東京ミッドタウンのミッドタウン・タワー5Fにある「東京ミッドタウン・デザインハブ」。そのデザイン・ハブでは2018年6月20日(水)~ 7月31日(火)の期間で、「日本のグラフィックデザイン2018」が開催されています。
「日本のグラフィックデザイン2018」は、世界でも評価の高い日本のグラフィックデザインの現在を知ることのできるイベントになっています。私も先日行ってきたので、今回はデザインの世界を少しだけご紹介します。
デザイン・ハブとは?
本イベントの会場となっている「東京ミッドタウン・デザインハブ」は、2007年4月に開設したデザインネットワークの拠点。デザインによって 「人」「ビジネス」「知識」 を結びつけるために、デザイン展やセミナー、ワークショップなどを複合的に展開している施設です。
ジャンル問わずセンス溢れるデザインの数々!
「日本のグラフィックデザイン2018」では、2018年版『Graphic Design in Japan』に掲載されている作品の中から約300点が展示されています。ポスターデザインから空間デザインまで幅広いジャンルが集まっており、どれも素晴らしい作品ばかり!
ポスターデザイン
今治タオル本店のリニューアルオープンの際に作られたポスター。淡い色遣いと細やかな柄は、今治タオルの質感を見事に表現しています。ポスターは紙にも関わらず、見れば見るほどタオルに見えてくるから不思議。
自主制作作品の、大きな白地のポスターの左端に白黒の右手が描かれているポスター。人差し指の部分だけが長方形のポスターから少しだけはみ出しており、自分の人差し指とくっつけろと言わんばかり。気分はE.T.です。
第20回亀倉雄策賞を受賞した中村至男展のポスター。ミニマルな線やフラットな色面構成が特徴的で、テクノロジーを駆使しながらも人間的で温かみのある作品たちが展示されていました。
富山美術館のオープニング記念展「生命と美の物語 LIFE〜楽園をもとめて」に出品されたポスター。ライオン、フクロウ、チンパンジーの三部作が赤鉛筆で描かれています。生命の内に秘めたる力強さが顕在化したような作品。
身近な雑貨などのデザイン
「XYLITOL」のガムのパッケージ。普段何気なく口にしているガムですが、あまりパッケージに注目することはないですよね。このようにたくさん並べて見てみると、メタリックかつカラフルな色遣いが美しいです。
お酒好きにはたまらない、麒麟山酒造の大吟醸酒【玉雫】。白を基調とした質素ながらも品の良いデザインのパッケージは、上質な味わいの日本酒を象徴しているかのようです。
有名バンド「RADWIMPS」のCDジャケット。原色を使った色遣いとゆるい人のキャラクターが描かれたCDジャケットはシンプルかつ、かなりおしゃれ。
映像で見るデザイン
過去に人気を集めたイベント『デザインの解剖展』の作品のひとつ、巨大なきのこの山がぱっくりと割れた作品の映像も流れています。「デザインの解剖展」に足を運べなかったので、少しだけですがここで展覧会の雰囲気を味わいました。
一本道の沿道に様々なデザインが現れる映像。流れてくるデザインは結構なスピードで通り過ぎてしまうので、気になったデザインが何のものだったのか見過ごしてしまうことも。目を凝らして映像に集中しましょう!
身近にあるデザインの素晴らしさを再発見しよう!
身近な雑貨や商品などのデザインが多く展示されており、普段は気にしないデザインに目を向けることで面白い発見があることを教えてくれる「日本のグラフィックデザイン2018」。ぜひ足を運んでみてくださいね!
「日本のグラフィックデザイン2018」詳細情報
イベント名:日本のグラフィックデザイン2018
会期:2018年6月20日(水)~7月31日(火)
定休日:会期中無休
時間:11:00‒19:00
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都港区赤坂9丁目7-1 ミッドタウン・タワー5F)
入場料:無料