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2022-09-25

【神奈川】横須賀ご当地グルメと馬堀海岸から走水神社までの海沿いの町へ

みなさんこんにちは。

電車の中吊り広告や町のポスターで見かけた景色に、心惹かれる風景に出会うことはありませんか?

横須賀の「馬堀海岸」のヤシの木並木の風景は、まさに横須賀の広告ポスターで見かけた場所でした。

東京近郊で、こんなステキな場所があったのかと興味を覚えて、早速出かけてみました。


ご当地グルメ横須賀ネイビーバーガーでランチ

東京から横須賀までは電車で約50分程度で到着できるので、ちょっとした休日に遠足気分で気軽に行くことができます。

今回は京急線のお得なきっぷで、電車+バスの「交通券」と「食事券」、加盟店の「施設利用券」がセットになった「よこすか満喫きっぷ」を使って行ってきました。

まずは横須賀に着いたら散策する前に、腹ごしらえをしようとご当地グルメに注目して横須賀中央駅で下車しました。

横須賀と言えば横須賀ネイビーバーガーや海軍カレーが有名。

今回のランチは横須賀ネイビーバーガーに狙いを定めて、アメリカンなお店が連なる「ドブ板通り商店街」へむかいました。


◆横須賀グルメ!アメリカ海軍伝統のネイビーバーガー

ドブ板通り商店街でランチを求めてどんどん進んでいくと、明るくポップな店構えでご当地グルメを提供しているお店ばかりに目にはいってしまいます。

人気のグルメ、横須賀ネイビーバーガーとはどんなものでしょうか。

横須賀に米軍基地が置かれてからアメリカの文化と共に伝わってきた料理で、横須賀はハンバーガー伝承地の1つとされているそうです。

つなぎを一切使わない牛肉100%のパティに、玉ねぎやトマトなどを重ねてシンプルなスタイルで、ビッグサイズが特徴。

好みでケチャップやマスタードをつけていただきます。

シンプルなハンバーガーだからこそ、素材やその店の特徴などが勝負となります。

いろんなお店を眺めながら立ち寄ったのは「どぶ板食堂Perry」。

よこすか満喫きっぷの「食べる券」でランチセットをいただきました。

ビーフ100%のパティはお肉の旨味がしっかり。肉特有の臭みがないので、シンプルな下味だけても美味しい。

初めは何もつけずにかじりつき、途中でケチャップ、マスタードを加えて味変を楽しみました。

付け合わせのポテトは塩味がしっかり付いているのでクセになるおいしさ。
食べ応えのあるランチでした。

◆スイーツのチェリーチーズケーキもご当地グルメ

ご当地グルメはスイーツもあります!
日米友好の証として米海軍横須賀基地から本場ニューヨークスタイルのチーズケーキレシピが提供された横須賀チェリーチーズケーキ。

どぶ板通り商店街の通りから1本奥にはいると、昭和レトロな面影の「YOKOSUKA Shell」でいただきました。

今回は横須賀観光をぐるっとまわった最後に立ち寄り、よこすか満喫きっぷの券を使ってケーキとドリンクのセットを楽しみました。

ケーキは濃厚なチーズのおいしさに、さわさわやかなダークチェリーがマッチしてます。また、添えられたバニラアイスとレモンが良いアクセント。
アメリカンな内装のなかにどこか懐かしさを感じる店内で寛ぐスイーツ時間は、夏の蒸し暑さと足の疲れをいやしました。


