関西人にとってはもはやお馴染みの温泉地、兵庫県豊岡市の「城崎(きのさき)温泉」。日本海側に位置し、冬は情緒ある雪景色や旬のカニ料理も楽しめます。
今回は、生まれてから高校を卒業するまで豊岡市に住んでいた私が、城崎温泉の楽しみ方や周辺のおすすめスポットをご紹介! “旅館でカニを食べる” 以外に何ができるのか、ぜひチェックしてみてください。
1. 浴衣に下駄で温泉街を歩く
城崎温泉街では、浴衣を着て下駄をからんころんと鳴らしながら歩くのが醍醐味。
写真は1月の城崎温泉街ですが、大雪でない限りは冬でも浴衣姿で歩く方が多くいらっしゃるんです。(冬の日本海側は非常に寒いので、浴衣の下にヒートテックを着込むなど工夫して、風邪をひかないよう気を付けましょう!)
歴史ある木造建築物が多く、タイムスリップしたような気分を味わえる城崎温泉街。浴衣に下駄でばっちり決めて、非日常的な写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
2. 外湯めぐりで温泉三昧
▲「柳湯」
城崎には昔から「外湯めぐり」の文化があります。外湯とは露天風呂のことではなく、温泉街にある日帰り入浴施設のこと。
湯船一つのみでレトロな雰囲気の「柳湯」、荘厳な外観で週末は行列ができることもある「御所の湯」、駅近で空き時間にもサクッと入れる「さとの湯」など、城崎には七つの外湯が点在。中でも「さとの湯」は雄大な景色を眺められる露天風呂が人気で、ときには特別天然記念物のコウノトリが空を舞う姿を見られることも。
1日入り放題の「外湯めぐり券」(大人1,200円 / 子ども600円)もありますので、ぜひ早起きして朝から外湯めぐりを楽しんでください。
3. 湯上りに地ビール
▲ 城崎町家 地ビールレストラン「GUBI GABU」
湯めぐりのあとは、キンキンに冷えた地ビールをグイッと! 風情ある温泉街に馴染む和モダンなお店「GUBI GABU(グビガブ)」では、地元の食材を使った料理と、麦芽100%の本格地ビールが楽しめます。
軽く一杯だけ飲みたいときにも、しっかり食事したいときにもおすすめ。浴衣のままふらっと寄ってみてください。
4. 食べ歩き
温泉旅行での楽しみの一つといえば、やっぱり食べ歩き。城崎温泉街には、ジェラートやスムージー、名物の但馬牛やカニを使用した食べ歩きグルメなど、至る所に誘惑が・・・。
私のおすすめは「但馬牛のすき焼きまん」です。お肉が大きめで贅沢!
5. ロープウェイで空中散歩
天気の良い日は、「城崎温泉ロープウェイ」で空中散歩を楽しみましょう。山頂までの乗車時間は7分ほどですが、豊岡の雄大な自然にうっとりしていると更に短く感じます。
山頂では城崎温泉街や円山川、日本海を見渡せるほか、「かわらけ投げ」ができる場所もあります。かわらけ投げとは、厄除けなどの願いを込めて高い場所から素焼きの土器を投げるもので、古くから霊山聖地や景勝地で行われている民間習俗だそう。的に当たれば願いが成就すると言われていますので、腕に自信のある方はぜひトライしてみてください。
6. 山の上の絶景カフェで 美味しいコーヒーを飲む
先ほどご紹介したロープウェイで山頂へ上ると、「城崎珈琲 みはらしテラスカフェ」があります。こちらは2017年夏にオープンしたばかりということで、私も先日帰省した際に初めて訪れました。
暖炉もあり、冬でも暖かい室内から城崎温泉街を一望できます。温泉街とはまた違った雰囲気を楽しめる絶景カフェ。ぜひ足を運んでみてくださいね。
7. 温泉卵を作ってみる
ロープウェイで下山すると、駐車場のすぐ横に「温泉たまご場」があります。ここでは、自分でプルプルの温泉たまごを作ることができるんです!
「城崎ジェラートカフェ Chaya」の店内で卵を購入して名札を付け、城崎温泉の源泉を使用した温泉たまご場へ。出来上がったら卵の上の部分だけ殻をあけ、スプーンでいただきます。果たして好みの硬さにできるでしょうか・・・?
8. 足湯で休憩
城崎ジェラートカフェ Chaya・温泉たまご場のすぐ向かいには、いつでも無料で入ることのできる足湯があります。ジェラートを食べながら足湯に入るのが最高ですよ!
ここ以外にも、城崎温泉街には足湯が数カ所あります(全て無料)。歩き疲れたときにふらっと足湯に入れるよう、なるべくストッキングなどは避け、タオルを持ち歩くのがおすすめ。足湯の他に「手湯」や「飲泉所」もあり、とことん温泉を楽しむことができます。
9. 志賀直哉ゆかりの地めぐり
城崎温泉といえば、かの有名な志賀直哉の短編小説『城の崎にて』の舞台。
山手線の電車にはねられて背中に怪我を負い、療養のために城崎温泉を訪れた物語の主人公は、まさに志賀直哉自身のことであると言われています。
城崎温泉へ向かう電車の中で『城の崎にて』を読めば、物語の舞台に降り立った興奮を存分に味わえるはず。 志賀直哉が滞在していた旅館「三木屋」や、川沿いの「なおや散策の道」を訪れ、文豪気分で城崎の街を眺めてみませんか?
また、文学が好きな方はぜひ、城崎温泉でしか手に入らない本もチェックしてみてくださいね。(最新作は、湊かなえさんの書き下ろし小説!)
10. 玄武洞まで足をのばしてみる
最後にご紹介するのは「玄武洞(げんぶどう)公園」。160万年前の火山活動によってできた不思議な地層を見ることができます。自然の彫刻と称される5つの洞を、『ブラタモリ』気分で見学してみてはいかがでしょうか。
玄武洞公園は城崎温泉街から少し離れているため、車、タクシー、もしくはレンタサイクルで行くことになります。(車・タクシー:片道5〜10分 / 自転車:片道20〜30分)
気を付けていただきたいのが、電車で玄武洞駅へ行ってしまうと、舟で川を渡る必要があるということ。渡し舟は事前に電話での確認が必要で、天候によっては欠航になることもあります。お天気の良い日であれば、ゆったりと小舟で向かうのも良いかもしれません。(※渡し舟については玄武洞ミュージアム 公式サイトをご確認ください。)
以上、城崎温泉に行ったらやりたい10のことをご紹介しました!
昨年の夏から、東京ー城崎温泉直通の夜行バスが運行をスタートしています。首都圏の方もぜひ、魅力たっぷりの城崎を訪れてみてくださいね。
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