はじめに
目にも鮮やかな色とりどりのパッケージ、選びきれないほどの種類・・・。
誰しも吸い込まれそうになる、きらびやかで、かつ格式の高さがうかがえるこのお店の名前は、シンガポール発祥、世界屈指のラグジュアリーティーブランド、TWGです。
思わずお土産に買いたくなる紅茶は1缶(150g)で40SGD(約3,000円)。
何人もの友達に配るにはちょっと高級すぎるけれど、いつもお世話になっている人へのお土産には最適です。
さて、ショッピングはもちろんですが、いつかシンガポールに行く機会があったら、そんなTWGでぜひ体験していただきたいのが、『ティーサロンでのブレックファースト』!
「ティーといったら、アフタヌーンティーでは?」と、お思いの方、
アフタヌーンに紅茶やケーキが出てきたって当たり前、それがブレックファーストの一環で楽しめたとき、人は何倍もの贅沢を感じられるのです・・・!(個人的主観)
今回は、昨年私が体験した、本場シンガポールのTWGでの夢のようなブレックファースト&ティー体験をご紹介します!
これこそが極上の朝食
私が訪れたのは、TWG Tea Garden at Marina Bay Sands。
今やシンガポールのシンボルとも言えるホテル、Marina Bay Sandsのショッピングモール部分地下2階に位置しています。
まず注目していただきたいのは、この外観!
まるで湖上に浮かんでいるかのようなティーサロンは、まさに異空間。
席についてからも周りを取り囲む水辺が涼やかで、灼熱のシンガポールの外気を忘れさせてくれます。
席に案内されてからは、早速メニューに目を通してみます。
こちらが今回のお目当てブレックファーストメニュー。お店は午前10時からOPENのため、少し遅めの朝食になります。
3種類ある朝食メニューですが、一押しは「GOURMAND 42SGD(約3,000円)」!
このGOURMANDがその他2種と決定的に違う点は、「Patisserie from our trolley」の魅力的な文字列。つまり、トロリーからお好きなケーキを選べるということ!!!その夢のようなトロリーは後ほどご紹介しますね。(実は入店時からこのトロリーに目が釘付けになっていた。)
さてGOURMANDのメニューは以下の通り。
・紅茶(ホット/アイス)
・フレッシュジュース(アップル/オレンジ/パイナップル)
・エッグズベネディクト/クロックサーモン/トリュフクロック/Genmaichaマッシュルームリングイネからお好きなものを一つ
・夢のトロリー(前述)
チョイスがたくさんあるのって、無条件にわくわくしませんか・・・?
中でも紅茶のメニューは圧巻です!!!
ちょっともう、多すぎて訳が分からない・・・。GOURMANDのセットでは、11$までの紅茶であればどれでも好きなものを頼むことができ、11$以上のものは追加料金が必要。
≪無論≫11$のメニューから選びますね。これである程度は選択肢が絞られると思いきや、意外と11$メニューも豊富にあるので敵はなかなか手強いです。
「Weekend in Moscow Tea(モスクワの週末ティー)」等、さすがのロシア人でも想像つかないタイプのラインナップは一旦無視して、Classic Teasとカテゴライズされた中から選ぶのがおすすめです。
それでは注文を済ませ、いよいよ夢のような朝食の始まりです・・・!
まずはフレッシュオレンジジュースから。(紅茶はデザートと楽しむため後で出してもらうことに)
搾りたてのジュースは適度にオレンジのつぶの食感も楽しめて、まさに朝の理想の一杯・・・!これから始まる朝食への期待がぐっと高まる美味しさです。
私がメインに選んだのはクロックサーモン。カリッと両面を焼かれたサンドイッチパンの間にはスモークサーモンとチーズ、そしてTWGのシグネチャーでもあるBlack Teaがほのかに香るベシャメルソースが・・・!サーモン・ベシャメルソースの塩味をチーズがまろやかに包み込む、「上質なサンドイッチ」です。
ちなみに友人2人が頼んだものもそれぞれ少しずつ味見させてもらいました。
こちらは私のクロックサーモンのトリュフVerであるトリュフクロック。マッシュルームとホワイトトリュフベシャメルソースの奥深い香りが口いっぱいに広がって、トリュフ好きには堪らないお味でした・・・!
もう一つは、見た目の幸福度No.1エッグズベネディクト!(写真はスモークサーモンですが、トリュフマッシュルーム、ターキーハムもあります) バターの風味たっぷりのオランデソースととろとろ卵がもう最高・・・!3種類のメインの中では一番ボリュームがありました!
メインを堪能したあとは、もはや次もメインと言ってもいい、デザートのお時間!
ここで、私が入店時釘付けになったトロリーをご覧ください!!!
パァァァァァァ!!!
「これは宝石ですか?」
「いいえ、TWGのデザートです」
の会話例が新しい英語の教科書に載る日も近いのではないのでしょうか・・・。
実は注文時、既にトロリーの近くまで行って、店員さんに一つ一つのデザートを詳細に説明してもらっていました。簡単に決められるはずもなく、「これは何でしたっけ?(忘れる)」と何度か聞き返し、そのたびに悩み、最後はショーケースとゼロ距離でケーキを凝視し決定!
そんなデザートがこちら。
こちらは濃厚なチョコレートケーキの中に爽やかなユズのクリームが入ったケーキ。ほんのりビターなチョコレートとユズの相性は最高。
一口ずつ、これまた上品なEnglish Breakfast Teaと交互にゆっくりと楽しみました。
朝食の一環でこんなに美味しいケーキがいただけるなんて、、、私もついにこの領域まで辿り着いたか、と日頃の己の勤労に感謝したくなる瞬間です。(3,000円払えば誰でも楽しめます。)
友人のケーキはというと、
こちらのモンブランもかなり美味しかったです!
時に口の中が甘すぎになってしまうモンブランですが、内側に紅茶の香りが実に爽やかで上品な層があって、TWGならではのデザートだと感じました。
シンガポールのTWGでのブレックファースト体験、いかがでしたでしょうか。
紅茶好きの方は、TWGが誇る上質な紅茶はもちろん、随所にさりげなく紅茶の芳醇な香りが散りばめられた、お食事メニューやデザートメニューも大満足でお楽しみいただけるはずです。
また日頃紅茶にそこまで興味のない方も、ここでしか体験できない、非日常・ラグジュアリー空間での極上の朝食を堪能できます。
いつかシンガポールに足を運ぶ機会があれば、ぜひ日頃頑張る自分へのご褒美に、TWGのブレックファーストを体験してみてくださいね!