タイの伝統的な風景が見られる「水上マーケット」。バンコク近郊にたくさんあり、バンコクからの日帰り観光も可能です。今回は、タイ人にも外国人観光客にも人気がある「アンパワー水上マーケット(Amphawa Floating Market)」へ行ってきました!
バンコクから「アンパワー水上マーケット」への行き方
バンコク中心部からサムットソンクラーム県の「アンパワー水上マーケット」へは、車で片道1時間半ほど。ロットゥーやタクシーを使って行きます。
・ロットゥー(乗り合いバン)
乗り場まで行くのがやや面倒ですが、片道70バーツ〜で「アンパワー水上マーケット」まで行くことができます。結構揺れることがあるので、乗り物酔いしやすい方は酔い止め薬を飲んでおきましょう。
・タクシー
手っ取り早く、快適に行けるのがタクシー。ロットゥーよりは料金が高いですが、日本のタクシーと比べればかなり安いです。(参考までに、私がバンコク・ドンムアン空港からアンパワーの宿までタクシーを利用したときの料金は、高速代込みで片道1,200バーツ程度でした。)
・ツアー
帰りが心配な方や効率よく観光したい方は、バンコク発着のオプショナルツアーに参加するのがおすすめ。他の観光名所とセットで連れて行ってくれるプランもあります。
▲ アンパワー水上マーケット側のロットゥー乗り場。
「アンパワー水上マーケット」からバンコクへ戻るロットゥーはあまり遅い時間まで運行していないので注意が必要です。定員オーバーになることも考えられるので、ロットゥーでバンコクへ戻る方は早めにチケットを買っておきましょう。
のんびりしたい方は、日帰りではなくアンパワーに宿泊するのもおすすめですよ。(私はアンパワーで2泊しました!)
「アンパワー水上マーケット」が賑わうのは、週末の夕方以降!
▲「アンパワー水上マーケット」で見た夕焼け
Google Maps で 営業時間11:00〜 と書いてあるのを見て、「アンパワー水上マーケット」でランチを食べようかと考えていたのですが... 宿の方にそれを伝えると「昼はお店があまり開いていないから夕方以降に行ったほうが楽しいと思うよ!」と教えてくれました。
「ダムヌンサドゥアック水上マーケット」をはじめとする多くの水上マーケットが朝〜夕方にかけて営業しているのに対し、「アンパワー水上マーケット」は夕方以降がメイン! だいたい15:00くらいから賑わうそうです。(ちなみに月〜木曜日は営業しておらず、金土日限定!)
またアンパワーでは「蛍(ホタル)」も名物の一つ! 夜はマーケットから出ているボートに乗って蛍鑑賞を楽しむことができます。
川の両岸にお店がびっしり!!!
夕方「アンパワー水上マーケット」に到着するとさっそく、市場の賑わいに圧倒されました。アンパワー運河の両岸に、串焼きや海鮮焼き、スイーツなどの屋台がびっしり並んでいます。
ご当地Tシャツなどのお土産や、ちょっと変わった雑貨のお店も。
海鮮料理が名物!
中でも有名なのが、川に面した席で海鮮料理を食べられる、水上マーケットならではのお店! リバーサイドのカフェやレストランなら東京にだってありますが、それとはわけが違います。
調理場が、川に浮かぶ小舟の上なのです!
こんな風に、小舟の上で調理された魚、エビ、カニ、イカなどの海鮮を、川べりの開放的な席でいただくことができます。 小舟の上にいる方々は、長い棒の先端にカゴが付いたアイテムを器用に使って、タレを渡したりお金を受け取ったり。異国情緒が感じられて面白い光景でした。
休憩にちょうどいいカフェも
昔ながらの建物が多く残るアンパワーですが、今風のオシャレなカフェもあります。
観光客の多さに疲れて、川沿いの小さなカフェ「83 KOFF」に入ってみました。冷たいタイミルクティーでひと休み。
可愛いボトルに入ったドリンクをテイクアウトすることもできます。
絶品! 手作りシュウマイ
タイ料理が苦手な方でも食べられる、美味しい食べ歩きグルメを発見しました。川沿いの屋台で売っているシュウマイ!(35バーツ〜)
エビシュウマイや海苔で巻かれた豚肉のシュウマイなど、いろいろな種類のミックスは60バーツ。カップに入れてくれるので食べ歩きにぴったりです。
周辺にも見どころたっぷり! また訪れたいアンパワー
「アンパワー水上マーケット」は外国人観光客が多く訪れるスポットでありながら、グルメもボートもローカル価格! 昔ながらの建物が並ぶ周辺の景観はどこか懐かしく、古き良きタイの姿を見ることができた気がします。
列車が通るたびにお店の屋根を折りたたむ光景が有名な「メークロン市場」も車で15分ほどの距離にあり、セットで観光することが可能です。また、同じサムットソンクラーム県内には「ターカー水上マーケット」や「バーンノイ水上マーケット」などもあるので、水上マーケット巡りをしてみても面白そう! 意外にも周辺に見どころが多いことが分かり、アンパワーはまた必ず訪れたい場所の一つとなりました。