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「乗り継ぎ観光」でお得に+2都市!ブリュッセル・アントワープの観光スポット15選


あえて長めの乗り継ぎ時間を確保し、乗り継ぎ地においてお得に観光するという、勝手に名付けて「乗り継ぎ観光」を推奨・実践しているロマーニャです。
前回はフランクフルト編をお届けしましたが、今回はブリュッセル・アントワープで乗り継ぎ観光したときのことをご紹介したいと思います。




スケジュールと決め方のポイント

今回の行程は、ブリュッセル空港に20時頃到着し、翌日21時頃に出発するというスケジュールです。そう、今回は乗り継ぎ地で1泊します!
午前中にブリュッセルに到着できる便があれば同日中の乗り継ぎでもよかったのですが、希望の時間帯に日本発着の国際線と通しで予約できる便はなかったので、思い切って1泊することにしました。
乗り継ぎ地で24時間以上滞在するので、厳密には「乗り継ぎ(トランジット)」ではなく「途中降機(ストップオーバー)」ということになります。

スケジュールとしては、到着日は空港から電車で約30分のブリュッセル中央駅付近に宿泊します。そして翌日の午前中ブリュッセル観光の後、電車で約40分のアントワープに移動し、午後アントワープ観光の後に電車で約40分のブリュッセル空港へ戻る、という計画を立てました。
アントワープには無理せず行けたら行こう、という考えでしたが、結果的に無理なく行くことができましたので、私が回ったブリュッセルとアントワープの観光スポットをあわせて15ヶ所ご紹介したいと思います。ちなみに、全て徒歩で回れます!




ブリュッセルの観光スポット10選

①グランプラス

ブリュッセルと言えばまずここ!「世界で最も美しい広場」ともいわれている広場です。到着日の夜は夜景、翌日は朝焼けも見ることができ、どの時間帯も本当に美しかったです。



②王の家

グランプラスに面した「王の家」は市立博物館となっており、絵画だけでなく小便小僧の衣装なども展示されています。


③セルクラースの像

グランプラスから小便小僧に向かう途中、「星の家」という建物の壁にセルクラースの像というものがあります。触ると幸せになると言われているので、ひとなでして小便小僧へ。


④小便小僧

よく「がっかりスポット」と言われますが、そう思って行ったので特にがっかりはしませんでした。
私が行った昨年2019年はなんと彼の生誕400周年の年だったそう!とても400歳には見えませんね。時によって衣装を着ていることもあるようです。


⑤ギャルリー・サン・チュベール

おしゃれなお店が並ぶアーケードです。ウィンドウをのぞくだけで楽しい!この通りにある「Dandoy(ダンドワ)」という老舗の焼き菓子店でワッフルを食べました。サクサク軽くて、これまで食べたワッフルの中で1番おいしかったです!



⑥聖カトリーヌ教会

黒いマリア像があることで有名な教会です。グランプラスから徒歩10分くらいと少しだけ離れているのでマストな観光スポットではないかと思いますが、到着日の夜に行ったところ、期間限定のプロジェクションマッピングをやっていて、とても幻想的でした。



⑦芸術の丘

ブリュッセル中央駅のすぐ南側のエリアは王立美術館やマグリッド美術館などの美術館が集中しているため、芸術の丘と呼ばれています。階段を登り切った広場からはブリュッセルの街が一望できます。私は美術館には入りませんでしたが、せっかくの芸術の街ですので、美術館もご覧になりたい方は、ぜひブリュッセルでゆっくり過ごしてみていただければと思います。


⑧王宮

王宮は7〜9月のみ一般公開されるそうですが、せっかくなので外観を見てきました。王宮の屋根にベルギー国旗が掲げられているときは国王がベルギー国内にいるということのようなので、この日は国王が国内にいらっしゃったようです。


⑨ノートルダム・デュ・サブロン教会

ステンドグラスが美しい教会でした。土日はすぐ隣でアンティーク市が開かれるようです。


⑩ノートルダム・ド・ラ・シャペル教会

画家のブリューゲルが埋葬されている、ブリュッセル最古の教会だそうです。

なお、①〜⑥はブリュッセル中央駅の主に北西側、⑦〜⑩は主に南東側なので、そのまとまりでの観光をオススメします。
時間がない場合には①〜⑤だけでも押さえていただくとよいのではないかと思います。


以上でブリュッセルの観光を終え、13時頃の電車でアントワープに移動しました。アントワープの観光は、「世界一美しい駅」とも言われるアントワープ中央駅からスタートです。





アントワープの観光スポット5選

①アントワープ聖母大聖堂

「フランダースの犬」でネロとパトラッシュが天に召される場面の舞台となった大聖堂です。私は悲しすぎて「フランダースの犬」をしっかり観たことがないのですが、ネロが憧れたルーベンスの傑作が展示されています。


②ネロとパトラッシュ記念碑

大聖堂の前にはネロとパトラッシュの記念碑もあります。記念碑は幸せそうに眠っている姿なのが少し救われた気分になります。私が行った時はアートイベント期間中だったようで、芝生で覆われたデザインが施されていました。


③マルクト広場

ブリュッセルのグランプラスに負けず劣らず美しい広場です。グランプラスもそうですが、中世ヨーロッパで繁栄した職業別の組合(ギルド)のメンバーが利用していた「ギルドハウス」という建物が特徴的です。


④ステーン城

私が行った2019年時点では改修工事中で中には入れず、外観のみでしたが、お城周辺ではスヘルデ川を見渡すことができ、開放的な景色を楽しめます。


⑤ルーベンスの家

ルーベンスが実際に住んでいた邸宅の中で、ルーベンスや彼の弟子達の作品を鑑賞することができます。


以上で行きたかったところは全て回ることができました!乗ろうと思っていた17時過ぎの電車までにまだ少し時間があったので、アントワープ中央駅の近くで見つけたビアホールでビールを飲んでから空港へ向かい、今回の乗り継ぎ観光も無事終了しました。



ブリュッセルもアントワープも比較的コンパクトな街なので、乗り継ぎ観光するにはもってこいなのではないかと思います。
みなさんもぜひ、「乗り継ぎ観光」でもう1~2都市、お得に観光してみませんか?




このしおりのライター

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