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2017-05-27

【キューバ】今が行き時?!オールドハバナの賑わいとキューバンカクテル

2015年7月、長らく国交断絶していたアメリカとの国交が回復し「キューバの雪融け」といわれるニュースは全世界を駆け巡りました。

今後、キューバはどうなるのか?
国交正常化がどのような影響を与えるのか?

禁輸措置の影響で『時代が止まったまま』といわれるキューバの『今』はどんなものか、興味津々で訪ねてみました。


建設ラッシュ

何かが変わる前に行っておこう。と思っている人は多いはず。
が、既に建設ラッシュで、これからどんどん新しいビルが建ちそうです。資本主義の波が押し寄せてきているのか?

 

世界遺産に登録されている旧市街地区は、景観保全のために外観は形を変えず内部だけリニューアルする工事を行っています。今は使われていない旧〇〇といったビルも、近い将来、商業施設に生まれ変わりそう。

 

港に面した古い倉庫棟はお土産市場やレストランに、ウォーターフロント地区として再開発が進んでいます。



オールドハバナ

コロニアル建築が美しい旧市街。中心部は車輌通行禁止となっているのでとても歩きやすい。

 

暑い国ならではの工夫で、どちらかが日陰になるよう細めの路地幅となっています。

 

車輌通行禁止エリアは美しく景観修繕されており、色鮮やか。パステルな色彩に気分も明るくなっていきます。細い路地が碁盤の目状に交差しているので方向さえつかんでしまえば迷子になることはありません。

 

中心部からほんの数ブロック離れると住宅が並ぶエリアとなり、年季の入ったアパートなどが目につきます。

 

ちょっとボロとした路地ですが、人々の生活臭が漂う下町風情があり、より『オールドハバナ』を感じられると思います。

 

色褪せた路地で出会った少年の笑顔がキューバの明るさを象徴しているかのようでした。



1950年代の残像

1950年代のアメ車が今でも現役で走る光景はキューバ名物のひとつ。アメリカとの国交断絶により車の輸入はおろか、鉄などの材料不足で国内生産もできず、新しい物資が入手しにくいが故にずっと使い続けるしかなかったのです。

 

何度も塗替え、部品を寄せ集め、摩訶不思議な技術でリペアし、今も現役を維持している。今では観光TAXIとしてツーリストから大人気!大きな収入源となっています。



キューバ発祥のカクテル

キューバを代表するお酒といえばサトウキビを蒸留した「ラム」。クオリティの高いキューバンラムをベースにした「モヒート」や「ダイキリ」は世界中で知られる人気カクテルで、カクテルの知識がない人でもそれくらいは知っている、といえる、定番カクテルではないでしょうか。

 

つい踊りだしたくなるようなカラフルな街中で、喉の渇きを覚えたらクイっと一杯!
フローズンにするとより甘さが増して飲みやすい!

 

本場キューバで味わうカクテルは街の雰囲気と相まって格別に美味しく感じました。暑い国が生み出した清涼感溢れるカクテルたち、それを生み出す誇り高きバーテンダーたちの働きぶりにも注目です!



今後の動向が気になるキューバ。
変わらない街と変わりゆく街が混在するキューバの『今』を体感する旅に出かけてみてはいかがでしょうか。


このしおりのライター

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