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清朝時代に台湾で栄えた三大都市を「一府二鹿三艋舺」と表す言葉があります。貿易で栄えた港町の一つ、鹿港(ルーガン)は台湾第二の都市でした。昔の風情が残る鹿港へ台中から日帰りで訪ねてみました。


一府二鹿三艋舺

数字は栄えていた順番を表しています。

一府とは、台湾府が置かれた台南。
二鹿とは、台中の西部にある鹿港。
三艋舺とは、台北の万華地区(台北の龍山寺近辺)。

台南の次に栄えていた鹿港には歴史のある廟や土地柄に特化した街並みなどが残っており、街からは当時の活気が伝わってくるような賑やかさ&華やかさを感じました。




鹿港龍山寺

台湾で5つある龍山寺のうちのひとつで350年の歴史を持ち、台湾の1級古跡に指定されています。


柱、梁、壁の彫刻が素晴らしい!


他の廟のように過度に色付けされていないので派手派手しさがなく落ち着いた雰囲気。剥き出しの木造建築がより歴史を感じさせてくれます。




摸乳巷(胸に触れる小道)

連なる家の間を抜ける通り道、通風、採光、防火の目的でつくられた、大人一人通るのがやっとの幅の狭い路地。


女性が通るとき「胸を押さえないとすれ違えない」という発想から名付けられたそうです。

幅70cm、実際すれ違うのはかなり難しいので、路地向こうから人が歩いてきたら進入するのは控えましょう。


十宜樓

十宜楼とは「琴、棋、詩、酒、絵、花、月、博、煙、茶」のこと。向かい合う建物をつないだ渡り廊下は「跑馬楼」と呼ばれ、鹿港が港町として栄えていた時期、詩人や文化人たちがここに集まり夜な夜な宴を繰り広げていたそうです。


月を愛でながら詩を詠んだりと風雅な遊びにふける文化人たちの笑い声が聞こえてきそう。




九曲巷

十宜楼からほどなく進むと直角や湾曲にくねくね曲がる道に出ます。季節風の強風や砂埃を防ぐために作られた道で、その昔は道の出入り口に扉があったそう。不審者の侵入防止、寒い時期には防寒の役目も果たしていたとか。


赤い煉瓦が敷き詰められた曲がりくねった道は独特の雰囲気を放っており、路地好きにはたまらない風情ある一角。ただの道なのに、こんな素敵路地を歩くとワクワクするのはなぜでしょう、、、


歴史のある有名観光路地ですが、ここは普通の住宅街。無用な騒音は控え、静かにタイムスリップ気分を味わいましょう。




鹿港老街

住宅街を抜けると縁日のような賑わいをみせる鹿港老街に出ます。


伝統的な家屋が並んでおり、そのほとんどは古い家を利用した店舗になっています。


素敵な脇道も多数ありますので、気ままに迷い込んでみても楽しそう。




天后宮

海の守護神「媽祖」が祀られている鹿港最大の廟。最大だけに、かなり規模が大きいです。


台湾の廟を巡って驚くのは個性溢れる沢山の神様達がいること。縁結びの神様「月下老人」は今では日本でも有名になっていますね。こちらの廟にもいらっしゃいました。


ノスタルジックな雰囲気が満載の鹿港で古跡巡りや路地歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。


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