close
2023-01-07

【世界7大サイクリングロード】原付しまなみ海道、往復200kmの旅。- 1 -

昨年の8月、友人が連休を取れるとのことで、2泊3日の旅行に行くことにした。

旅の行き先は、JR西日本による期間限定の企画「サイコロを振って出た行き先に往復5,000円で行くことができる」という「サイコロきっぷ」で、尾道に行くことになった。
1日目は広島の尾道を観光することにしたが、連日街中を歩き回って観光するには、8月中旬は暑すぎる。

そこで、残り2日は一泊二日でしまなみ海道を原付で往復する旅をすることになった。

「しまなみ海道」とは?

しまなみ海道は、広島県尾道市愛媛県今治市を結ぶ海道で、自動車専用道路の他、バイク(125cc以下、原付含む)専用道路や自転車歩行者道もあり、瀬戸内海の6つの島々と7つの橋を渡ることができます。

CNNの世界7大サイクリングロードにも選ばれたことがあり、「サイクリストの聖地」としても広く知られ、日本各地だけでなく海外からも多くのサイクリストや観光客がその道を走るために訪れます。

私たちはというと、旅行の3日前、お盆休み直前にたまたま原付のみレンタルが残り2枠空いてたことから突然かつ偶然決まったしまなみ海道旅ですが、どうぞ「にわかしまなみライダー」の旅に束の間お付き合いください。

普段あまり経験のない(今まで未経験だしもしかしたら人生最初で最後かも)旅の始まりに、二人とも大はしゃぎでスタート!

いざ、一つ目の島、向島へ。

まずは、尾道から一つ目の島「向島」へ向かう。

尾道から島へ向かう道が一番交通量が多く、さらに、一つ目の橋「新尾道大橋」に向かう直前は、自動車専用道路のような大きな看板や道が現れる。

普段原付では滅多に大きな橋を渡ることがないので、「え!ほんまにこの道進んで大丈夫!?捕まらない!?」と不安で一杯だった。

そんな我々の前を「一目瞭然、明らかなる地元のおじいちゃん」が原付で悠々と追い抜き去ってくれる瞬間には時間がスローに感じた。救世主現る。お爺ちゃん、後光が差してた。

初っ端からスリリングな経験をしながら無事に橋を渡り、一つ目の島「向島」へ。

島に入ると一安心!
交通量も一気に減って(どころか、殆どいなくなった)、瀬戸内海沿いの穏やかな景色を眺めながらゆっくり走れる。

島の道は一般道。道に惹かれた「ブルーのライン」がなんとゴールの今治市までずっと続いていて、「基本的にブルーラインを追っかけていたら今治に着く」そうだ。(復路も同じ)

さすが有名サイクリングロード。しまなみ海道にはサイクリング旅をする人が安全に楽しめる工夫が随所に見られた。

島中の道は自転車と原付は同じ道だが、島間に架かる橋が近くなると、道は二つに分かれ、橋を渡る間とその前後は「原付専用道路」になる。

フィット感のある車幅が、「原付特別感」があって走っていて楽しい!さらに綺麗な景色や木々の木漏れ日も気持ちいい!!

「因島大橋」はゲームの世界。

まるでNintendoのゲームの世界にでも入り込んだかのような入り口の橋は、「向島」と二つ目の島「因島」を結ぶ、しまなみ海道二つ目の橋「因島大橋」

ここだけは(車道の下に作られた、柵のある箱のような構造の建築部分)の中を走ることができ、走っていて一番楽しい橋だった。

因島の「はっさく屋」で「柑橘大福」を。

二つ目の島「因島」に到着し、人気の大福を食べに「はっさく屋」へ!

「はっさく大福」は完売していたので、友人は「はっさく甘夏大福」を、私は「ぶどう甘夏大福」を、一つ。

これがめちゃくちゃ美味しくて!!

また食べたいなぁ・・・美味しかったなぁ・・・ぶどう甘夏大福・・・。

三つ目の島、「生口島」へ。

三つ目の橋「生口橋」を渡り、「生口島」へ向かう。

顔面蒼白で走った「新尾道大橋」、まるで編み籠のような「桁」の中を走る「因島大橋」に続き、三つ目の「生口橋」は景色が開けた橋で、瀬戸内海の綺麗な絶景を楽しみながら走ることができた。


このしおりのライター

このライターのしおり