close

【秩父】東京から日帰りハイキング! 宝登山へ梅と蝋梅を見に行こう


厳しい寒さも和らいできた今日この頃。そろそろ山に登って良い汗かきたくないですか!??

というわけで、日帰りで行ける東京近郊の山を調べていたところ、秩父の「宝登山(ほどさん)」が目に止まりました。今ならなんと、桃色の「梅」と黄色の「蝋梅(ろうばい)」の共演が楽しめるとのこと! さっそく宝登山へ登ってきました。




宝登山ハイキングコースへのアクセス

宝登山頂上へのハイキングコースは、野上駅からのコース(頂上まで約2時間10分)と、長瀞駅からのコース(頂上まで約1時間10分)の2つ。

多くの方は、野上駅から出発して宝登山頂上を目指し、ロウバイ園や宝登山神社などを巡りながら長瀞駅方面へ下る、通称「長瀞アルプス」というコースを歩くようです。
私はうっかり寝坊したので、行きも帰りも長瀞駅にしました。

秩父の玄関口・西武秩父駅へ着いたら、歩いて「御花畑(おはなばたけ)駅」という ゆるふわ系ネームの駅へ。ここから秩父鉄道に乗り換えて長瀞駅へ向かいます。

御花畑駅〜長瀞駅は片道470円なので、往復するなら「ながとろ満喫きっぷ」(大人890円)を買うのがお得。
これは、御花畑駅または寄居駅から長瀞駅までの往復乗車券と、樋口駅〜上長瀞駅間のフリー乗車券がセットになったもので、2日間有効。さらには、長瀞ラインくだりや宝登山ロープウェイなど長瀞エリアの指定の施設で提示すると割引サービスなどの特典が受けられるんです!


御花畑駅から20分ほど電車に揺られて、レトロな駅舎が可愛い長瀞駅へ到着。こぢんまりとした駅ですが、この辺りは天然記念物「岩畳」や かき氷の超有名店「阿左美冷蔵」があるため、多くの観光客で賑わっています。

駅前で、ものすごく大雑把な地図を発見。 宝登山ハイキングコースは、駅を挟んで長瀞岩畳の反対側ですね。

2018年3月11日までは、長瀞駅〜宝登山麓を無料シャトルバスが運行中! 15分〜30分間隔で運行しているそうです。

わざわざ歩きに来ているのにバスに乗るのは矛盾してない!?? という話になったので気合を入れて歩いて向かいましたが、歩きでもたったの10分ほどで宝登山の麓に着きました。拍子抜け。

宝登山への道中で、ハイキング前の腹ごしらえ。「さくらい」というお店で、秩父名物「みそポテト」(200円)をゲットしました。じゃがいもの天ぷらに自家製の甘辛い味噌をかけたもので、クセになる美味しさ!

みそポテトは秩父の至る所で売っていて、お店によって味が違うそうなので食べ比べするのも楽しいかもしれませんね。




初心者でも大丈夫! 山頂まで約1時間のハイキング

宝登山の麓にある「宝登山神社」へ着きました。鳥居のすぐそばに、ハイキングコースの目印があります。

ここから頂上までの目安は1時間!
豊かな自然の中を、無理せず楽しく歩きましょう。水分補給も忘れずに。

ハイキングコースは大部分がこのように整備されており、雪もすっかり解けていたので普通のスニーカーで充分でした。ところどころ滑りやすい斜面がありますが、全体的に登山初心者でも楽しく登れるコースだと思います!

頂上に着く前のわりと早い段階から下界が見渡せるのも良いですね。

見晴らしの良いレストランやロープウェイ乗り場が見えたら、山頂まであと少し。

最後はロウバイ園を通って山頂へ向かいましょう!




ラストスパートは、春の訪れを感じながら。

頂上の手前には「ロウバイ園」と「梅百花園」があり、2月末〜3月始めのこの時期は、冬の終わりを告げる「蝋梅」と春の訪れを告げる「梅」を同時に楽しむことができる嬉しいシーズン。

蝋梅は半透明の黄色い花で、うっとりとするような香りがロウバイ園全体に広がっていました。名前の由来は、“ろう細工”のような梅に似た花で臘月(ろうげつ:陰暦の12月)に咲くことから「蝋梅」という名前が付いたのだそう。(※諸説あります。)

おそらく人生で初めて見ましたが、確かにろう細工みたいで可愛い!

梅はまだ咲き始めでしたが、一足早く春を感じることができました。

蝋梅と梅のコラボを見られて大満足! もう下山してもいいくらいの気持ちなのですが、せっかくなので一応、一番標高が高い場所へ行っておきましょう。

ロウバイ園の奥へ少し進むと・・・

頂上へ到着!!!

一応なんて言っていましたが、やっぱり頂上へ来ると達成感があります! 山っていいなあ〜。

標高はたったの497Mなんですけどね・・・。(高尾山より低い)




運動不足解消に丁度良いコースで、春を一足早く感じることができて大満足の1日でした。下山後はもちろん、岩畳の絶景を見て、温泉に入って、秩父を満喫!

ハイキングには興味が無いけど季節の花を見たいという方は、麓と頂上を5分で結ぶロープウェイでアクセスすることもできます。蝋梅と梅を同時に楽しめる今、ぜひ宝登山へ足を運んでみてくださいね。


>>(参考)開花情報 長瀞町観光協会ホームページ


このしおりのライター

このライターのしおり