「世界で最も住みやすい都市」と言われている、オーストラリア南東部のメルボルン。今年の9月から、JALが成田発の直行便を運航開始したことでアクセスが便利になり、ますます注目を集めている都市です。
そんなメルボルンを訪れたらぜひ足を運びたいのが、州立の図書館! 一つの芸術作品のように美しい空間で、観光客でも無料で気軽に入ることができますよ。
メルボルン観光で絶対寄りたい! ビクトリア州立図書館
美しすぎる!帰りたくなくなる!と話題の図書館がこちら、「ビクトリア州立図書館(State Library of Victoria)」。
アクセスは、メルボルンセントラル駅から徒歩約1分と便利な場所です。フリンダースストリート駅からも充分歩いて行ける距離ですし、トラムで向かうのも良いでしょう。(メルボルン中心部はトラムが無料で利用できます!)
「観光目的でも気軽に入れるの?」と少し不安でしたが、行ってみると観光客らしき人が大勢いたので一安心。正面の入り口にセキュリティゲートがありますが、受付などは無く、ふらっと気軽に入ることができました。
入って真っ直ぐ進み、勉強スペース2階の席へ。2階には一人用の机がずらりと並んでおり、人気の席だとか。空いていたので少し座ってみましたが、ここは横に誰もいないのでかなり集中できそう! フリーWiFiもあり、勉強しやすい環境が整っています。
美術館のようなスペースも!
厳かな雰囲気で、図書館というより美術館みたいだな〜と思いながら館内を見学していると・・・ 本当にありました、ギャラリースペース!!
ちょっと作品が飾ってあるだけ、ではなく、結構広々としたスペースに美術作品が展示されています。もちろんここも無料。この図書館に観光客が多いのも納得です。
お目当てのドームへ!
観光客に人気なのは、ドーム状の読書室。吹き抜けになっており、エレベーターや階段で上がって上から見おろすことができます。
最上階(6階)のバルコニーからの眺めがこちら!
綺麗な八角形になっており、歴史的で重厚感のあるドーム。壁にはずらりと本がディスプレイされており、なんとなく『ハリー・ポッター』の世界に近いものを感じます。
天井も美しいので、ぜひ見上げてみてください!
それにしても、観光客に写真を撮られながら勉強に集中できるのだろうか・・・、と思いながら机をよく見てみると、遊んでいる人たちを発見! なんと、チェスのための席が用意されているんです(笑)
チェスでの交流はメルボルンの一つの文化のようで、国籍を超えたバトルが繰り広げられていました。
他にもカフェや本屋などが併設されており、読書や勉強だけでなく様々な用途で使える図書館。フリーWiFiも高速で、この施設が無料だなんて地域住民が羨ましい限りです。メルボルンが「世界で最も住みやすい都市」と言われている理由が、この図書館に来てなんとなく分かったような気がしました。