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2018-04-22

オークランドから日帰り弾丸トリップ! 美しい港町「デボンポート」【ニュージーランド】


オークランドはニュージーランドで最大の都市。「帆の街」と呼ばれるだけあり、港に行くとたくさんのヨットが停泊している光景を見ることができます。

多くの人が持つニュージーランドのイメージといえば、「羊」や「ラグビー」、「大自然」といったところでしょうか。日本の方が20倍以上も多いという人口ですが、しかしながらオークランドほどの都市にもなると人口密度はやや高め。

学校やオフィスが密集し、スクランブル交差点ではたくさんの人が忙しなく行き交います。

勉強や仕事で疲れを感じたときや、何も考えずにリラックスしたいとき。まとまった休みは取れないけれど少し遠くまで足を伸ばしたいという人にうってつけの観光スポット「デボンポート(Devonport)」を紹介します。



休日に味わうちょっとした非日常

オークランド中心部にあるフェリー乗り場から船に乗り込み、約10分の海上散歩に出ます。デッキで風を感じていればあっという間のエンターテイメント。

写真の中で遠くに写っている背の高い塔はニュージーランドのランドマーク「スカイタワー」です。

チケットは往復で12.50ドル(大人)。日本円に換算すると2018年4月現在、約1,000円ほどです。

到着すると、早速美しいビーチが出迎えてくれます。休みの日になると地元の人たちで賑わい、走り回る子どもたちを横目にベンチでほっと一息つけば、まさにニュージーランドらしい穏やかな一日を過ごせること間違いなしです。

実はフェリーだけでなく車でもオークランド市内から30分程度でアクセス可能なので、船酔いが激しい人でも楽しめる観光スポットとなっています。




ぶらり街歩きを楽しむ

天気の良い日にはウインドーショッピングをしたり、いろいろなお店を見たりするのも観光の醍醐味の一つ。デボンポートはそう大きな街ではないにもかかわらず、歩いているだけでも楽しくなるエンターテイメントが盛りだくさんです。

メインストリートの「ビクトリアロード」を少し歩けば至る所で目に入るウォールアートの数々。
芸術にもいろいろあるのだなと改めて実感します。

こちらは図書館のエントランスです。

ニュージーランドには日本でいうところの「アイヌ民族」にあたる先住民族「マオリ族」の人たちがいますが、そのマオリアートを気軽に見られるのは嬉しいところ。

ニュージーランドに留学やワーキングホリデーなどで長期滞在している人も、日本から旅行でやって来る人にも、日常に溶け込んだマオリの存在を感じるには良い場所だと思います。

歩き回った後は一休み。

天気が良い日にバーやパブ、レストランのテラス席に座ってビールをぐいっといただけば、たまった疲れも一気に吹っ飛びます。

デボンポートの魅力はまだまだここから。




軽い運動にも自然との触れ合いにも◎

せっかくニュージーランドに来たのだから日本ではできないことがしたいという人におすすめしたい理由の一つに、デボンポートの街から歩いて行ける距離に自然が広がっているということがあります。

食後の運動にはちょうどいい、マイナスイオンたっぷりの空気に触れられるのが「マウントビクトリア」。

ここから緩やかな坂を上っていくことになります。

忙しい普段の生活ではあまり余裕がないという人でも、ぜひここで一度深呼吸をして辺りを見回してみてはいかがでしょうか。そっと道端に咲いた花に、改めて自然の美しさを感じます。

そのままざくざくと突き進んでいくと15分ほどで山頂まで辿り着くので、本格的な登山やトレッキング、トランピングは難しいという人でも気軽に挑戦でき、体力に自信がないという人でも頂上まで車で乗り入れることも可能です。

マウントビクトリアは標高87メートル、オークランドにたくさんある死火山のうちの一つです。頂上からはまるでジブリ映画作品の「魔女の宅急便」を彷彿とさせるような、晴れやかな景色を望むことができます。オークランド市街地を一望することも。

この日は日中に訪れましたが、夜景も観光スポットとして有名です。遠くに見えるオークランドシティのネオンがきらきらと輝いて、大切な人と最高の夜が過ごせること間違いなし。
芝生に座り、遮るものの何もない広大な星空を眺めれば、ちょっとした非日常を味わうことができます。




自分なりの楽しみ方を発見しよう

デボンポートは小さい街ながらメインストリートにはおしゃれなショップが立ち並び、芸術に興味がある人にはたまらない伝統、あるいはモダンなアートで溢れ、常に地元の人で賑わっているレストランやバーが軒を連ねています。

少し歩けば山にも登れる、魅力たっぷりの港町。

一日もあれば時間に余裕を持って行くことができますので、友達や恋人、もしくは一人で一度訪れてみてはいかがでしょうか。


このしおりのライター

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