側トンネル入口まで大きなエレベーターで約55mおります。
②おりると目の前にエレベーターホールが現れます。





関門トンネル横断記念スタンプ

①エレベーターホールには、トンネル横断記念のスタンプ台があります。
②関門トンネル横断記念のパンフレットがあり、下関側と門司側でスタンプが押せるスペースがあります。
③ここではまず下関側のこのスタンプを押します。





関門国道トンネルの構造

関門トンネル人道は、関門国道トンネルの下の部分にあり、上は車が通っています。海底を歩いて渡るという貴重な体験ができる人気スポットです。





関門トンネル人道横断

①下関側人道トンネルのスタートはここから・・・。
②門司側トンネル出口まで780mあり、15分ほどの横断になります。
③トンネルは真っ直ぐですが下っていているため、出口は見られません。一番下ったところが県境になっています。
④ここが中間点の県境です。山口県と福岡県の県境とともに、本州と九州との境にもなっています。このトンネル一番のフォトスポットで、県境をまたいでの記念写真などが、SNSなどに多数アップされています。

⑤トンネル壁面には、魚や海草が描かれていて、ここが海底ということを思い出させてくれます。
⑥下関側門司側への距離表示プレートが貼られているので、現在位置すぐにわかるようになっています。
⑦門司側に到着すると下関を示す表示があり、横断の時間がわいてきます。
⑧この人道トンネルも国道2号線になっています。国内唯一の国道人道トンネルに感動をおぼえます。





関門トンネル人道入口(門司側)

門司側のエレベーターホール(約60m下)からエレベーターで上がってくると、下関側とほぼ同じ造りの関門トンネル人道入口に出ます。





門司側(福岡)から見た関門海峡

関門トンネル人道入口からは、関門海峡と関門橋が目の前にパッと広がります。海峡ならではの大小の船やヨットなどの通行の姿が、ゆったりとした時間をあたえてくれます。唐戸市場や海響館などの対岸の眺望も素晴らしい景観です。





関門TOPPA!(横断)記念証

①関門トンネル人道の門司側入口地下エレベーターホールにあるスタンプがこちらになります。
②門司側のスタンプをパンフレットに押して横断終了です。
③下関側と門司側のスタンプを押したこのパンフレットを、門司港駅近くの、旧門司三井倶楽部内にある観光案内所で提示し、アンケートに答えると、この「関門TOPPA!記念証」を、当日の日付入りでいただけます。下関側では、JR下関駅かJR新下関駅の受付になります。ぜひあなたもこの記念証をゲットしてみてください!





最後に

日本唯一の海底人道トンネルには、ワクワク感・ドキドキ感があります!
え!?ここは海底なの? それを感じさせない静かな空間になっています。下関側から歩き門司側へ渡った時の感動をぜひ味わってください!

わざわざ渡る意味は十分にあります!そして門司側からすぐの、門司港レトロをゆっくり観光してみてください。



store紹介した場所

関門トンネル人道入口(下関側)

place

山口県下関市みもすそ川町22
(GoogleMapで見るopen_in_new)

このしおりのライター

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