シチリア島の南、地中海に浮かぶ小さな島国、マルタ共和国。
近年、英語留学の地としても注目を集めています。
聖ヨハネ騎士団、マルタ猫、マルチーズ(マルタ発祥の犬)・・・気になる関連ワードが盛り沢山ですが、何より心を奪われたのは、街に溢れる"素敵路地"です。
路地を覗くとシャッターを切らずにはいられない!
そんな"素敵路地"が大好物の方は多いのではないでしょうか。
古都 イムディーナ
マルタ島の中央に位置する丘の上に立つ小さな街で、聖ヨハネ騎士団がマルタにやって来る以前に、マルタの首都として栄えていました。
首都の移動に伴い、人が少なくなったこの街は‘静寂の町’と呼ばれるようになりました。
中世の趣を色濃く残しており、町の路地は敵の侵攻から守るため真っ直ぐ見通せないように曲がりくねっています。
住人もいるはずなのに、観光客もいるはずなのに、一歩路地に入ればひっそり静まり返り、その名の通り、‘静寂’が広がっています。
要塞都市 ヴァレッタ
現在の首都で、聖ヨハネ騎士団によって築かれた堅固な城壁に囲まれた旧市街は、街全体が世界遺産に登録されています。
曲がりくねった通りが多い他の街並みとは違い、ヴァレッタの街は格子状に区画設計されており、真っ直ぐ伸びる通りが交差しています。
メイン通りから外れると、そこにもひっそりとした路地が。
狭い路地にテーブルを出し、日向ぼっこしながらビールを楽しむ人たちも。
ヴァレッタは見所も沢山あり、多くの観光客で賑わっています。
城塞都市群 スリーシティーズ
スリーシティーズとは海に縦長に伸びる岬が並ぶヴィットリオーザ、セングレア、コスピークワの3都市の総称で、聖ヨハネ騎士団の初期の本拠地として使われていました。
グランド港を挟んでヴァレッタの対岸に位置しています。
岬の先端に立つ、耳と目を持つ監視塔、「ヴェデッテ」が印象的。
日常感溢れる街並みが続き、ここにも"素敵路地"が溢れています。
ひっそりとした街角、ふと覗くと素敵な路地が。
カメラ片手に、お気に入りの路地を探しに街歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。