日本からは直行便がなく、謎深き国ブルネイ。
この国には、世界に2つしかないといわれている7つ星ホテルが存在します。
その名も、ジ・エンパイアホテル(The Empire Hotel)。ブルネイ観光では外せないスポットです。
(注:諸説あるとは思いますが、もう1つの7つ星ホテルはドバイのブルジュ・アル・アラブといわれています。)
大理石と黄金のロビー
まず圧倒されるのが壮大なロビー。これでもか!というくらいにひかり輝いています。大理石が磨かれすぎて、足下がまぶしいです。シャンデリアも特注なんだとか。
ジ・エンパイアホテルを象徴する、ロビー奥のアトリウム。
大理石と黄金でできている巨大な柱がフロア5階分くらい縦にぶち抜いてますね。
余談ですが、このホテルはコンセントカバーやドアノブも金でできています。
天空アフタヌーンティー
遠くにボルネオの海を望むロビーラウンジでは、14:30からアフタヌーンティを楽しめます。
まずは、絶景を前に乾杯。
これ、シャンパンではなくアップルサイダーです。飲み放題のようでどんどん注がれます。
ブルネイは敬虔なイスラム教国ですので、国内でお酒を販売していません。最初は物足りないな、と思いましたが、ブルネイに数日滞在していると不思議と慣れてきます。禁酒したい人はブルネイに行きましょう!
いよいよティーセット。
1段目がサンドイッチ、2段目がスコーン、3段目が飲茶。
3段スタンドでは収まりきれず(笑)、4皿目のケーキ盛り合わせがあります。
それにしてもすごい量。これで一人分です。
アフタヌーンティで中華?と思いましたが、飲茶が絶品でした。(ジ・エンパイアホテルには敷地内に有名な中華レストランLi-Gongがあります。)
スコーンはこだわりのホテル特製レシピとのことです。焼きたてでした。
これで24ブルネイドル。(約2,000円、2017年7月現在)
ホテルアフタヌーンティの日本の相場の半額くらいですね。
そんなに混んではなかったですが、事前予約が推奨されるとのことです。ホテルに宿泊する場合はチェックイン時にお願いすれば手配してもらえます。
夕日がこれまた絶景だった
アフタヌーンティが終わったら、外のガーデンに出てみましょう。
ジ・エンパイアホテルは敷地が広く、インフィニティプールやビーチが完備されています。
プールサイドで夕日を鑑賞しましょう。
ボルネオの海に沈む夕日とプールへの反射、幻想的なライティングが何とも美しいです。
海辺には同じく夕日鑑賞する人が沢山いて、日が沈んだ瞬間拍手がわき上がりました。
夕日が沈み暗くなった後に外側から見るホテルの建物もまた美しいのです。
ジ・エンパイアホテルに宿泊する
7つ星ホテルですが、宿泊費はスタンダードなお部屋で2万円台と実はお手頃価格です。
私が泊まったお部屋(約21,000円で予約)はスタンダードといえども十分豪華でした。
日本のビジネスホテルの部屋よりも広いと思われるバスルーム、ミニバー飲み放題(もちろんお酒は置いていません。)など、至れり尽くせりでした。ホテルの敷地は広大で、ロビーがあるメインの建物から部屋のある建物まではカートで移動しました。
日本では考えられないようなお値段で非日常が味わえる、ジ・エンパイアホテル。このホテルに滞在するためだけでもブルネイに行く価値があると思います。次の旅先にいかがでしょうか。
私は今回、スタンダードルームに宿泊しましたが、いつかスイートルームに泊まってみたいと思います。