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2018-06-04

レトロなパッケージに惹かれる! 富山で買いたいお土産


せっかく富山に旅行に来たなら、富山ならではのお土産を買いたいですよね。
今回は、お土産を買うためにわざわざ寄りたい富山市内の4つのお店と、それぞれのおすすめ商品をご紹介します。富山にはレトロでちょっと懐かしいお土産が多数。自分用にも買って帰りたくなるものばかりですよ。




「池田屋安兵衛商店」のレトロな薬

まずご紹介するのは、日本の伝統薬を販売する老舗「池田屋安兵衛商店」。昔ながらの丸薬製造体験もできるほか、2階では薬膳が楽しめるとあり、観光スポットとして多くの人々が訪れます。

お土産に薬!?と驚かれた方もいるかもしれません。実は、富山は江戸時代から製薬・売薬が非常に盛んな地で、“薬都”として知られているんです。

江戸時代には「反魂丹(はんごんたん)」という丸薬が、富山の薬売りによって全国に広まりました。池田屋安兵衛商店では、現代の人々にも通用する新しい形の和漢薬として「越中反魂丹」を復活させ、富山の薬文化を守り伝えています。

▲「通じ丸」(20粒×6包 1,200円+税)/「反魂丹」(10粒×10包 1,800円+税)

池田屋安兵衛商店でお土産におすすめな商品第1位は、もちろん「反魂丹」! ストレスからくる胃腸障害や、食べ過ぎ・飲み過ぎによる各症状、消化不良、車酔いにも効くそうです。

編集部は「通じ丸」という薬も購入してみました。こちらは反魂丹に次いで2番目に人気の商品だそうで、便秘による不快感や肌荒れに効くんだとか。「翌日仕事がお休みのときに飲んでください」とアドバイスをいただきました。

店内には、こんなレトロかわいいパッケージの薬も!
また薬だけでなく、生姜湯やハーブティー、薬膳の材料なども販売されています。ちょっとしたタイムスリップ気分を味わえる店内で、ぜひお買い物を楽しんでみてくださいね。


池田屋安兵衛商店

place

〒930-0046 富山県富山市堤町通り1-3-5
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access_time
9:00〜18:00(※2階の薬膳カフェは11:30〜14:00、水曜定休)
年末年始







「島川あめ店」の麦芽水飴

続いてご紹介するのは、先ほどの池田屋安兵衛商店から徒歩3分ほどの距離にある「島川あめ店(さくら飴本舗)」。どこか懐かしい雰囲気の店内には、様々な種類の飴やお菓子が並びます。

▲「麦芽水飴」(150g 500円+税 / 330g 1,000円+税 / 500g 1,500円+税)

こちらでぜひお土産に買いたい商品は、大きな瓶にたっぷり入った「麦芽水飴」。昔ながらの製法で手間暇かけて作られており、砂糖を使わずに麦芽とデンプンだけで炊き上げられた、素朴な味わいが特徴です。

実は麦芽水飴には、先ほどご紹介した「富山の薬売り」との強いつながりが・・・。江戸時代末期頃、丸薬づくりの際に薬の苦味を少なくするため、また薬のつなぎとして水飴が利用され、富山では製薬店とともに水飴屋も多くできていったといいます。
しかし、時代とともに医薬品を取り巻く状況が変化。さらには甘味料としての砂糖の普及も重なり、水飴の需要は少なくなっていきました。現在では、富山市内に残る水飴屋は島川あめ店だけとなったそうです。

近頃は健康食として注目されるようになった麦芽水飴。スプーンなどですくってそのまま食べてもよし。トーストに塗ってもよし。砂糖の代わりとして紅茶に入れたり、大学芋や煮豆などの料理にも使えるとのこと。日頃から砂糖の摂りすぎが気になる方にもおすすめですよ。

▲「あめ屋のマーシュ」(500円+税)

店内には、麦芽水飴を使って作られたお菓子も並びます。中でもおすすめは、麦芽水飴と卵白のみで作られた「あめ屋のマーシュ」。とっても軽く、口の中でフワッと溶ける新食感のお菓子です。

一度訪れたらファンになってしまうこと間違いなしの温かい飴屋さん、ぜひ足を運んでみてくださいね。


島川あめ店

place

富山県 富山市古鍛冶町6−7
(GoogleMapで見るopen_in_new)
access_time
10:00〜18:00
水曜定休







「月世界本舗」の、富山を代表する銘菓

続いては、富山市ガラス美術館のすぐそばに位置する「月世界本舗」。明治30年創業の老舗菓子店です。

▲「月世界」(1本4個入り 450円+税)

店名にもなっている「月世界」は、富山を代表する伝統銘菓の一つ。新鮮な鶏卵に、和三盆と白双糖を煮詰めた糖蜜を合わせて乾燥させた、上品な味わいのお菓子です。その独特の風味は、日本茶はもちろんのこと、ブラックコーヒーにもよく合うそうですよ。

実際に食べてみたところ、軽く溶けていく食感がクセになり、いくらでも食べられそうでした。伝統的なお菓子ですが、これまでに食べたことのない新しい美味しさです。

▲「つきせかい バラエティーパック」(月世界・まいどはや 各2個入り 745円)※本店のみのお取り扱いです。

「まいどはや」というマシュマロ食感の和菓子もおすすめ。“まいどはや”とは富山の方言で、“こんにちは” “おげんきですか”という意味だそうです。

「月世界」と「まいどはや」が2個ずつ入ったバラエティーパックは、箱のデザインも可愛らしく、ちょっとした手土産にも喜ばれそうですね。

月世界本舗では、家族用にも、会社で配る用にもぴったりなお土産が見つかるはず! 富山駅の「とやマルシェ」でも月世界が購入できるようですが、バラエティーパックは本店のみでの取り扱いです。市内中心部でアクセスも良いので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。


月世界本舗

place

富山県富山市上本町8-6
(GoogleMapで見るopen_in_new)
access_time
9:00〜18:00
日曜定休







「梅かま」の細工かまぼこ

最後にご紹介するのは、「梅かまミュージアム U-mei館」。あらゆるかまぼこ製品を手がける県内最大手の老舗「梅かま」の直営店で、かまぼこの歴史や製法を紹介するとともに、作りたてを販売しています。タイミングが良ければ、細工かまぼこ職人の技が間近で見られますよ!

大きな鯛のかまぼこや、鶴、亀、富士山などのデザインが施されたかまぼこは、富山では縁起物としてよく知られています。細工かまぼこの籠盛りは、結婚式の引き出物の定番なんだそう!

昔ながらの細工かまぼこだけでなく、猫や新幹線の細工かまぼこまでありました! 小さめの細工かまぼこならお土産にも良さそうですね。

細工かまぼこ以外にも、様々な種類のかまぼこ製品が揃っています。中でもぜひお土産に買って帰りたいのは、富山のかまぼこの定番「昆布巻き」(写真右)。富山には古くから昆布の食文化が浸透しており、昆布で巻かれたかまぼこが親しまれているんです。

お酒と相性の良さそうなかまぼこ製品も多数ありましたので、ぜひ立ち寄って、富山の食文化に触れてみてくださいね。


梅かまミュージアム U-mei館

place

富山県富山市水橋肘崎482-8
(GoogleMapで見るopen_in_new)
access_time
平日・土曜 9:00〜16:30 / 日祝 9:00〜16:00
水曜定休





富山ならではのお土産が買える、富山市内の4店舗をご紹介しました! 自分用にも買っておくと、旅行後も余韻を楽しめそうですね。お土産選びの際はぜひ参考にしてみてください。

このしおりのライター

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