先月発表された「じゃらん 人気温泉地ランキング2018」において、我が故郷・兵庫県豊岡市の「城崎(きのさき)温泉」がトップ10にランクインしました!
志賀直哉の作品『城の崎にて』でも知られる城崎温泉街。風情ある街並みが魅力的で、冬でも浴衣姿で外湯めぐりや食べ歩きを楽しむ人々で賑わいます。
今回は、そんな古き良き温泉街に昨年新しくオープンした “絶景カフェ” をご紹介したいと思います。
城崎珈琲「みはらしテラスカフェ」
2017年7月21日にオープンした「みはらしテラスカフェ」。大師山の山頂に位置し、城崎温泉街を一望することができます。
豊岡の豊かな自然に囲まれて、自家焙煎の美味しいコーヒーをいただく・・・。想像しただけで贅沢な時間です。
さっそく行ってみましょう!
アクセス: 城崎温泉ロープウェイで山頂へ!
みはらしテラスカフェのある山頂までは、「城崎温泉ロープウェイ」で。
こちらのロープウェイは、麓から中間の温泉寺駅を経由し、山頂まで約7分間の空中散歩を楽しむことができます。ロープウェイ乗り場までは城崎温泉街から徒歩でアクセス可能。JR城崎温泉駅からは約20分かかりますが、食べ歩きなども楽しみながら温泉街を通り抜ければ あっという間に到着しますよ! また、駐車場も完備されています(2時間700円)。
ロープウェイの料金は、大人900円(往復)。このチケットで途中下車も可能です。
ロープウェイは想像以上にスピードが速く、体感時間は片道7分も無かったように思います。
山頂駅へ着くとすぐに、お目当てのカフェが目の前に!
コウノトリに会えるかも? 大自然に囲まれて過ごす優雅なひととき
こちらが、先ほどご紹介した「みはらしテラスカフェ」。ファンが回る高い天井やガラス張りの壁が、これでもかと言うほど開放感を演出しています。(こんな洒落たカフェ、これまで地元に一軒も無かった・・・!)
ガラスの壁の向こうにはテラス席。その向こうには雄大な自然が広がっています。
ガラスは断熱効果があるものを使用しているそう。角に置かれた薪ストーブは、見た目にも暖かさを感じさせてくれますね。
今回は珍しい名前に惹かれて、「玄米キャラメルラテ」(税込530円)を注文してみました。自家製キャラメルと有機玄米粉で仕上げられた風味豊かなラテは、ほんのり甘く優しい味。
「KINOSAKI COFFEE」の文字とともにスリーブに描かれているのは、豊岡の空を飛ぶコウノトリのイラストです。野生のコウノトリは1971年に日本で絶滅しましたが、ここ豊岡市では保護・人工繁殖の取り組みをし続け、2005年に放鳥。現在は、野生のコウノトリが空を舞う姿をたびたび目撃することがあるんです。
運が良ければ、眺めが良いこのテラスからもコウノトリの姿を見つけられるかもしれませんね。
情緒溢れる温泉街とはまた違った城崎の顔を楽しめる、山の上の絶景カフェ。晴れている日にぜひ、雄大な自然と美味しいコーヒーを求めて足を運んでみてください。