2018年7月24日から観光目的でのビザフリー滞在期間が5日から30日に延長されました。
ビザフリーが適用される条件は下記の通り:
・ミンスク第2空港から出入国(出入国ともロシア経由でないこと)
・ベラルーシ滞在1日あたり20ユーロ相当以上のお金を持っていること
・ベラルーシで有効な海外旅行保険(死亡補償金1万ユーロ以上のもの)に入っていること
詳しくは駐日ベラルーシ共和国大使館のHPで最新の情報をご確認ください。
>> ビザなしの30日間(駐日ベラルーシ共和国大使館)
いざ、緊張の入国!
さぞや厳しい入国審査なのかと覚悟して挑んでみたら特に質問もなく帰りの航空券の提示も必要なしでした。保険についてはパスポートコントロール前にあるカウンターで加入することができます。が、日本で加入している旅行保険の英語版を提示したらすんなりOK。ベラルーシ美女の係官にパスポートの写真と実物の顔を何度も何度も凝視されている時は思わずドキドキしてしまいましたが、意外やあっさり通過できました。
ベラルーシの主な観光スポットは過去記事でご紹介されていますのでそちらをご参考に!
>> 5日間ビザ免除に! 旧ソ連の雰囲気漂う「ベラルーシ」の必見スポット10選
1. 夜のミンスクを楽しむなら
過去記事にもありますように、ホームレスや物乞いなどは見掛けず、暗くなっても一人で気軽に街歩きが出来るなど、比較的治安が良いと感じました。
金曜の夜は特に多くの人で賑わうvulica Zybickaja、通称「バー通り」と呼ばれる通りには多くの飲食店が軒を連ねています。
▲ 路上社交ダンスを楽しむ人々
薄暗く、またクラブっぽい騒々しいバーは苦手なので、一人でも入り易そうなモダンなお店をチョイス。
▲ ЗАВТРАКИ 24
ワッフルやパンケーキなどは生地の種類からトッピングまでカスタマイズが可能なのでおかず系にもなるしデザート系にもなり、どんな仕上がりで提供されるのかワクワク。
▲ ポテト生地に野菜のトッピング
思わぬオシャレな仕上がりに嬉しい驚き!生地はもちもち、野菜はシャキシャキ、オシャレだけではなくとっても美味しい一品でした。
2. ファーストフードを楽しむなら
バス停Kujbyšava付近の企業ビルの隙間には安くて美味しいと評判のフードトラックやガレージバーなどが出店しています。
アートで彩られ、さながらNYの下町に紛れ込んだよう。
色の組み合わせが楽しめるアイスクリームはインスタ映え間違えなし!
3. 食材を買いそろえたいなら
柱のない大きなドームが印象的なカマロフスキー市場。
ここに来れば新鮮な野菜からお肉まで何でもそろいます。じぃーっと見ていると試食もさせてくれますよ!
生鮮食品だけではなくお菓子なども入手できるのでお土産選びも出来そうですね。
4. ベラルーシ菓子と言えば「コムナルカ」
滞在中、一度は足を運びたいベラルーシのチョコレートメーカー「コムナルカ」。
種類豊富な一口サイズチョコが量り売りで購入できます。
女の子がデザインされているアリョンカのチョコレートも。
カフェも併設されていますので休憩にも利用できます。
5.(少し)高級感を味わいたければ
入口から高級感が漂ってくるGRAND CAFÉ。
入るとすぐレセプションがあり、ダンディな紳士と絶世の美女に迎えられ、案内されたのは窓側のバーが見渡せる席。
お値段はいかほど・・・と少々心配していたのですが、他店よりすこーし高いかなくらいの料金設定で、そうは言ってもビールは350円ほど、スープは800円ほど。
▲ ボルシュ
店内の雰囲気も料理のお味も抜群でした。
6. ベラルーシ郷土料理「ドラニキ」は外せない!
「ドラニキ」とはポテトパンケーキのことです。
これがマズイ訳がない!お店によって焼き加減や添え物(サワークリームやマッシュルームソースなど)が異なるので食べ比べしてみても楽しいです。
7. 旧ソ連を彷彿させる街並み
ミンスクの街は戦争によって甚大な被害を受け、現在見る街並みは戦後スターリン様式の都市計画に基づいて再建されたもの。特に目抜き通りの「ネザレージナスチ大通り」は旧ソ連諸国の面影を強く感じる通りです。
広大な通りにソ連式の巨大な建物が整然と並んでいます。
▲ KGB本部
「(現在の)ロシアよりソ連っぽい」と言い放ったロシア人ツーリストの一言が印象的でした。
▲ ミンスク駅前のミンスクゲート
8. 古き良き時代のミンスクの面影を残す場所
戦後再建されたミンスクはどこもかしこも“新しい”といった印象ですが、あえて旧市街はどこかと言えばミンスクで一番古い映画館のあるエリア。
広々とした歩行者専用道路、数メートルおきに設置されているベンチ、飲食店も多数。
巨大な街並みに疲れたらここに来て一息ついてはいかがですか。
9. 散策を楽しむなら
あっちにもこっちにも緑があり、癒されスポット満載です。
特にスヴィスロチ川沿いは絶好の散策スポット。
子供達が遊ぶ姿や犬の散歩やランニングの方など、市民の生活の一部を垣間見ることができ、平和な気持ちにさせてくれます。
10. ミンスクの“今”を感じるには
Kastrychnickaya streetはウォールアートストリート。
“Vulica Brazil”というプロジェクトの元、ブラジルとベラルーシのアーティストによるアートが壁一面に描かれています。
工業エリアのこの地域、廃工場などはリノベーションされカフェやショップ、イベントスペースに活用されており、今や若者が集う最新スポットとなっています。
「ヨーロッパ最後の独裁国家」などと呟かれ、どれほど共産圏的な無機質さが漂っているのかと思いきや、洗練されたオシャレな空間や優しい色合いの住宅街などを目にし、抱いていたイメージが大いに覆されました。
ビザフリー30日でハードルが下がっている今、ベラルーシを渡航先候補に入れてみてはいかがでしょうか。