2018年10月から1年間の予定で観光ビザが免除となり渡航しやすくなったミャンマー。面倒な出入国カード等の記入もなし、復路の航空券提示も必要なし、何ら聞かれることもなく、ストレスフリーで通過した入国審査。
▲ 丸々したビルマ文字が可愛い!
仏教(上座部仏教)大国ミャンマーは国民の約9割が仏教徒。そのため各地には仏教関連建造物が多数点在し、必然的にそれらが観光のハイライトとなっています。もう一つの目玉は広大な大地に昇る朝日、沈む夕日鑑賞。どんな空色が臨めるのか、期待を胸にミャンマーの主要スポットを巡ってきました。
ヤンゴン
ミャンマー最大の都市ヤンゴン。(首都は2006年ネピドーに遷都)家が密集し高層ビルが並び渋滞が激しい大都会。
市街を見下ろす丘の上にある「シュエダゴン・パゴダ」はミャンマー仏教の総本山。中央の大仏塔は黄金に輝き、尖塔にはダイヤやルビーなどの宝石が散りばめられ、大仏塔の周りには林立する廟や仏像。
めくるめくゴールドの世界に若干目がチカチカ、日本人には金閣寺くらいの金が丁度いいんだなぁと不謹慎な事を思いつつ冗談かと思うくらいの仏像の多さに圧倒されました。
〇シュエダゴン・パゴダから見る夕日〇
バガン
世界三大仏教遺跡のひとつといわれるバガン。見渡す限りの平原に点在する仏塔の数は2千とも3千ともいわれています。
「シュエサンドー・パゴダ」のテラスから眺める夕日が有名でしたが、現在は登ることができません。
2019年1月現在、バガンの殆どの仏教遺跡は、遺跡保護、安全上の理由により立入禁止となっています。
〇バガンビューイングタワーから見る夕日〇
〇沈んだ後の燃えるような空〇
〇日没直前のウィニドー寺院〇
チャイティーヨー
落ちそうで落ちない奇跡の岩「ゴールデンロック」が鎮座しているのはチャイティーヨー山頂。
台座との設置面はわずか1M程。
お釈迦様の聖髪が納められているとされ、2500年前、海の底にあったこの岩を不思議な力で山頂に置いたという伝説が残っています。
同行したガイドさんは子供の頃後ろから押して揺らしたそうです。揺れるということは台座の岩と一体化しているわけではないということ。そして揺らしても落ちない絶妙なバランスを保っているということ。
▲ 角度を変えて見るとずり落ちそう・・・
もちろん現在は揺らすのは禁止。そして岩に触れることができるのは男性のみ。
〇チャイティーヨーから見る夕日〇
〇トワイライトタイム〇
〇朝焼けの空〇
日常では見逃してしまいがちな朝焼けと夕焼け。旅先の、普段とは違う空気感の中で見る変わりゆく空色はとても美しく、当たり前にそこにある太陽の有難味を改めて感じることができました。
日本の国土の約2倍の面積を保有するミャンマーにはまだまだ手つかずの美しい景色が広がっていそう。観光ビザ免除のこの機会に、足を運んでみてはいかがでしょうか。