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【金時山】東京からバスで日帰り登山! 自然と猫と温泉に癒される旅


山頂から富士山の絶景が見られることで人気の山、箱根の「金時山」に登ってきました。

東京都心から日帰りで登山ができて、下山後には温泉と湯上りビールまで楽しめる最高のプラン! 山頂では可愛い猫たちに会えて癒されました。登山初心者でも挑戦しやすい山なので、この夏どこかの山に登ってみたいなぁという方は参考にしていただけたら嬉しいです。




今回の登山ルート

バスタ新宿から小田急の高速バスで約2時間、「乙女峠」バス停で下車し、そこから登山を開始しました。

今回の登山ルートは
【上り】乙女峠バス停 → 乙女峠 → 金時山頂上(約2時間)
【下り】金時山頂上 → 公時神社 → 金時神社入口バス停(約1時間半)

括弧内は実際にかかった時間。上記の他にも複数の登山コースがあります。車で行くのかバスで行くのか、所要時間などを考慮して決めましょう。




雨の中、乙女峠から金時山の山頂を目指す!

この日の天気は不安定で、雨が降ったりやんだり・・・。雨が激しく降っている間は雨具を着て登りました。 雨の中の登山は濡れるし、足元も悪く滑りやすいし、景色も楽しめないし・・・。でもでも、悪いことばかりではありません!

夏でも気温が上がりすぎることなく涼しい中で登山ができますし、雨の日ならではの幻想的な景色が楽しめます! また、晴れている土日は登山道も山頂も混雑するらしいのですが、この日は人とすれ違うこともほとんどなく、自分たちのペースで登山が楽しめました。


登り始めてから30分ほどで、乙女峠の展望台に到着。晴れていればここから富士山が見えるらしい。

奥にはひっそりと、廃墟となった茶屋が佇んでいます。

「乙女峠」という名前の由来。これを読んだらますます寒気がしてきました・・・笑

少し休憩したら、再び金時山の頂上目指して出発!


正直、もっとラクかと思ってた・・・笑

金時山は初級者向けの山と紹介されることが多いですが、今回登った乙女峠口からのルートは「普段履いているスニーカーで充分」とは決して言えない登山道でした。スニーカーでも登れなくはないですが、登山用の靴がおすすめ!

また、手で支えながら登りやすいように、トレッキンググローブ(無ければ滑り止め付きの軍手)を持っておくと便利です。




山頂には猫!

ついに、金時山の山頂に到着!
標高は 1,212m。金時山といえば、この場所からの富士山の写真が有名ですよね。

この通り真っ白で何も見えませんでしたが・・・。

山頂には可愛い猫が4匹もいて癒されました! 景色より猫!

この猫たちに会えただけでも、頑張って登った甲斐がありました!




山ごはんと山コーヒー

登山の楽しみの一つ、山頂で食べるごはん!

この日は営業していませんでしたが、金時山の山頂には茶屋があります。山頂に並んでいるテーブルや椅子は茶屋のものだそうで、そこでは火器の使用が禁止。ガスバーナーを使う方は、テーブルから離れた手頃な岩場を探しましょう。

コーヒーも淹れました。

そうこうしているうちに、いつの間にか雨がやんで地上の景色が見えるように・・・!

大きな岩に登って、景色を楽しみながら最高のコーヒータイム!

仙石原や芦ノ湖、大涌谷まで見えました。期待していなかっただけに嬉しさ倍増! 残念ながら富士山は見えませんでしたが、それでも大満足です。

居心地が良すぎて、予定より1時間も長く山頂で休んでしまいました。来たときとは別のルートを通って下山します!




下山中に見られる「金時宿り石」

金時山は、あの「金太郎」伝説の舞台として知られる山。山頂から金時神社入口へのルートには、金太郎に関係するスポットが点在しています。

中でも、登山客の誰もが立ち止まって見上げるのがここ!

この真っ二つに割れた大きな岩は、金太郎が雨宿りしたという言い伝えがある「金時宿り石」。巨大な岩を支えるように何本もの木の枝が挟まれていて、岩から根っこが生えているようにも見えます。

人と比べるとこんなに大きい!
金太郎の話をよく知らなくてもつい見入ってしまう、神秘的なスポットでした。

坂田金時が祀られている「公時神社(きんときじんじゃ)」では、金太郎の鉞(まさかり)を発見。この他にも、金太郎が手毬(てまり)にして遊んでいたという「金時手毬石」もありました。ぜひ歩きながら探してみてください!





登山後は温泉とビール!

下山後は、汗を流しに温泉へ。

今回は金時神社入口バス停から高速バスで約10分の、「ごてんば市温泉会館」を利用しました。(小田急の高速バスは空席があれば、予約していなくても乗車時に運転手さんに行き先を告げて乗ることができます。交通系ICカードが使用可能。)

「ごてんば市温泉会館」はこじんまりとした少し古い温泉施設で、3時間500円とリーズナブル! 地元の方も多く利用されるようで混雑していました。露天風呂はありませんがお風呂場に大きな窓があり、金時山からは見えなかった富士山を温泉に浸かりながら見ることができましたよ!

みんなで湯上りビールを楽しめるのも、バス旅の良いところ。

帰りは温泉会館前バス停から高速バスに乗車。新宿まで1本なので、ぐっすり眠れます。



都心からわずか2時間で大自然を満喫でき、温泉もセットで楽しめる金時山。雨の日でも意外と快適に登ることができました。「金太郎」伝説を予習してから訪れると、さらに面白いかもしれませんね!


このしおりのライター

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