突発的に非日常を味わいたいと思い、休みを利用して福島県の会津若松・猪苗代エリアに弾丸日帰り旅行をしてきました。美しい自然あり、美味しいグルメあり、歴史と風情もある福島県を大いに満喫してきたので、今回は私が実際に行った旅行のプランをご紹介します。
7:00 東京出発
東京都心から福島までは車でおよそ4時間。新幹線を利用すればおよそ2時間です。今回の旅では全ての移動を車で行うものとして時間を計算しています!
少し出発の時間は早いですが、車を利用して福島県を日帰りで満喫したいなら7:00には出発しましょう!
11:00 「會津壹番館」でのんびり
到着したらまずは雰囲気の良いレトロな喫茶店「會津壹番館 (あいづいちばんかん)」に向かいましょう。
野口英世が手の手術を受けた病院「旧会陽医院」を改装して建てられた喫茶店で、日本を代表する学者・野口英世の青春館も併設されているので、気になる方はぜひ訪れてみてください。
美味しいドリンクとスイーツは、運転疲れを癒してくれます。素敵なお店ですがそこまで混雑していない穴場スポットです。落ち着いた雰囲気なのでゆっくり話をしながら素敵な時間を過ごすことができます。
私は「会津はちみつ紅茶」をいただきました。紅茶と別に、会津産100%のハチミツが小瓶で提供されます。砂時計の砂が落ち切ったら、カップに紅茶を注ぎ、まずは紅茶そのものの味を堪能しましょう。次はハチミツだけで、その後は紅茶にハチミツを好きな量入れて味わいましょう。
12:00 「鶴ヶ城(会津若松城)」で楽しく歴史を学ぶ
喫茶店で休んだら、車で10分ほどの場所にある「鶴ヶ城」へ向かいましょう。
会津若松エリアのシンボルと言っても過言ではない鶴ヶ城は、1384年に当時の城主・葦名直盛(あしな なおもり)が築いたお城で、600年以上の歴史を誇る名城です。
510円で天守閣と茶室麟閣を見学することができます。城内にはフロアごとに鶴ヶ城の歴史や重要な資料などが展示されており、天守閣までの道のりも退屈することはありません。会津の風を感じながら天守閣から街を一望するのは最高に心地良いです。
茶室麟閣は千利休の子・少庵が建てたと言われる茶室。風情のある日本庭園の中に茶室が佇んでいます。
13:30 「大久保商店」で名産の馬刺しをいただく
鶴ヶ城見学を終えたら30〜40分ほどの距離にある、70年の老舗精肉店が開いた馬肉ランチ食堂「大久保商店」へ向かいましょう。
「福島は馬刺しが美味しい」との情報を得ていた私は、なんとしても名産の馬刺しを食べたいと思い、こちらの食堂に足を運びました。さすがは精肉店が開いているお店だけあり、“馬刺しの盛り合わせ”は臭みがなく、馬肉そのものの旨みが凝縮されており、かなり美味。
「大久保食堂」に辿り着くまでにちょっとしたトラブルもありました。車のカーナビで“大久保商店”と入力して到着したのはなんと「肉のおおくぼ」という精肉店!周囲をいくら見渡してもレストランらしきところは見当たりませんでした。結局、Google Mapにお世話になり、そこから10分ほどでお店までたどり着くことができました。
14:30 「諸橋近代美術館」でダリの世界に浸る
お昼ご飯が済んだら、30〜40分ほどの距離にある「諸橋近代美術館」へ向かいましょう。
シュルレアリスムの巨匠サルバドール・ダリの作品を多く展示しており、アジアで唯一のダリ常設美術館としても有名な美術館。ダリの作品の所蔵数はなんと世界第4位。
私が訪れた時に開催していた展覧会は、「夢幻×無限 〜エッシャー、ダリ、福田繁雄〜」でした。だまし絵の旗手として人気を誇るエッシャー、シュルレアリスムのダリ、そして「日本のエッシャー」の異名を持つ福田繁雄。3人のアーティストの作品を通して、夢幻と無限を表現した、だまし絵の世界が広がっていました。ほとんどの作品が撮影禁止なので実物の写真を見せられないのが残念...。
16:00 「五色沼」で自然の中を散策
芸術に触れたあとは福島の大自然を満喫するために、車で10分ほどの距離にある、裏磐梯エリアの絶景スポット「五色沼」へ向かいましょう。帰宅が遅くならないために、ここで最後!
五色沼の1つで、青色の湖水が美しいと言われている毘沙門沼に今回訪れました。最近は写真の加工技術も進歩しているので、“本当に青色なのかな”と半信半疑で訪れましたが、毘沙門沼は本当に青かったです!
五色沼自然探勝路は舗装されていない場所がほとんどで、足元も汚れるので、歩きやすい運動靴で訪れることをおすすめします。
散策はせずに毘沙門沼のボートで遊ぶのもおすすめ。自然に囲まれながらボートを漕ぐことがこんなに気持ちいいとは思いませんでした。30分700円でかなり楽しめます。
次の旅行先は福島で決まり!
かなり疲れましたが、大満足の弾丸福島日帰り旅行。私は東京から車で行きましたが、新幹線を利用し、福島県内でレンタカーを借りて回るのがおすすめです。今回は会津若松・猪苗代のエリアしか回ることができなかったので、次回は日数を確保して福島県のあらゆるところを満喫したいと思いました。
皆さんも非日常を味わいたいと思ったら、ぜひ福島県に足を運んでみてくださいね。