京都は日本有数のグルメの街。味がおいしいのはもちろんのこと、上品に美しくお皿に飾り付けられるお料理。味覚も視覚も刺激され、お腹も心も満たされること間違いない絶品グルメ。
一度食べたら、絶対にまた食べにいきたくなるお店を厳選に厳選して、今回は5店ご紹介します。
※新型コロナウイルスの感染が拡大している現在は不要不急の外出を控え、事態が終息してからお出かけを楽しみましょう。
見た目も味も◎【手鞠鮨と日本茶 宗田】
まずは、これを読んだ瞬間に予約を入れて欲しいお店をご紹介します!繁忙期は10日前でも予約ができないこちらのお店。
烏丸御池駅から徒歩5分ほどとアクセスしやすいのもいいですね。
店内に入ってみると、おしゃれで落ち着いた雰囲気の空間が広がっていました。奥には小さな庭園があったり、照明もかわいかったりとこだわりを感じます。人気店ですが、バタバタと慌ただしくなく、丁寧に席まで案内してくれました。
私が注文したのはランチ(11時〜16時営業)の手鞠寿司9貫とおばんざい三品のセット。甘味にりんごの最中。そして日本茶。日替わりでいろいろなお茶がついてくるようで、この日は『かぶせ茶』でした。
全てセットで、お値段は1800円です。
手鞠寿司はお出汁や薬味で味がつけられていて、一つ一つが絶妙な組み合わせでした。桜の塩漬けなど、その季節を感じられるものを使っているのも京都らしいです。一口サイズで食べられるので、ぱくぱく食べてしまいますが、食べ進めていくのがもったいない…。
そして日本茶も絶品。低温で淹れるそうで、苦味がほとんどなく、甘味と旨味だけがぎゅっと詰まっています。色味も薄い色で、お茶というよりお出汁を飲んでいるような上品な味。
淹れる度に変わる味を楽しみたいなら、ランチメニューとは別に日本茶を急須で注文します。わたしは玄米茶を頼みましたが、それも驚くほど甘いんです。
上の写真が一番茶、下の写真は三番茶。色味が変わっていくのもおもしろい。
ぜひ一度ご賞味ください。
実はラーメン激戦区【麺屋 優光】
烏丸は実はラーメン激戦区。行列のできるラーメン屋がたくさんあります。その中でもわたしのおすすめは、こちらのお店。
烏丸御池駅から徒歩1分の『麺屋優光』。
行列ができているものの、二階建てで回転が速く、長く並ばずに案内していただけました。お店の中の雰囲気もカフェのような、おしゃれで女性一人でも入りやすい雰囲気でした。
私は『淡竹』というラーメンと、トッピングに煮卵を注文。ラーメンは800円、煮卵は50円で総額850円。
透き通るスープは、牡蠣やアサリ、シジミの貝出汁で身体に染み渡ります。醤油ベースであっさりしてるのに旨味、コク、甘味が詰まっていて、美味しい。気づくと、スープを飲み干してしまっていました。
パンも激戦区!ベーカリーカフェ【fiveran】
京都はパンの消費量が全国一位になったことがあるほど、パンも美味しい街なのをご存知でしょうか。数あるベーカリーの中で衝撃的な美味しさだったのが、ここ。
こちらも烏丸御池駅から徒歩5分ほどです。お店に入る前からパンのいい香り…店内は、落ち着いたお洒落な雰囲気でした。
奥にはカフェのような素敵なイートインスペースがあります。焼き立てのあたたかいパンをすぐにお店で食べられます。
写真左のパンオショコラは食べるのが難しいほどサックサクでした。隣の丸いパンは、明太フランス。他に、メロンパンやクロックムッシュ、宇治抹茶モチという小さなもちもちのパンなどいろいろなパンを食べましたが、本当にどれもおいしい!
特におすすめなのは、明太フランス。フランスパンに明太子がのっているのが主流ですが、ここはカリカリもちもちのパンの中に明太子が入っているんです。
焼き立てだったこともあってか、今までに食べたことのないおいしさでした。
京都といえば!おばんざい【京菜味 のむら】
せっかく京都に来たんだから、京都のおばんざいでモーニングなんていかがですか?このお店は朝の7時から営業していて、モーニングに来る方がたくさんいるんです。
私が頼んだのはランチの『おばんざいセット』850円。出入り口すぐのショーケースから6品、自分でおばんざいを選びます。(朝食では4品で650円だそうです。)
ショーケースには私が行った時は、全部で13品のおばんざいが。
ご飯は雑穀米にも変更できます。お店には女性が多く、量もわりと女性向けです。
リーズナブルなお値段で、気軽に朝から京都のおばんざいをいただけるなんて幸せな気持ちになりますよね。
祇園で絶品お豆腐料理【豆水楼】
最後にご紹介するのは、湯豆腐。実は、湯豆腐の発祥は京都の南禅寺。ここの門前茶屋料理として生まれたのが湯豆腐なんです。
たくさんの豆腐料理店が連なる中、わたしのおすすめは八坂神社から徒歩5分ほど。バス停では、東山安井を降りてすぐのお店です。
桶のようなもので目の前で湯豆腐を作ってくれます。写真左の緑の入れ物に入っている、椎茸の出汁が効いた醤油は、豆腐の味を邪魔しない優しい味です。
写真の豆腐の色の違いがわかりますか?
右が普通のお豆腐で、左は少し緑がかっていて、青大豆を使っているお豆腐だそう。
柔らかく歯触りのよい寄せ豆腐で、昆布と香り付の柚子は豆腐の甘味を引き立ててくれます。
実は、懐石料理で、魚のお造りや、生麩の田楽、天ぷらなども楽しめます。
旬の食材を使っていたり、京都らしいお出汁の優しい味付けだったりと、贅沢な時間を過ごせました。
京都はおいしいもので溢れている!ぜひ、お気に入りのお店を見つけてみてくださいね。