海沿いの風が心地よい!散歩が楽しい馬堀海岸へ

馬堀海岸までは、横須賀中央駅からバスもしくは電車で簡単に移動ができます。

ちなみに、京急線の電車を利用するときは「浦賀」行きに乗車すると、乗り換えなしで到着できます。

その日のバスや電車の運行スケジュールによって、どちらを利用するか決めてもよいかと思います。

今回は京急線の電車利用で行くことに決定。横須賀中央駅から乗車して8分ほどで、のどかな雰囲気の馬堀海岸駅に到着しました。

駅を出て大通りに向かうとスーパーの西友があるので、西友から海岸方面へ10分ほど住宅街を進んでいくと、目的のスポットがでてきました。

◆海風が気持ちいい!馬堀海岸のヤシの木並木

海岸に沿ってヤシの木がズラッと並んだスポットこそ、自分の目で見て歩いてみたかった場所。

まるで海外旅行でビーチ沿いを歩いている気分になってきました。

海沿いに国道16号があるので、車の走り去る音はありますが、遊歩道を行き交う人はあまりなく、地元のかたがたまに通り過ぎる程度。

海の向こうには猿島が見えます。
青い空、青い海、ヤシの木並木・・・

何も考えずに、海沿いに続くヤシの木や清々しい空を見ながら歩いて行ける遊歩道は気分をリフレッシュするのにちょうどよい道です。

▲海の向こうに見えるのは猿島

◆海沿いにのどかな公園、走水水源地公園へ

国道から観音埼方面に進んでいくと、木々が生い茂る雰囲気の良いエリアがでてきました。
入口には「走水水源地公園」と表記がありました。

ホームページによると、明治9年に横須賀造船所のためにフランス人技術者ヴェルニーが築造した水源地の一部を公園としているそうです。

横須賀市内唯一の水源地であり、横須賀水道施設発祥の地となっている貴重な場所でした。

敷地の中には芝生が緑のじゅうたんのようになっていて、海沿いにはヤシの木から松の木に変わって、松の木が連立しています。


芝生や木々の緑と青空が気持ちがいい。

上空にはトンビの甲高い鳴き声がちいさく響き、静かでのんびりした雰囲気が広がりました。


海辺の町を進むバスで走水神社へ

馬堀海岸駅から京急バスで観音埼行きに乗車して8分ほど。「走水神社」で下車すると、神社の入口がすぐに見えます。

この神社に来るまでバスからの車窓の風景は、まるで映画のワンシーンのよう。

のんびりと走水神社までバスの車窓を眺めるのも観光ポイントの1つです。

走水神社は、日本書紀にでてくる大和武尊(ヤマトタケル)とその御妃様の弟橘媛命(おとたちばなひめのみこと)をお祀りしている由緒ある神社。

伝説によると、大和武尊(ヤマトタケル)が東征のため千葉の房総半島に渡るときに海神を怒らせてしまい、嵐で大荒れになったため、船が沈没の危機に。


そこで、弟橘媛命(おとたちばなひめのみこと)が海に身を投げて、自分の命と引き換えに海神の怒りを鎮めて嵐を抑え、大和武尊(ヤマトタケル)を助けたそうです。

この伝説によって、女子力アップのパワースポットとしても有名です。
境内に進むにはかなりの急こう配の階段を登らなくてはなりません。


登る前は一瞬ひるんでしまいましたが、実際に登ってみると意外とあっさり登りきることができました。

参拝してから海側へ振り替えると海岸沿い町の風景や、海の向こうの千葉の房総あたりが一望できます。


気持ちの良い風景が見える場所にはベンチが設置してあり、ゆっくりと景色を楽しめるような配慮がされています。

▲走水神社からの景色

◆境内の奥にはさらに山道が続く

参拝を終えて本殿を見回すと左側の脇道があり、奥の小高い山に続きます。

深い木々が生い茂る山道を進んでいくと、石碑が出てきてきます。さらに上に登ると三社(神明社・諏訪神社・須賀神社)が祀られていました。

周囲の空気が浄化されるような神聖な雰囲気に包まれます。


途中、参拝にいらしていた地元の女性に「写真を撮りましょうか?」と声を掛けられ、同行者と一緒の記念撮影をしていただくことに。

その後、海が見渡せる景色の良いスポットを教えていただくなど、心温まるひと時がありました。

旅先の、ほんのひと時の出会いと小さな会話。
後日、じんわりと心に沁みる旅の思い出になりました。


横須賀はお得なよこすか満喫きっぷがおすすめ

走水神社の先は観音埼灯台があります。また、浦賀方面や猿島観光など他に気になるスポットがあり、横須賀は1日では全部周ることはできませんでした。

グルメも、紹介しきれなかった海軍カレーや、地元の野菜、魚をつかった地産地消グルメのお店も点在していたので、おいしいものはまだまだある様子。

お得に効率よく観光するなら京急線の「よこすか満喫きっぷ」を利用することをおすすめです。

電車やバスの乗車券と、食事を楽しむ「食べる券」、喫茶や施設利用の「遊ぶ券」がついて品川駅から¥3430。

ちなみにデジタル切符なら100円お得の¥3330で購入できます。

今回散策した場所も、全てよこすか満喫きっぷで利用できるスポットなので便利です。

ちょっとした休日やお天気の良い週末に、横須賀まで気軽にお散歩してみてはいかがでしょうか。


このしおりのライター

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