close
2018-02-20

【ベトナム】開発が進み変わりゆくホーチミンの“今”を切り取る撮影旅はいかが? 歩いて巡るフォトスポット10選

フランス統治の名残を受けコロニアル風な建物が目に付くホーチミン。道幅が広く歩道には街路樹が並び、比較的歩きやすくしっかりとした都市整備が成されていることが分かります。西洋風の街並みの中、広めの歩道では低い椅子に座って鍋を操る道端屋台を目にし、車道に目を向けるとすさまじい数のバイク集団、そして止まないクラクション。この混沌さがここはベトナムだと教えてくれます。

街中ではアオザイを着て撮影を楽しむ女子をあちこちで目撃しました。撮影に最良では、と思われるスポットをご紹介したいと思います。




1. まずはサイゴン川で心を落ち着ける

一歩外に出ると街の喧騒に圧倒されてしまいますが、まずは川を眺めて一息。川沿いにはベンチが置かれ広々とした遊歩道も整備されています。


開発が進みこれからもどんどん街の姿が変わっていくであろうホーチミン。変わりゆく景色を実感できるスポットでもあります。






2. アオザイ展示場の入口

グエンフエ通り沿いに17世紀から現代までのアオザイを展示しているミュージアムがあります。入口にディスプレイされたレトロなミシンが目を惹きます。


煉瓦積みの外壁、カラフルなランタンがとってもオシャレでフォトジェニックでした。






3. タイルが素敵な スリ・タンディ・ユッタ・パ二寺院

オレンジの外壁に囲まれひっそりと存在するヒンドゥー教寺院。一見見逃してしまいそうな入口から入ると壁や床一面を飾る無数のタイルに圧倒されます。


ピンクの柱、ペパーミントグリーンの壁、レトロな色合いと柄のタイル。これらのタイルは日本のもので、大正時代に流行した「エンボスタイル」と呼ばれるもの。


床まで広がる花柄のタイルは写真映え間違いなしではないでしょうか。






4. フランスバロック様式の元邸宅

フランス人建築家が設計した洋館は資産家の邸宅でした。現在は美術館となっておりモダンアートや彫刻などが展示されています。


窓の数は大小合わせて99枚、ホーチミン市で最も窓の多い建物なんだとか。ステンドグラスも様々なデザインがありました。


吹き抜け部分には80年前の木製エレーベーターが。各フロアの床タイルも素敵なのでお見逃しなく!


ウエディングフォトの撮影スポットにもなっているようで、実際撮影されているカップルを目撃しました。






5. 値切りが楽しい ベンタイン市場

観光市場なので価格設定はちょっと高め。そして強気。それでも活気ある雰囲気は味わってみたいもの。物と色の洪水が押し寄せる、アジアの市場感満載です。


以前ほど客引きが激しくないので(みな携帯に夢中)どんなお土産があるのか案外のんびり偵察できますよ。フードコーナーでベトナムスイーツのChè(チェー)をいただきながら休憩するのもアリですね。






6. オシャレカフェで一息

ホーチミンにはオシャレカフェが急増中! カフェ巡りを目的に訪越する女子も多いはず。市場から程近くにある L'U SINE は1Fがブティック、2Fがカフェスペースとなっています。


モダンな内装で静かな店内。FreeWifiもサックサクなのでつい長居してしまいます。






7. HCMを代表するコロニアル建築その1

ドンコイ通り北西端のロータリーに面して堂々と建つのはサイゴン大教会。

資材はすべてフランスから取り寄せたという煉瓦造りのカトリック教会。訪れたとき(2018年1月)は修復中で内部には入れませんでした。花で彩られたロータリーから教会をバックに撮影する方が多かったです。




8. HCMを代表するコロニアル建築その2

ギュスターヴ・エッフェルが建築したサイゴン中央郵便局。


パリのオルセー駅を模したといわれており、内部は本当に駅舎のよう。


木製の元電話ボックスや床タイルもレトロ感あり必見です!

ちなみに・・・
2012年当時、外壁はピンクでした。元々は黄色で、ピンクに塗り替えて反発があり、2014年再び元の黄色になったそうで。ピンク時代は今思えば貴重だったのかも?






9. ブックストリート

中央郵便局の脇道は本屋さんが並ぶブックストリート。


元々はベトナム国民の読書率向上を目指して開発された地区だそうで、『おしゃれな書店街』として観光地としても注目を浴びています。オープンエアのブックカフェも雰囲気抜群!

シンプルかつ手頃な小物類も本と合わせてお店に並んでいるのでお土産選びも楽しめます。




10. 開放的な グエンフエ通り

人民委員会庁舎、ホーチミン像からサイゴン川までの約1km続く通りで、通りの中央は広々とした歩行者天国となっています。


夜にはライトップされ幻想的。


車に邪魔されず思う存分撮影を楽しむことができる通りです。





近代的なビルの合間に歴史的な建物があったり、アジア感溢れる活気の中に西洋的な静けさがあったり、ちぐはぐなような融合しているような不思議な印象を受けるホーチミン。ベトナム初の地下鉄工事が進んでおり、開通は2020年(予定)とのこと。益々の発展と共に姿を変える街並みに今後も注目していきたいと思います。


このしおりのライター

このライターのしおり