こんにちは!ライターの前野圭祐です。
今回は、イギリス・ロンドンにある 言わずと知れたテニスの聖地「ウィンブルドン」の、会場の中を巡るツアー “WIMBLEDON LAWN TENNIS MUSEUM & TOUR” に参加してきたことを書きたいと思います。これに参加したのは2月末だったので、7月に開催されるウィンブルドンはこの時期オフシーズンでした。
“WIMBLEDON LAWN TENNIS MUSEUM & TOUR”
ロンドン中心部から南西に約10kmの地点にある、世界最高峰のテニスの戦いが繰り広げられる、ウィンブルドンの会場。行き方はバス、タクシー、地下鉄などがありますが、僕は地下鉄と徒歩で向かいました。
宿の近くの駅から45分ほど電車に乗り、最寄りのサウスフィールド駅に着いたものの、どのバスに乗ったらいいかがわからず、歩いてそこを目指すこと約30分。その全貌が見えてきました。
上の写真のように、僕が参加するツアーの名前が書いてありました。
ツアー料金は3700円ほど(為替により変動あり)
所要時間は1〜2時間ほどです。
いざ中へ
外観はこんな感じで、建物が並んでいます。同じくツアーに参加しにきた観光客の方がいました。
中へ入り、まだ見えてこないテニスコート。しかし、対戦表があります。ここで数々の歴史的な戦いが繰り広げられてきたのかと思うと、興奮が高まります。
中には、こんなものも。
こちらに飾られている銅像には、F.J.PERRYと刻印されており、「イギリスのテニスの神様」と呼ばれる人物だそうです。
またその年に優勝した男女両選手が優勝の証を持ち、映っている写真も感動的でした。
こちらが、遠くから撮った全体像です。コートは25あり、シーズン中はあらゆるコートでテニスの試合が繰り広げられることでしょう。
なんと、センターコートに入らせてもらえることに!
ウィンブルドンの決勝戦の試合が行われるセンターコートに、なんと入らせてもらうことができました。大会期間中はチケットがなかなか取れなくて入ることすら難しいので、オフシーズンの今しかこの無人のコートは見ることができないでしょう。
非常に印象的でした。
コートの芝生の上には光が当てられており、大会の開催される7月に向けて、芝の成長をコントロールしているのだそうです。世界一を決める大会ですから、整備もきちんとされていました。
またその会場の廊下には、各年に繰り広げられた戦いや優勝した瞬間の写真が、そのときの激動を感じさせるように、飾ってありました。これまでの長い歴史を刻んできた軌跡をここでは振り返ることも出来ます。
歴史博物館
敷地内に併設されている博物館には、テニスの長い歴史の変遷を数々の歴史的な展示品とともに、学び、触れることができます。
テニスボールの材質の変化、ラケットの形の変化、着用する服の変化など、昔のテニスがどんな存在で、どうやって現在の形や盛り上がりに至るのか、その流れをかいま見ることができました。
またこちらの写真は、ウィンブルドン史上最も長時間に渡った試合について細かく記されています。その時間なんと3日!
写真から察するに選手の疲労もさることながら、審判の疲れている姿も残されています。そこまでしてどちらも気を緩めることはなく、勝ちに執着するその姿勢に畏怖の念を受けるとともに、自分ではできないという尊敬の念を抱きました。
レストラン
さらにレストランも併設されていました。
こちらのカフェレストランでピザを頼み、ゆっくり過ごしました。
いかがだったでしょうか。センターコート、全体や、博物館、カフェのほかにも、インタビュールームなど、普段は入れないような貴重な場所まで入らせていただくことができ、非常に満足したツアーでした。
テニス好きなあなたも、ぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか。