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2018-01-18

【台湾】宜蘭(イーラン)エリアの主な見所 ~温泉三昧!礁渓(ジャオシー)編〜

台湾北東部に位置する宜蘭県。山岳地帯から平野部、そして太平洋沖にはホエールウォッチングで有名な亀山島まで、見所は広範囲に渡っています。今回は温泉リゾート地、礁渓郷を拠点とし近郊へ足を延ばしてみました。



温泉リゾート地に泊まる

さながら熱海のような、温泉宿が建ち並ぶ礁渓地区。どこに泊まろうか悩む所ですが、ホテル選びの条件として「裸で入れる大浴場がある」宿を探しました。大浴場があっても水着着用だったり、部屋風呂に温泉、という宿が多いのです。


礁溪山泉大飯店(サンスプリングリゾート)はお値段もリーズナブルで、1階屋外には水着で入るSPAと裸で入浴できる男女別の温泉があります。


ホテル目の前がバスターミナルという、立地も◎! 駅まで歩いても5分程度です。





2ヶ所の公衆浴場

ホテルに大浴場がなくても大丈夫! 礁渓には公衆浴場が2ヶ所あります。どちらも裸での入浴、そして湯船に入る際はシャワーキャップやタオルなどで髪の毛を隠すのが台湾ルールです。ペットボトルの持込は可能で、中には新聞を読みながら入浴している方もいました。髪の毛ルールさえ守れば案外自由な浴場です。備え付けのボディソープ、シャンプーもありました。


• 礁溪温泉公園の森林風呂

名前の通り、緑に囲まれた露天風呂。温度が違う浴槽がいくつかあり、お好みのお湯でくつろげます。



• 湯囲溝公園の湯圍風呂

中央には大きな檜風呂。脇には大きな樽風呂が3つ並んでいます。中央の温度が高めだったので自分で温度調節ができる樽風呂にずっと浸かっていました。露天ではないですが、高い天井部から外気が流れ込んでくるので閉塞感はなかったです。ずっと流れているBGMが演歌調で(たまに日本の歌も)台湾に居ることを忘れてしまうような安心感が得られます。





足湯から湯屋まで

礁渓でいくつか見かけた“湯屋”。湯屋は時間貸し家族風呂で、定員2名~となっています。公衆浴場より少し割高ですが、カップルで利用するには最適かもしれません。


駅前にも街中にも無料の足湯がたくさん。


有料ですが温泉魚(ドクターフィッシュ)もあちこちに。


やや大きめで金魚のように見える赤い魚・・・。こちらはトライする勇気が出ませんでした。喰いつきがいいようなので角質除去には最適との声も。





五峰旗瀑布

温泉街から10分も車を走らせれば自然広がる山岳地帯。五峰旗風景区にある全長百メートルの五峰旗の滝には程よい散策コースが設けられています。


滝は一番上の段から50M、30M、20Mと三層に分かれています。残念ながら一番上の第一層はクローズ。



▲ 中間の第二層

▲ 下段の第三層

第一層から聖母山荘への道を進み、聖母山荘から遠目に第一層が見えました。


街に戻るバスは五峰旗瀑布の次に湯囲溝公園前に停まるので、散策後に温泉という流れが理想的ですね。



礁溪の名産品

温泉の熱を利用して栽培された「温泉蕃茄(トマト)」が有名で、街のいたる所にジューススタンドが。


真っ赤で甘みが強くフルーツ感覚でいただけます。ジュースは梅パウダー入りがメジャーなようですが、梅味が思いの他強いので、慣れていない場合は「梅子」と付いていない蕃茄汁をオーダーしましょう。




少しレトロな温泉地風情に親近感が湧き、ほどよい田舎に心が落ち着きます。台北からわずか1時間、日帰りも十分可能ですが、少し足を留めて温泉でのんびりステイを楽しんでみてはいかがでしょうか。


このしおりのライター

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