下町情緒を感じられる東京の人気観光スポット「谷根千(谷中・根津・千駄木エリア)」。
その根津に、上りと下りで段数が違う「おばけ階段」という摩訶不思議な階段があるらしい。都市伝説の類かな?と思いきや、文京区の公式サイトにも載っている区公認の珍スポットなんです!
本当にそんなことがあるのかと思い、実際におばけ階段に行って、その真相を確かめてきました。
「おばけ階段」の場所はわかりづらい
おばけ階段があるのは根津の住宅街の中。特に看板や標識が出ているわけではないので、場所はかなりわかりづらいです。今回、私は地図アプリを見ながら、根津駅からの最短ルートで行ってみました!
まずは千代田線「根津駅」の1番出口を出て、左へ進みます。すぐにセブン-イレブンがあるので、その手前を左に曲がります。
そのまま道なりに進むと、「異人坂」というそこそこ険しい坂が見えてきます。
明治時代に東京大学の多くのお雇い外国人教師がこの坂を通って、不忍池や上野公園に散策していたことから「異人坂」と呼ばれるようになったのだそう。
異人坂を上りきると、そこからは目印になるようなものがほとんどない住宅街を歩きます。住宅街は入り組んでいますが、3分ほど道なりに進むとおばけ階段が見えてきます!
おばけ階段のすぐ近くには「根津神社」があるので、道に迷ったときはとりあえず根津神社を目指して歩いてみるといいでしょう。
上りと下りで段数が違う...?
一見なんの変哲もない普通の階段ですが、ここが上りと下りの段数が違うというウワサがある「おばけ階段」。昔は幅が狭く、薄暗い階段だったようですが、今では綺麗に整備されていました。
ドキドキしながらまずは下ってみることに。
段数を数えながら下ると。下りのときの段数は “39段”。
下りきったので今度は段数を数えながら段数を上ると、上りのときの段数はなんと “40段”!下りのときよりも1段増えてる...。これはおばけの仕業なのか?と思いつつも、自分の数え間違えを疑って、もう一度上り下りしてもやっぱり1段違う。
上り下りしていて、もうひとつ気になったのが、階段の一部が中途半端な位置で行き止まりになっていること。なんだかミステリアスな雰囲気じゃないですか?
どこが1段の違いを生み出しているのか気になったので、とりあえず歩きながらその原因を探してみることに。
階段上部のこの箇所は、上りも下りも7段だったので、とりあえずここではなさそう。折れ曲がっている箇所よりも下に原因があるみたい。
気になる段数が違う理由は?
何度も上り下りしているうちに、ついに段数の違いを生み出しているかもしれない?原因を発見しました!
答えを言ってしまっては興ざめなので、ここではヒントだけ。
ヒントは「段差」です。そして、上ってから下りるよりも、下りてから上ったほうが理由を発見しやすいかも。
真相は自分で確かめてみて!
おばけ階段は、本当に上りと下りで1段違う不思議な階段でした!
谷根千エリアを訪れたら、ぜひおばけ階段にも足を運んで、実際に自分の足で歩いて確かめてみてくださいね。