愛媛県の最南端に位置する町、「愛南町(あいなんちょう)」へ行ってきました!
幕末よりその姿をとどめる石垣の集落や、海の向こうに九州が見える絶景スポットなど、海沿いドライブを楽しみながら巡った観光スポットをご紹介します。
まるで要塞のよう!「石垣の里 外泊」
まず訪れたのは、「四国八十八景」のサイトで知った「石垣の里 外泊(そとどまり)」。
海に面した斜面に家々が立ち並ぶ集落で、台風や塩害から家屋を守るために高く積み上げられた石垣が特徴。「日本の美しいむら農林水産大臣賞」を受賞しています。
◎「休憩所しおかぜ」でマップをGET!
集落の目の前の「休憩所しおかぜ」に無料駐車場があり、そちらに車をとめさせていただきました。集落の道はとても狭いので、徒歩でしか通ることができません。
休憩所内は冷房が効いていて涼しく、トイレもあります。
石垣の里の手作り感あふれるマップも発見!
“ミュージアム”と書かれているのは、集落全体をミュージアムに見立てているということかな...?
何も知識が無い状態で来たので、このマップはありがたい!
◎ 静かに散策を楽しもう
人家の間の細い道を歩かせていただくので、住民の方々の迷惑にならないよう静かに散策。
城跡のようなこちらは、かつて民家があった場所。
石垣がくぼんでいる部分は「遠見の窓」といって、家の中からでも海の様子が見られるようにと、窓の前の石垣をわざと低くしたものだそうです。
石垣に囲まれた迷路のような道は、歩いているだけでワクワクします。
大小さまざまな形の石を人の手でひとつひとつ丁寧に積み上げる作業は、想像しただけで気が遠くなりそう...。
◎「だんだん館」で 海を眺めながらひと休み
石垣の里を上がっていくと、「だんだん館」というお食事処があります。
メニューはこんなかんじ。
みかんジュースだけで4種類もあるのが愛媛県らしいですよね。
お食事メニューは時間に要注意です。事前に予約をすると、お刺身もついた「だんだん定食」(1,000円)がいただけるそうですよ。
海を眺めながら、「果汁100%みかんジュース きよみ」(300円)を飲んでひと休み。
伝統の石垣が醸し出すどこか懐かしい雰囲気と、海の鮮やかな青に、ほっと心休まるひとときでした。
大海原を一望!「高茂岬」
「石垣の里 外泊」を後にして、車を走らせること20分。「高茂岬(こうもみさき)」に到着!
ここへ来る途中、野生のサルに出会いました! カーブの多い山道で動物が飛び出してくる可能性があるので、あまりスピードを出さないほうが良さそうです。
100m級の断崖が続く絶景スポット「高茂岬」。海の向こうにはうっすらと、九州の山々が見えました!
ここでお弁当を食べたら気持ち良さそう〜!
下のほうまで歩いて行くことができます。
こんな素敵な場所があったんだ・・・!と、思わずため息。 想像以上の絶景スポットでした。
海あり山あり、自然豊かな愛媛最南端のまち「愛南町」。
外泊の石垣には、美しいだけでなく時に厳しい自然と付き合いながら暮らすための、先人の知恵と苦労が詰まっていました。
空港や道後温泉のある松山市からはやや遠いですが、都会の喧騒を離れてのんびりと旅したい方にぜひ足を運んでいただきたいエリアです。