いきなりですが、ここはどこだと思いますか?
台湾各地に残る老街(古い街並み)へ一度足を運んだことがあれば「どこかの老街だな」と思うはず。
この老街は・・・
政府が運営する国立伝統芸術センター内に再現された老街なのです!
国立伝統芸術センターとは
台湾各地の伝統芸術と文化の保存・継承を目的とし2002年1月に設立された体験型テーマパーク。日本の明治村をモデルにしたとされる広大な敷地内には台湾各地から移築された伝統的な建物を配し、懐かしさ漂う街並みが再現されています。
▲ 文昌街
集落エリアの他には景観エリアもあり、敷地に流れる運河ではボートクルーズも楽しめます。
アクセス方法
台鉄羅東駅から台湾好行バス-冬山河線で20分程。終点の「国立伝統芸術中心」で下車。
羅東駅までは台北駅もしくは市政府駅から直通バスが頻発しているので電車よりバス便の方が早く便利かもしれません。
楽しみ方
その1:集落エリアでノスタルジックに浸りながら街ブラする!
お店をのぞきながら、レトロな看板を探しながら。
細部までこだわりが詰まっているので見逃し注意!あらゆる所がフォトスポットです。
その2:伝統工芸品を見て、触れて、作る!
藍染、木工、ガラス、陶芸、革製品などなど、伝統工芸品のDIY体験にトライしてみては。
もちろん、出来上がり品を購入することもできます。モダンなデザインのMITグッズ探しも楽しいですよ。
その3:伝統芸能鑑賞をする!
公演時間、演目、場所はこのような案内チラシで確認できます。
▲ プログラムは毎月変わります
が、中国語オンリーで少々分かりづらい・・・ということで、インフォメーションで園内マップに印を付けてもらいました。
今回は3つの演目を鑑賞しました。
▲ 10:30~演劇館で伝統劇(撮影不可)
▲ 11:00~演劇館広場で十二支の寸劇
▲ 13:00~文昌廟前で戯曲
どれも本格的で演者の技術に感動しました。
演劇、舞踏、雑技など、普段なかなか見る機会がない伝統芸能は必見です!
その4:伝統小吃を味わう!
たっぷり歩いて遊んだ後はお腹が空くものです。
スイーツから宜蘭名物まで、食事処も充実しています。
▲ 蒜味肉羹(肉団子のニンニク味とろみスープ)
コンビニもありますし、給水所もありますので水分補給には困りません。
他にも学問の神様を祀る「文昌祠」で参拝したり、「廣孝堂」で歴史建築を学んだり、必見ポイントは盛り沢山です。
「伝統芸術」と言われるとなんとなく小難しく敷居が高いイメージですが、こちらのセンターで気軽に体感することで理解が深まり興味を持つきっかけになるかもしれません。それが継承へと繋がるといいですね。
学びあり娯楽あり、1日たっぷり遊べるテーマパークへ足を運んでみてはいかがでしょうか。