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2016-11-22

【やや閲覧注意】静岡の深海魚たちと出会い、そして食す

「そうだ、深海魚を見よう。」と、静岡県沼津へと行ってきました。近場でダイビングには少し寒い、でも潜らなくても変わった魚に会いたいという気持ちでのチョイス。東京から車で約2時間なので、日帰りで行くのには程よい距離です。

進化のカギを探る「沼津港深海水族館」

入り口は一見小さな水族館のようですが、1階が深海魚をテーマにした水族館、2階が「シーラカンスミュージアム」となっているのでじっくり回れます。大人1人1,600円で早速入場。

 

1つ1つの水槽がコンパクトに設置されていて、深海へと潜っているかのような感覚。

 

水圧をかけず、光や水圧に徐々に慣れさせて展示しているのだとか。

 

人気者でおなじみのチンアナゴもいます。

 

深海生物の一部に触れられたり、暗闇の中で光る魚群を見ることができたりと、体験型のものもいくつかありました。人を育む羊水と海水は成分がほぼ同じということで、生き物の発生した原点が深海にありそうですね。

 

見づらいですが、捕まえられたばかりの「リュウグウノツカイ」も展示されていました!

 

幸せを呼ぶ魚「シーラカンス」

2階へ行くと、シーラカンスの「シーラ爺」のお出迎え。プロジェクションマッピングの要領で、シーラ爺が動いてしゃべります。現地の人はシーラカンスのことを「ゴンベッサ(幸せを呼ぶ魚)」と呼んでいるそう。理由としては、「釣り上げれば高く買ってもらえるから」のようですが。

 

館内では、ワシントン条約で規制される前のシーラカンス5体が、剥製と冷凍の状態でそれぞれ見ることができます。冷凍のシーラカンスが見られるのは世界でココだけとのこと。

 

深海生物の様々な透明標本も展示されていて、アートのような一面も。研究者の間では昔から用いられていた観察手法が、アートのようだと注目を浴びているようです。

 

最後はグッズ売り場へ。リアルな姿のお土産からデフォルメされたぬいぐるみまで色々を売られていました。そんな中、特に面白かったのが店内のポップ。

ダイオウグソクムシが、クリスマスを制すると。

 

ちなみにメンダコ(実物は撮影禁止)のファンになったので、ここではメンダコグッズを買いました。

 

深海魚を食す

ご飯どきをずらして、お店が空いた頃に腹ごしらえ。
深海魚も食べられる「回転寿司・活けいけ丸」さんにて。
水族館のとなりにあり、複雑な気持ちで複雑な味覚を美味しく頂きました。

 

あじ姿寿司は、活け造りなのでずっとピクピク動いてました。

水族館の半券を見せれば1割引きなので、水族館後に行くのがオススメです!

 

すっかり夜に

時刻は17時半。すっかり暗くなった、港にたたずむ夜景で一息。
市場でお土産を選んでいるうちに、人がほとんどいなくなっていました。ツアー客や家族連れは早々に帰るようですね。

深海水族館が港にあるということで、見るものも食べるものも新鮮でした。天気を選ばず楽しめるスポットとしてかなりオススメなので、是非みなさんも行ってみてください!

このしおりのライター

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