close
2021-01-05

珊瑚が隆起してできた島「喜界島」の魅力を徹底紹介!


鹿児島県の離島、奄美群島の中の一つ「喜界島(きかいじま)」は、珊瑚が隆起してできた島です。

今も年間2ミリくらいずつ隆起が進んでいる「珊瑚礁の島」、なんてステキな響きなんでしょう!

今回は、そんな喜界島の見どころを一挙ご紹介していきます!



プロペラ機に乗っていざ喜界島へ!

喜界島は、鹿児島本土や奄美大島からフェリーまたは飛行機に乗り換えてアクセスします。

今回は奄美大島経由でプロペラ機に乗り換えて行くことにしました。

初めてのプロペラ機、想像以上の小ささに少々ビビる 笑


この日はお天気も良く、プロペラ機は揺れることもなく離陸後10分ほどで喜界空港に到着。

ちなみにフェリーでアクセスする場合は、鹿児島本土からだと12時間弱、奄美大島の名瀬港からは約2時間かかります。



空港近くの浜からしてもう絶景!

喜界空港の周辺にはレンタカー屋さんが数軒あり、軽自動車なら一泊4,000円くらいで借りられます。

喜界島は小さな島なので、車があれば一泊二日でも島の見どころを網羅できますよ。

さて、レンタカーを借りたらまずは空港から3分ほどの場所にある「スギラビーチ」へ行ってみましょう!

見てください、この海の青さ透明さ!

こんなに綺麗なビーチが空港の至近距離にあるなんて信じられません。

喜界島に到着した途端に美しすぎる海にやられ、一気に島のとりこになってしまいました。

ここスギラビーチは人工のビーチで、浜辺の砂が波に持って行かれてしまうため、夏の時期には大量の砂を運び入れるそうです。
豆知識。



島のパワースポット「巨大ガジュマル」

奄美群島にはガジュマルの木がたくさん自生しています。

その中でも喜界島の巨大ガジュマルは島のパワースポットとして知られているそう。

先ほどのスギラビーチから車で15分ほどの手久津久という場所に、噂のガジュマルがあります。

カメラのフレームに入りきらないほど巨大なガジュマルの木!

なんと幹回りが16メートルもあるとのこと。

とっても力強い見た目。

幹に触れてパワーを分けてもらいましょう!



島の最高地点「七島鼻」へ

巨大ガジュマルにパワーをわけてもらったあとは、空港から車で30分ほどの場所にある「七島鼻(しちとうばな)」へ。

珊瑚礁でできている喜界島には大きな山はなく、標高211メートルのここ七島鼻が島の最高地点になります。

七島鼻からは島の東端から西端まで見渡すことができ、小さな離島に来ていることを実感できます。


七島鼻から少し下ったところには、島一番のビュースポット「百之台公園」があります。

百之台公園は標高203メートル、島の中心部にあり、展望台も設置されています。

とっても見晴らしが良く、サトウキビ畑と集落の向こうには遥かに続く水平線が丸く見えます。

百之台公園からの眺めは「奄美十景」の一つとして数えられているのだそうですよ。



海に向かって続く一本道!

百之台公園をあとにして向かったのは、海に向かって真っすぐに伸びる「サトウキビ畑の一本道」です。

ナイスビュー!

そしてワタシの車以外、人も車も見当たらない!

この絶景を独り占めです!


サトウキビ畑の中をしばらく走っていると、サトウキビ収穫作業中の島のオジサマ方に遭遇しました。

優しいオジサマ方の中の一人がおもむろに鎌でサトウキビを一本刈り、手渡してくれたのでかじってみると・・・、甘い!
本当に甘い!!

昔はコレが島の子どもたちのおやつだったのね~!

そしてサトウキビをわけてくれただけにとどまらず、なんと収穫作業の体験までさせてくれました。

島の人ってなんでこんなに親切で優しいの!?
貴重な体験をさせていただき、感激です。



日本最大級のチョウチョ「オオゴマダラ」を見学

喜界島には、日本最大級のチョウチョ「オオゴマダラ」が生息しています。

オオゴマダラは羽を広げると15センチもの大きさになる大型の蝶で、主に東南アジアなどのあたたかい地方に生息しており、日本国内では沖縄や奄美諸島でしか見られない珍しい蝶なのだそうです。

島の農産物直売所にオオゴマダラを見学できる施設が併設されているということなので、立ち寄ってみました。

とても優雅な様子で舞うオオゴマダラたち。

人間(ワタシ)が近付いても逃げません。
人懐こいチョウチョなのでしょうか?

そしてなんと、オオゴマダラのサナギは黄金色をしているのです!

いつでも見られるわけではないので、黄金のサナギを見ることができたらラッキー!
良いことがあるかもしれませんね。



「ハワイビーチ」という名の浜へ

「ハワイビーチ」という可愛い名前の浜は、「小野津集落」の近くにあります。

こじんまりとしたコチラの浜は、プライベートビーチのような雰囲気で落ち着きます。

そして言うまでもなく、海の透明度は抜群!

時間の許す限りここで海を眺めながらボーっとして過ごしたいなぁ。
やっぱり一泊二日は弾丸すぎたかな!?



海の他にも見どころあり!

島の南東部に位置する「阿伝集落(あでんしゅうらく)」は、サンゴの石垣が今も残り、昔ながらの島の雰囲気を感じることのできるスポットです。

サンゴの石垣は台風に備えて造られたそう。

観光地的な雰囲気ではありませんが、のんびりとお散歩して島の空気を感じるにはオススメの場所です。

もちろん今も集落にお住まいの方々がいらっしゃるので、ご迷惑にならないよう静かに見学しましょう。



スギラビーチの夕陽

夕ご飯を食べに行く前に、島に来て最初に立ち寄った「スギラビーチ」にもう一度来てみました。

スギラビーチは夕陽のビュースポットでもあります。

水平線に沈んで行く夕陽の綺麗なこと!


夕陽が沈んで周囲が暗くなった頃、空を見上げると信じられないくらいの数の星が見えました。

残念ながら雲が出てきてしまい、星を見られたのはほんの短い時間でしたが、関東では見たことのない満天の星は感動ものでした。



絶品のお寿司をいただきに「盛寿司」さんへ

喜界島での夕ご飯は、フェリー乗り場のすぐ近くにある「盛寿司」さんへ。

その日に獲れた新鮮な魚介類をいただけるということで、ずっと楽しみにしていたのです。

お造りもお寿司も天ぷらも全て美味しい!

新鮮でピカピカに輝くお造りは、美味しくないわけがない!という見た目をしています。
そしてリーズナブル。

天ぷらの盛り合わせの中に、「サクナー」という、海のあたりに生えている草?の天ぷらがありました。
島では日常的に食べられているそうです。
これ、サクサクしていて美味しかった!

島ならではの味を楽しめるのも嬉しいですよね!


喜界島には予想していたよりもたくさんの飲食店があり、長く滞在しても食べるものに飽きることはなさそう。

島ではよく「山羊」のスープやお肉を食べるそうなので、チャレンジしてみるのもオススメです。



まとめ

離島と言えば夏のバカンスに行くイメージがあるかもしれませんが、今回は敢えて冬に訪れてみました。

寒い関東を抜け出し、別世界のように暖かい喜界島は天国のようでした。

出会った島の方々はみなさん親切で、初めて会ったワタシに手作りのお菓子をくれたりサトウキビの収穫体験をさせてくれたり、なんでみんなこんなに優しいの!?
都会にはない距離感もおもしろかったです。

今度はもっと長く滞在して、島時間をゆっくりと味わいたいな。


このしおりのライター

このライターのしおり