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2016-10-04

【ウズベキスタン】ウズベクブルーに恋する旅

恥ずかしながらウズベキスタンという国の知識がなく、イメージするものと言えば「シルクロード」、そして「乾いた大地」という印象でした。
行ってみてびっくり!こんなに「青」が溢れているとは!!!歴史がつまっているとは!!!
瑞々しい野菜や果物も豊富で、ウズベク料理も美味しくいただきました。

美しくロマン溢れるウズベキスタン。
大好きな国の一つとなりました。

ウズベキ(=ウズベク人の)スタン(=国)

砂漠60%、山20%、平地20%で構成されている国土は日本の1.2倍の大きさ。
タジキスタン国境付近には4500Mを超える高山もあります。
綿花、麦栽培は国営、その他農作物は国から土地を借りて国民が農家を営んでいます。
アラル海に注ぐアムダリヤ川とシルダリヤ川、二本の川に挟まれており、アムダリヤ(わがままという意味)の流れが変わるところに街が栄えてきました。
アラル海と云えば忘れてはならない、20世紀最大と言われる環境破壊問題。
1960年代には世界4位、琵琶湖の100倍の面積を誇ったアラル海(塩湖)ですが、旧ソ連時代、綿花栽培用に大量に水を使用したのが原因で8割以上が干上がってしまいました。

青の都

シルクロードの要衝として栄えた都市、サマルカンド。
ウズベキスタンの多くの都市が13世紀のモンゴル軍の侵攻によって破壊された歴史がありますが、サマルカンドを王都として復興したのが帝王ティムール。

商業と学芸の中心として栄え、トルコ=イスラーム文化が花開き、モスクやメドレセ(神学校)などが数多く建築されました。

帝王ティムールが眠るグリ・アミール廟

墓石が置かれている廟内は3kgの金が使われ装飾されています。
目もくらむ眩しさ。

ティムールは自分の墓室を故郷シャフリサーブスに着工、建設途中で死去、そして墓室の存在を誰にも明かしていなかったため遺志は実らずサマルカンドに眠ることとなりました。

レギスタン(=砂地)広場

向かって左からウルグベク・メドレセ、ティラカリ・メドレセ、シェルドル・メドレセ、3つのメドレセが広場を囲んでコの字形に並んでいます。

サマルカンドの象徴!この広場の写真はウズベキスタンを紹介するポスターにもよく使われています。
抜けるような青空、丸いドーム、緻密なタイル装飾、『サマルカンド・ブルー』を多いに堪能できました!

帝王ティムールゆかりの人々が眠る聖地

青尽くしの廟が建ち並ぶシャーヒズィンダ廟群。
その美しさにただただ圧倒され、言葉を失います。

「天国への階段」を上り、「死者の通り」を進み、アーチの右側にあるのがクサム・イブン・アッバース廟。
モンゴル来襲の際もこの霊廟だけは破壊されずに残ったサマルカンドで最も古い建造物です。

この廟を3回詣でるとメッカに詣でたのと同じと信じられており、多くの巡礼者が祈りを捧げに訪れています。

飽くことなく青の世界に魅了されまくり!
壮麗な建築物に、ウズベクブルーに、すっかり心を奪われてしまいました。

このしおりのライター

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