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【台湾】フェリーでたったの5分! 高雄観光なら「旗津半島」へ行ってみよう


台湾南部の「高雄(たかお / カオシュン)」は、日本からLCCの直行便で気軽に行くことができる都市。短い休暇を活用して訪れる方も多いでしょう。

そんな高雄へ行ったら、ぜひ足を運びたい小さな島があります。高雄に住んでいる方も気軽なレジャースポットとして遊びに行くという「旗津半島(きしんはんとう / チージンバンダオ)」。台湾本島から5〜10分程度で行くことができるので、高雄滞在期間が短い方にもおすすめです。

今回は、旗津半島への行き方や主な見どころなどをまとめてみました!




「旗津半島」への行き方

Google Map

旗津半島は、高雄港の西方に位置する細長い島。(上のマップで赤いピンが立っている島です。)
かつて台湾本島と繋がっていましたが、現在は切り離され独立した島となっています。そのため、旗津半島へ行くにはフェリーもしくは海底トンネルを利用することになります。

今回は観光客でも簡単に利用できるフェリーで向かうことに。


MRT西子湾駅の1番出口から徒歩5〜10分。上の写真の、「鼓山輪渡」と書かれたフェリー乗り場へ行きましょう。フェリーは早朝から深夜まで運行しているそうです。5〜15分間隔で出ているので、時刻表を気にする必要はありません。

料金は、現金の場合は片道40元。
「悠遊卡(Easy Card)」や「一卡通(iPass)」などの交通系ICカードにあらかじめチャージしておけば、カードを機械にピッとタッチするだけで簡単に乗れますし、料金が割引されて片道20元になるのでお得です!

(※2018年4月時点の情報。1台湾元 ≒ 3.6円。)

乗船時間はたったの5分ほど。短い船旅ですが、デッキで心地よい風に吹かれながら眺望を楽しめました。




島での交通手段は?

旗津半島に到着!
フェリー発着所付近には、レンタサイクルやレンタバイクのお店がずらり。

旗津半島は小さな島なので、主な見どころだけ観光するなら徒歩でもまわることができます。 私は歩いて観光したのですが、想像以上に暑い・・・! 日陰がほとんど無いため、4月でも肌がヒリヒリするほど日焼けしました・・・。

周りを見渡すと、2人〜4人乗りの屋根付き電動自転車をレンタルしている方が多い様子。台湾南部はこれから夏にかけてますます暑くなっていくので、屋根付きを選ぶのが正解かもしれません。




賑やかで楽しい「旗津老街」

フェリー発着所の目の前には、屋台が軒を連ねる通りがあります。ここは「旗津老街」といって、旗津半島のメインストリート。平日の朝は「ここがメインストリート?」と心配になるほど閑散としていましたが、お昼頃には観光客も増え、賑わいを見せていました。

海鮮のお店が多く、港町らしい雰囲気。

しかし、賑やかな通りを抜けると風景が一変。リゾート感たっぷりの海沿いに出ます。






ゆるやかに時間が流れる、海沿いの道

サーフィンを楽しむカップル、釣りをしているおじさん、ベンチに座って海を眺めている親子・・・。旗津半島の海沿いは、静かでゆるやかな時間が流れていました。海に沿ってずーっと歩き、次の目的地に向かいます。

▲ 歩行者用の道。

▲ 海沿いにはサイクリングロードもある。




大人気のフォトスポット「旗津彩虹教堂」

インスタでよく見る、定番のフォトスポットに到着! ここ旗津半島の海沿いには、いくつかのオブジェがあります。中でもこの海と空を切り取るカラフルなフレームは、現地の若者にも大人気。

隣には三角形のオブジェも。
平日の午前中は空いていましたが、昼過ぎにはこの2つのオブジェで写真を撮るための行列ができていました。ウェディングフォトの撮影スポットとしても人気だそう!

ちなみにフェリー発着所から「旗津彩虹教堂」までの所要時間は、ゆっくり歩いて30分ほどでした。繰り返しになりますが、暑い日はレンタサイクル・レンタバイクがおすすめです。




波の音が聞こえる?「旗津海珍珠」

彩虹教堂からさらに奥へ進むと、巨大な貝殻のオブジェが現れます。こちらもインスタグラムで有名なフォトスポット!

この巨大な貝殻の中に入ると、不思議なほど波の音がよく聞こえるんです。

また、すぐそばには「旗津貝殻館」という施設もありました。

貝殻の博物館のようですね。ちょうど休館日(月曜日)だったため、外観だけ撮影。休館日にもかかわらず、この建物の陰で涼んでいる人がたくさんいました(笑)




1日かけてのんびり楽しみたい旗津半島

フェリー発着所へ戻る途中、台湾でお馴染みのドリンクスタンド「50嵐」を発見。海の向こうに高雄の街を望みながら、冷たいタピオカミルクティーをいただきました。

この後の予定もあったため、今回の旗津半島プチトリップはこれにて終了です!


朝から半日かけて島内を歩きまわり、「こんなに素敵な島だったんだ・・・!」と、旗津半島の魅力にすっかり取り憑かれました。

“半日もあれば十分楽しめる” と紹介されがちな旗津半島ですが、個人的には、丸一日かけてもっとのんびり楽しみたかったな〜というのが正直な感想。この島は夕陽が美しいことでも有名なので、サンセットまではいるべきだったかもしれません。

本島からフェリーでたった5分の旗津半島。高雄へ行かれる際はぜひ一度、足を運んでみてください。


このしおりのライター

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