search

close

東北唯一の世界文化遺産、平泉・中尊寺へGo!

平成23(2011)年6月。平泉の浄土思想を基調とする文化的景観が評価され、世界文化遺産に登録された岩手県の中尊寺。 境内は国の特別史跡に指定され、1200年以上の歴史を持つ。藤原清衡によって大規模な堂塔伽藍が造営され、奥州藤原氏の繁栄の象徴となった。 その豪華絢爛さはマルコ・ポーロの東方見聞録の一節、ジパングの黄金郷の記述に一役買ったと云われている。

そんな中尊寺。神の思し召しか、成り行きか、人生で3回行っております☆

3回行ってわかった、雨の中尊寺の魅力

3回行った中尊寺は、1回目と3回目は晴天で、2回目が土砂降りの雨。その時はナント、旅程4日間のうち3日間までも雨だった。

傘持って歩くのは鬱陶しいし、靴は浸水。カメラは手ブレがち、もう最低!そんな風に思いながら参道を歩き始める。
参道は「月見坂」といい。そこそこ険しい。伊達政宗をはじめ、仙台伊達藩に寄進されたという樹齢300年の大杉が並木を成して参道をいざなっている。

荘厳!
雨で霞んだ参道は、何とも言えない重苦しい厳粛さで満たされていた。まさに、神域に赴く感覚。情報誌でも、インターネットでも、晴れの日の画像しか載っていなかったから、想像もしていなかった。
まさに盲点。イメージの落とし穴だった。歴史の中でも同じように雨は降り、藤原清衡も、もしかしたら雨の中で中尊寺をこの地に造営しようと決意したのかもしれない。

金色堂以外にも見所はたくさん!

もちろん、晴れの日もgood!
中尊寺といったら、真っ先に金色堂が思い浮かぶけど、他にもたくさん見所がある。
八幡堂は、総門の手前にあって、八幡台菩薩や阿弥陀如来を安置している。中尊寺で数少ないアジサイスポット!

八幡堂からさらに月見坂を登ると、総門跡に到着。総門跡には売店があって、中尊寺落慶供養願文がプリントされた、「願文Tシャツ」を販売。
シャツ一面に「南無阿弥陀仏南無妙法蓮華経・・・」といった装いを想像してしまうかもしれないけど、意外とデザイン良くて、英訳でシャツ正面に中央揃えで書かれているので、一見お洒落なTシャツ。 でも実は中尊寺の願文なんだぜ!とドヤ顔で自慢ができること間違いなし!中尊寺観光のお土産に♪

総門跡からすぐ、弁慶堂は総ケヤキ造りのお堂で、源義経の像と、武蔵坊の等身大(186cmほど)の像が安置されている。ここでは魔除けのお守りや弁慶堂の朱印ももらえる。

弁慶堂の向かいにある東物見台からは、平泉の美しい風景が一望できる。
このような絶景スポットも数ヶ所ある。

そして何となく金色堂が中尊寺の中心と思いがちだけど、本堂は別にある。
本尊は釈迦如来坐像。坐像は一丈六尺という巨大さで、これは釈尊の身長をあらわしている。

ちなみに、一丈六尺は4m80cm。仏教の開祖・釈迦は、とても大きな人だったのかもしれない。

本堂には像だけでなく、象も。

本堂のすぐ脇には、峯薬師堂。こちらは「目」にご利益がある薬師如来さま。
札所ではカワイイ「め」印のお守りを販売している。

奥州藤原氏の理想郷・中尊寺!その核心部分・金色堂

藤原清衡が、極楽浄土を具現化するため、当時の工芸技術の粋を集めて建造したのが、金色堂だ。
その素晴らしさゆえ、金色堂は鎌倉時代から覆堂、つまり金色堂そのものの保護のために、お堂ごとお堂で覆われているのだ。
今の覆堂は昭和に造られたコンクリートの頑丈なお堂である。

金色堂は、扉も壁も、床も天井も、当然仏像も、漆塗りの上に金箔を施し、総じて金色に仕上げられている。
金色堂内は撮影禁止なので、ここでは紹介できないけど、やはりその目でしっかり見て、瞼に焼き付けるのが一番!本当に凄い、金色の極楽浄土!

なお、奥州藤原氏は鎌倉幕府によって滅亡するが、その文化的重要性を知ってか、はたまた破却の祟りを恐れてか、奥州藤原氏繁栄の象徴ともいえる金色堂は鎌倉幕府も壊すことはなかった。 金箔は貼り替えが施されているが、造営当時の様子を今に伝え、国宝に指定されている。しかも、栄えある日本の国宝指定第一号だ!
鎌倉から室町時代の頃に完成されたという覆堂は、今も中尊寺境内に残り、覆堂自体も重要文化財に指定されている。

中尊「寺」にも神社あり!能舞台は重要文化財に指定

金色堂を観たら、さらに先に進む。境内の奥には、中尊寺鎮守・白山神社が鎮座している。

拝殿(下記写真左)には、茅の輪が設置されていて、知恵がつくようにと願いながらくぐるのが楽しい。
能楽殿は拝殿よりも規模が大きく、橋掛、楽屋が完備され、近世以降の能舞台としては東日本唯一の現存であり、国の重要文化財に指定されている。

世界遺産・国宝・特別史跡・重要文化財!指定文化財全部入りの中尊寺へ行こう

中尊寺の文化財は、金色堂、覆堂、能楽殿の他にも3000点余の国宝・重文が宝物館である讃衡蔵に収められている。ちなみに讃衡蔵、金色堂・経蔵(こちらも重要文化財)、旧覆堂は有料区域。
贅をつくした金色堂。されど気品すら漂わせ、当時の人々が夢見た極楽浄土の理想郷を今に伝えている。

見所も多く、奥が深い中尊寺。雨でも晴でも行ってみよう!

あなたの知らない
しおりをご紹介!

create このしおりを書いたライター

このライターのしおり