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日本からは年間2000人程度しか訪れない「ちょっぴり未知な国」という印象があるキルギス。実際足を運んでみて旅行者を惹きつけるたくさんの魅力があることが分かりました。我々日本人とも深い関係があるかも?!そんなキルギスの注目すべき10の魅力をご紹介したいと思います。




1. 日本人と同じDNA?!

キルギスの主要民族であるキルギス人の起源は騎馬遊牧民。その為多少気性が荒いところもありますが多民族国家であるゆえ、異文化の受け入れが寛容な国民性です。

▲ 教育レベルは高く、大学進学率は90%

町を歩いていると「まるで日本人」的な顔つきの人を多く見かけます。キルギス人と日本人は同じDNAを持っているという説もあります。


シベリア地方で誕生した民族のうち、魚の好きな者が東へ移動し日本人になり、肉の好きな者は西の草原へ移動しキルギス人になったという言い伝えがあり、もしかすると遠い遠い我らの祖先は兄弟・親戚だったのかもしれませんね。




2. アラ・アルチャ自然公園

天山山脈に抱かれたキルギスは国土の90%が山岳地帯。どこからでも天山の景色を望め、その自然景観の美しさから「中央アジアのスイス」と称されるほど。


首都ビシュケク郊外にあるアラ・アルチャ自然公園はハイキング、トレッキング、登山ができる広大な山岳スポット。川沿いの遊歩道は清涼感抜群!


アラ・アルチャ川とアク・サイ川の合流点付近ではテーブルセットの設備もあり、BBQなども楽しめます。


中心部から30分程でこんなに自然豊かな環境にアクセスできるなんて羨ましい!週末の癒しスポット、本格派からレジャー派まで幅広く楽しめる自然公園です。




3. 賑わうオシュ・バザール

首都ビシュケクにはソ連時代の雰囲気が色濃く残っているものの、アジア特有のバザールなどもあり現地の生活を垣間見ることができる場所。

▲ アラ・トー広場の衛兵交代

主食のナンや煮込み料理に欠かせないハーブなど、多種多様な食材から日用品まで何でも揃うオシュ・バザール。見ているだけで食文化を学べます。

▲ ナン

▲ ハーブ

観光地化しているのもあり、人ごみに紛れたスリも多発しているようなので注意が必要です。




4. キルギスプロダクツ

JICA協力のもと2006年から始動している地域経済活性化を目指した一村一品(One Village One Product)事業で商品化された製品は国内外から高い評価を得ています。

▲ フェルト製品

キルギスに自生し「奇跡のフルーツ」とも呼ばれているシーバクソンは今注目のスーパーフード。


日本にも輸入されているキルギス産はちみつ。


中でも100%天然非加熱の「エスパルセット白蜂蜜」は世界はちみつ品評会で金賞を獲ったほど、栄養価満点で美味しいと評判です。日本ではやや高額ですがキルギスでは500円/250g程度でした。




5. キルギス料理

新鮮な野菜のサラダ、身体に染みるスープ、そしてハーブ使いが絶妙な煮込み料理など、周辺諸国との交わりで定着したキルギス料理は“おふくろの味”的な、馴染みやすい味付けです。

▲ ラグマン(キルギス風うどん)

▲ ドゥンダマ(キルギス風肉じゃが)




6. 登山家が集まるカラコル

天山登山の基点となっているカラコルには世界中のハイカーが集まってきます。周辺には本格登山以外でも楽しめる景勝地がいくつかあります。

▲ ジェティ・オクズ(7匹の雄牛を意味する奇岩)

ジェティ・オクズ溪谷中腹にはドリーナ・スベトフ(花の盆地)と呼ばれる草原が広がっています。


ここには宿泊可能な伝統的移動式住居「ユルト」があり、食事だけの利用も可能。


間近に迫る天山山脈を眺めながら美しい山の谷間で美味しい空気を味わうひとときは格別です。ちなみにユルトの天井の骨組み部分はキルギス国旗にも描かれています。





7. イシク・クル湖

琵琶湖の9倍、世界トップ10に入る水深を誇る広大な湖、イシク・クル湖。ソ連時代は魚雷の試験場があることから外国人立入禁止で「幻の湖」でしたが、今はキルギスを代表する一大リゾート地となっています。


湖には100を超える川から水が流れ込んできているにもかかわらず湖から流れ出る川は1つもなく溢れることもない。標高1600Mの高地にありながら冬でも凍ることがない。湖底には遺跡が沈んでいる。玄奘三蔵が立ち寄った。などの興味深い話が多々あるのも魅力のひとつ。


南天山テルスケイ山脈を越えれば中華人民共和国新疆ウイグル自治区、北天山クンゲイ山脈を越えればカザフスタン。神々しい峰々と悠々とした湖、その美しさから「中央アジアの真珠」と称されています。


まさにキルギスの、いや中央アジアの宝と呼ばれるに相応しい凛とした美しさに感動しました!




8. 遺跡より牛

イシク・クル湖北岸にはチョルポンアタ岩絵野外博物館があります。無数に転がる岩にはサカ族や烏孫(ウソン)族が描いたのではないかとされるペトログリフ(線刻画)が残されています。

▲ 山羊と弓を構える人物画

学術的に貴重な遺跡で、世界遺産登録チームが調査に来ましたが、牛の角が岩を傷つけているという問題を指摘。


しかし牛の行動を制限することも岩を保護することもせず、登録は見送りに。遺跡を保護するよりも牛や馬、動物たちの行動を尊重するあたり、キルギス人のおおらかさと騎馬遊牧民的誇りを感じます。




9.キルギスの世界遺産

中国・キルギス・カザフスタンの3か国が共同で申請したシルクロード関連史跡は2014年「シルクロード:長安=天山回廊の交易路網」という名称で世界遺産に登録されました。

7世紀にインドを目指した玄奘三蔵が立ち寄った西突厥(にしとっけつ)の都アク・ベシム。


10~13世紀に栄えたカラハン朝の都バラサグン。入口に建つ「ブラナの塔」はミナレット、見張り塔、灯台の役目があったとされています。その他に、「娘は18歳の誕生日で死んでしまう」と予言された王が娘を大切に育てるために建てたという伝説も。もともとは45Mありましたが、地震によって崩壊し現在は24メートルの高さです。


ゾロアスター教、ネストリウス派キリスト教、仏教、イスラム教などに関連する施設や出土品があることからシルクロードを通じヒト、モノ、情報、文化が交差した地点であったのが分かります。




10.騎馬遊牧民族を育む美しい草原

天山山脈もイシク・クル湖も素晴らしく美しいですが、キルギスの大地に広がる草原は何より心が洗われる気がします。


「草原の民」を育んだ広い大地、そしてこの大地から学び継承してきた動物と共存する術。


ここには「生きる基本」があるように感じます。


経済発展のために、道路を造り、山を掘り、工場を建てるということも必要ですが、いつまでも豊かな自然は守られていって欲しいと願います。




以上、キルギスの注目すべき10の魅力でした。少しはキルギスという国が理解できたでしょうか。もちろん他にも魅力はありますので、実際行って、その魅力を探してみてください!



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