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2018-03-28

【台湾】台南のアマゾン「四草緑色隧道」と、ラピュタの世界「安平樹屋」で樹木のパワーをもらおう!

台南観光スポットで注目度が高いエリアは台南の西側、国家公園に指定されている広大な湿地帯「四草」と台湾で最も歴史の古い町「安平」です。この2つのエリアにある “樹木がすごい!”スポットをご紹介いたします。



行き方

2つのエリアは共に台南の西側にありますので同日に訪問が可能です。台南公園を始発とするバス「99台江線」でアクセス可能。本数が少ないので事前に時刻表をチェックしておくと良いでしょう。今回は「台鉄台南駅」から「四草生態文化園區(大眾廟)」まで乗車しました。40~50分程の道のりです。



四草大眾廟

バスを降りると目に飛び込んでくるのは300年以上もの歴史がある大眾廟。


鄭成功軍とオランダ軍との戦いの戦死者が祀られています。主神は戦いで数々の功績、奇跡を起こした鄭成功軍の武将「鎮海元帥」です。






四草緑色隧道

廟を左手に少し進むと水路クルーズのチケット売り場があります。左の窓口「緑色隧道(30分)」がマングローブの緑のトンネルクルーズです。


人気観光地なので乗船まで2時間~待つこともあるそうです。今回は15分程で乗ることができました。救命胴衣を着け、無料レンタルの笠帽子を被って、筏船に乗り込みます。


四草湖から伸びる1kmほどの水路がマングローブ保護区に指定されている「四草緑色隧道」。両岸のマングローブが伸び頭上で交差してアーチを造り出しています。


このアーチが緑のトンネルと呼ばれ、ポスターなどにも起用される「四草緑色隧道」の中で一番美しい場所。


水面に映し出される緑がとっても幻想的。


なお、筏船の席順は早い者勝ち。中央に座ると座った状態で水面は全く見えません。見えるのは笠帽子と頭上の枝のみ。


頭上すれすれに枝がない箇所では立ち上がっての撮影はOKでしたが、可能であれば最前列か筏船の左右の水辺側に席を確保することをお薦めします。




四草砲台

30分のクルーズを終え、移動する前に見ておきたいのは二級古蹟に指定されている四草砲台。


台湾最初の古戦場であったことを示す砲台の名残。砲口を出すための丸い穴、そして壁と一体化しているガジュマル。ここでも樹木の生命力の強さを感じることが出来ます。






安平樹屋

バスの本数が少ないのでタクシーで移動しました。95元(約380円)でした。


入場チケットは英商徳記洋行(イギリス商社)と共通です。


安平樹屋は元々は塩工場の倉庫として使われていた建物。


廃墟となった倉庫にガジュマルが浸食し、レンガ倉庫を覆う、というより食い尽くすような勢いで縦横無尽に伸びています。


壁に沿って、屋根を突っ切って、地を這うように伸びるガジュマルの姿は恐怖すら感じる。


中には樹齢300年のものもあるようで、鬱蒼と伸びるガジュマルと廃墟のコラボは「ラピュタの世界観」を彷彿させると話題です。





映像の中に飛び込んだような美しい緑のトンネル、木の根に巻き込まれそうな不気味さをも感じるガジュマルの森、2つの “樹木がすごい!”スポットで熱帯樹木の息吹を体感してみてはいかがでしょうか。


このしおりのライター

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