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2018-03-22

【ベトナム】トリップアドバイザー口コミで大人気! 真っ暗闇のレストランとは?


みなさん、ベトナムのホーチミンにあるレストラン「noir」をご存知ですか?

「noir」とはフランス語で「黒、暗黒の」という意味。

そう、このレストランはその名の通り、真っ暗闇の中で料理を楽しむレストランなんです!!

何を食べるのか、事前に知ることはできません。お皿に触れた感覚や匂い、そして味覚で味わい、なにを食べているか予想するという新しいスタイルを楽しむことができます。

先日ホーチミンへ行った際、実際に行ってきたので紹介したいと思います。



noirに到着。

noirは、ホーチミン中心部のドンコイ通りから歩いて20分ほどの所にあります。
ピンクの外観で有名なタンディン教会からは5分ほど。

この路地を入って一番奥まで進むと左手に洋風の白い建物があります。到着です。


内装はこんな感じ。外装とともに、洋風でとてもおしゃれです。
到着するとスタッフが出迎えてくれるのですが、とても親切!!

そしてウェルカムドリンクを頂きながらメニュー選び。ウェルカムドリンクは、アルコールかノンアルコールを選ぶことができます。私はアルコールを選びましたが、梅酒に似た味の美味しいお酒を出してくれました。

メニューは、Western、Eastern、Vegetarianの3つのコースがあります。私はWesternを選びました。どのコースも前菜、メイン、デザートのコースとなっているそうです。また、誰かと一緒に行く際は、同じコースを選ぶと食べている時に予想しあえるので面白いと思います。

メニューを選ぶ際もどんな料理が出てくるかを知ることはできません。しかし、アレルギーはある?と聞いてくれるのでどうしても食べられないものなど伝えるといいと思います。




食べる前にウォーミングアップ

いきなり真っ暗の中ご飯を食べるのではなく、暗闇に慣れるためにまず簡単なゲームをしました。

アイマスクをつけて、手探りで積み木を元あった場所に戻します。意外と難しい!
しかしいくつか触ってると感覚がわかりスイスイ。このゲームは暗闇の中、手を使うことに慣れるもので、食事をする際に役立つよ!と言われました。




いよいよ食事スタート

荷物をすべてロッカーへ入れ、もちろん携帯も入れるため写真を撮ることはできません。

荷物を預けたら別館へ。

全盲のスタッフがサポートしてくれ、中へ。目を閉じると怖くなく、歩きやすいと言われました。少し歩いたあと席へ。スタッフの方が日本語で全部説明してくれたので安心です。席へ着くと、机の上にフォークとナイフがあるよ、とか右手にあるナプキンを膝にかけてというように指示してくれます。


少し待つと前菜が。
どこにお皿がいくつあるか、あとは食べる順番を教えてくれます。自分が今から何を食べようとしているのか全く見えないので少し怖いですが、どれも美味しいものばかり。匂いや味で何を食べてるか予想し合いました。

そのあとメイン、デザートと続きます。


食べている間も、声の届く距離にスタッフがいるので何かあったらすぐ頼ることができました。また、そのスタッフの声のかけ方がとても安心するんです。暗闇の中いきなり声をかけられてびっくりすることのないように、ちょっと離れたところから声をかけ始めたり、、。
私たちが暗闇の中サポートしてもらうことで、反対に明るい時どのように目の不自由な方をサポートしたらいいかなどということも学ぶことができると思います。




最後に答え合わせ

デザートまで食べ終わったあと、本館に戻って答え合わせ。
何を食べたのか画像を見ながら教えてくれます。全く予想と違うものだったり、意外な味付けを使っていたりととても面白かったです。

上の写真は、最後にプレゼントとしてもらったブレスレットです。



とても美味しいコース料理をただ食べるだけでなく、こんな珍しい体験ができるこの「noir」。日本円にすると4000円ほどで楽しむことができます。予約が必要みたいですが、私が行った時には前日でも予約することができました。

ぜひホーチミンへ行った際は立ち寄ってみてください!


このしおりのライター

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