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2019-10-27

生演奏の音楽があふれる街! ニューオリンズでバー巡り

先日、アメリカのルイジアナ州にある都市、ニューオリンズへ行ってきました!

ジャズの発祥地として有名なニューオリンズ。メインの観光スポット「フレンチクオーター」は、通りに生演奏の音楽が溢れかえっており、たくさんのバーやレストランが並んでいます。

今回は、私がニューオリンズで訪れたバーやミュージッククラブをご紹介! 演奏を楽しみながら飲み歩くのが楽しい街なので、ぜひチェックしてみてください。




現存するアメリカ最古のバー! Old Absinthe House

滞在初日に訪れたのは、現存するバーの中ではアメリカ最古といわれている「Old Absinthe House」。「フレンチクオーター」内でもメインの通り、バーボンストリートの中にあります。

ちなみに「Absinthe(アブサン)」というのは、薬草系のリキュールことです。19世紀フランスの芸術家たちに愛されていましたが、原料であるニガヨモギの香味成分ツジョンにより幻覚などの向精神作用が引き起こされるとされ、20世紀初頭には欧州各国で製造・流通・販売が禁止された「禁断のお酒」。

ただし、1981年にWHOが「ツジョン残存許容量が10ppm以下なら承認する」としたため、現在では製造が復活し、アメリカでも2007年に解禁されています。

店内の壁を埋め尽くしているのは、たくさんの名刺。バーカウンターの上から吊り下げられているのは、アメフトのヘルメットです。なぜならニューオリンズは、NFLチーム「セインツ」の本拠地としても有名だから! 街のお土産屋さんにも、たくさんグッズが売られていますよ。

オーダーしたお酒は、せっかくなら「アブサン」を飲んでおこうということで「アブサンフラッペ」。噂には聞いたことがあったけれど、日本には置いているお店がなかなかないので初挑戦です!

気になるお味はというと…薬草の独特の香りと苦味があり、正直なかなかクセが強め。「アブサン」自体はアルコール度数70%前後の強いお酒ということもあり、お水をもらってちびちび飲みました。




ユニークなカクテルが飲める! Tropical Isle Bourbon

こちらもバーボンストリートの賑やかな一帯にあるバー、「Tropical Isle Bourbon」。緑色の光に包まれた華やかなでは、バンドの生演奏も行われていました。

オーダーしたのは「ハンドグレネード(手榴弾)」というカクテルです。

アメリカでは珍しく、公共の場での飲酒が可能(プラスチックの容器に入ったもののみ)なニューオリンズ。フレンチクオーターには、お酒片手に道を歩いてる人がたくさんいます。その中でも特によく見かけたのが、このお酒。気になっていたので、私も飲んでみることにしました!

かわいい見た目に似合う、甘い味のお酒ですが…とにかく量が多い! フローズンにもできるので、たしかに持ち歩くのにはピッタリな気がします。

このバーには他にも、ユニークなお酒がたくさんありました。面白くてつい4種類も飲んでしまった私が特におすすめするのは、「シャークアタック」!

店員さんが笛と鐘を鳴らしながらサメをダイブさせると、透明から赤色に変化する不思議なカクテルです。パフォーマンスが派手なので他のお客さんの注目を浴びることになりますが、とっても楽しくて、夢中で動画を撮りました。




海賊の経営していたお店!? ラフィット鍛冶屋

続いてご紹介するのは、バーボンストリートの端のほうに佇む美しいフランス建築、「Lafitte's Blacksmith Shop Bar(ラフィット鍛冶屋)」。ここは19世紀初期にメキシコ湾で活躍した海賊「ラフィット兄弟」が、海賊という裏の顔を隠すために、見せかけだけの鍛冶屋(元からバーだったという説も)を経営していたとされる場所です。

このラフィット兄弟、当時ニューオリンズでは有名人だったようで、数々の逸話が残っているのも面白いところ。米英戦争末期の「ニューオリンズの戦い」では、その知恵を生かしてジャクソン軍を勝利に導き、海賊ながら英雄として市民に歓迎されたという話も。歴史を調べてから行くと、より楽しめるスポットです!

こちらで飲んだのは、ニューオリンズの名物カクテル「ハリケーン」。フルーツが盛られていてかわいい見た目ですが、ウィスキー・ジン・ミントリキュール・レモンジュースでできており、アルコール度数が高いことでも有名なお酒。爽やかで飲みやすいけれど、酔っ払いすぎないように気をつけてくださいね!




地元でも人気の音楽を楽しむなら! The Spotted Cat Music Club

ラフィット鍛冶屋で隣に座っていたおじさんと話したときに、「フレンチクオーターのは本当のジャズじゃないよ! フレンチメンストリートに行かなきゃ!」と言われた私。最終日にはフレンチメンストリートにある、おじさんオススメの「The Spotted Cat Music Club」へ行ってきました。


フレンチメンストリートというのは、観光地であるフレンチクオーターの少し奥にある通り。地元の人もジャズを聴きに訪れるというスポットですが、ガイドブック曰く、観光地ほど治安がいいわけではないので、タクシーでお店まで行くなどしたほうがいいようです。私は1人ということもあって、昼間の14時〜16時にUberタクシーで往復しました。

実際に行ってみると、フレンチメンストリート自体は常にそこそこ人通りがあり、フレンチクオーターからも徒歩5分ほど。しかし、途中に人通りの少ない道があるので、やはりタクシー移動が安全そうです。

そんなローカルな通りにある「The Spotted Cat Music Club」は、ワンドリンクミニマムで、毎日3つのバンドの生演奏を聴くことができる場所。昼間からたくさんのお客さんが集まってきて、みんなで音楽に合わせて体を揺らします。

音楽が最高なのはもちろんのこと、ニューオリンズの地ビールがたくさん揃っているのもポイント! 飲み比べをするのも楽しかったですよ。





素敵なバーやミュージッククラブがたくさんある、ニューオリンズ。昼間から営業しているお店が多いので、夜遅くに出歩く必要がなく、安心して楽しめたのもよかったです。英語が得意であれば、街のいろんなお店の解説をしてくれる、現地のバー巡りツアーに参加してみるのもいいかもしれませんね!



このしおりのライター

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