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2020-05-16

【ハワイ】ホノルルマラソン体験記! 海外マラソンデビューにもおすすめ

風を切って海沿いを走る心地よさ、そして42.195㎞での自分自身との戦い。

ハワイで毎年12月に開催されている「ホノルルマラソン」は、日本の多くの市民ランナーが “一度は参加してみたい” と憧れるマラソン大会です。

私はこれまでに3度「ホノルルマラソン」に挑戦し、完走しました。今回はこの大会の魅力をご紹介します!




多くの日本人も参加する「ホノルルマラソン」の魅力とは

1973年に始まり、これまで47回開催された「ホノルルマラソン」。第一回大会は、心臓病の医師であるドクターJ.スキャッフ氏の「LSD(ロング・スロー・ディスタンス)、長距離をゆっくり走ることは、心臓病の予防とリハビリに効果的である」という医学的な観点からの提唱の下、162名の市民ランナーが参加して開催されました。

2019年のホノルルマラソン(フルマラソン)のエントリー者数は2万3882名。そのうち日本人は、なんと1万1388名もいたそうです。


多くのランナーに愛され続けるホノルルマラソン。その魅力とはいったいなんなのでしょうか?

1つ目は、時間制限がなく、7歳以上であれば誰でも参加可能であること。時間制限がないからこそ、マラソン初心者の方にも挑戦しやすい大会です。また、7歳以上なら参加できることもあり、親子でマラソンに挑戦できるのも素敵なことですね。

2つ目は、世界有数のリゾート地であるハワイで開催されるということです。日本人にも大人気な観光地ハワイだからこそ、行きやすく、楽しみやすく、参加しやすいのかもしれません。

3つ目は、世界のトップアスリートや芸能人と一緒に走ることができるということです。もしかしたら、普段間近で見ることができないような人たちに会えるかもしれません。




スタートは夜明け前!

ホノルルマラソンのスタートは、日曜日の午前5時。

まだ夜が明ける前の暗い空に、何発もの花火が打ち上がります!

毎年開催は12月ということで、ホノルルの街はクリスマスモード。クリスマスのイルミネーションの中を走れることも楽しみの一つです。



多くのボランティアに支えられて

ホノルルの市街地を抜けて、ダイヤモンドヘッドロードを少し上り、ハイウェイへ。ハイウェイはひたすらに長い道のりですが、約5㎞おきに給水・給ゲータレードがあり、後半には冷却スプレーやワセリンも。

そこではスタッフに加え、現地の子どもたちを含む多くのボランティアスタッフが「Smile!(笑顔で!)」「Never give up!(あきらめないで!)」と声をかけながら、給水を手渡してくれたり脚に冷却スプレーをかけてくれたりしました。

他にも、現地在住の人々が私設エイドを設置し、クッキーやフルーツなどの食べ物を提供してくれます。

このように、コース上にたくさんの応援してくれる人々がいるからこそ、我々参加者は楽しみながら走ることができるのです。おそらく、こんなに多くのボランティアで成り立つマラソン大会は他にないでしょう。

夜明け前の暗がりの中スタートしたホノルルマラソン。いつのまにか夜が明けて、青空が広がります。



42.195kmを完走した達成感!

ハイウェイを下りて、高級住宅街を抜ければゴールはすぐそこ。

復路では太陽の日差しがより一層、ハワイの海を美しく輝かせます。そんな景色の中で走ることはとても気持ちよく、長い道のりの疲労を吹き飛ばしてくれました。

“FINISH”のゲートが見えてからラスト200m、歓声や人々の応援が身体にしみます。
そしてついにゴール!

ゴールしてすぐに、完走者全員にメダルと貝殻のレイが首にかけられます。

42.195㎞を完走した達成感と、ホノルルの最高な環境で走れたことへの爽快感、そしてスタッフやボランティアの人々への感謝の気持ちでいっぱいになりました。




2020年のホノルルマラソンの日程は?

ホノルルマラソン2020大会は、12月13日(日)開催予定。

エントリーは4月スタート予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で受付開始が延期となりました。公式サイトで最新の情報をご確認ください。



時間制限のないホノルルマラソンは、自分のペースで楽しむことができ、初心者でも挑戦しやすい大会です。日本人参加者が多いので、海外マラソンデビューにもおすすめ!
ぜひチャレンジしてみてください。

このしおりのライター

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