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2018-10-28

普段は入れない!東京国立博物館の「秋の庭園開放」で紅葉狩りを楽しもう


上野にある東京国立博物館の中に、春と秋にしか一般開放していない庭園があるのをご存知ですか?
その庭園の一般開放が10月23日(火)から始まっていたので、早速行ってきました!




庭園は本館の北側!

まず、チケット売り場でチケットを購入して東京国立博物館の中に入ります。庭園に入るだけの料金設定はなく、通常入館料のチケット(一般620円 / 大学生410円)で庭園にも入ることができます。

東京国立博物館は敷地が広く、いくつもの館で構成されているので少し場所がわかりづらかったです。案内を見ても「庭園」の文字が見当たらず、とりあえず歩き回って探すことにしました。

自力では結局見つけられず、学芸員の方に聞くことに。正門入って真ん中に見える「本館」と正門から見て本館の右側に位置する「東洋館」の間に、庭園につながる道があると教えてもらいました。




期間限定で一般公開される「庭園」

予想以上に“和”を感じる庭園は、自然たっぷりで都会の喧騒を忘れられる空間でした。庭園の中心にある大きな池のほとりにはベンチも設置されており、景観を楽しみながらゆっくり休むことができます。

モミジは少し色づいているものもあり、秋の到来を感じることができました。東京国立博物館の例年の紅葉見頃は11月中旬〜12月上旬となっているので、紅葉狩りをしたい人はその時期に訪れてみてください!

モミジ以外にもところどころ色づいている木々がありました。しかし、10月下旬では全体の1割〜2割程度しか紅葉しておらず、まだまだという印象でした。

緑色の葉が多かったですが、それはそれで綺麗でした!

出るときは西側の庭園の出入り口から退園しました。こちらの入口は15:30で閉鎖してしまうので注意してください!




紅葉以外にも見どころ満載

1.九条館

庭園の最も奥に位置する「九条館」は、木造平屋で瓦葺き、廻り廊下というなんとも和を感じる茶室です。縁側に座って休憩したいと思いましたが、縁側に上がるのは禁止されていました。残念。


2.六窓庵

「六窓庵」は、今からおよそ350年前に奈良の興福寺に建てられたもので、「大和の三茶室」といわれていたほど歴史的価値の高い茶室です。庭園内に茶室は5つあるのですが、六窓庵が最も周囲の自然に溶け込んでいました。


3.五重塔

高さ5.7mの「五重塔」は、江戸時代の第5代将軍・徳川綱吉が法隆寺に奉納したものです。庭園入ってすぐ右側の、あまり目立たない場所にあるので見逃さないようにしましょう!




せっかくなので本館(日本ギャラリー)も見学

通常入館料を支払って庭園見学だけではなんだかもったいない気がしたので、本館(日本ギャラリー)にも立ち寄りました。

入り口を抜けると、かなり大きな階段が目に飛び込んできます!
3年前にも来たことがあったのですが、すっかり忘れており、こんな映画に出てくるような階段あったっけ!?と驚きました。

10月23日からは「平家物語 一の谷・屋島合戦図屏風」が入り口左側の展示室で展示されています。大英博物館に所蔵されている原作ではないですが、高精細複製品なので原作と大差のない素晴らしい作品でした。




庭園に秋を感じに行こう!

以上、東京国立博物館の「秋の庭園開放」をご紹介しました!
普段は入ることのできない特別な庭園なので、この機会にぜひ足を運んでみて下さい!




「秋の庭園開放」の概要

・場所:東京国立博物館 庭園

・期間:2018年10月23日(火)〜12月2日(日)

・時間:10:00~16:00

・料金:一般620円 / 大学生410円(東京国立博物館の通常入館料のみ)

・公式ホームページ:東京国立博物館 イベント




このしおりのライター

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