山々に挟まれた谷あいの小さな街ダヴォスは、クールとサンモリッツを結ぶアルブラ線上にあります。
クールとサンモリッツからそれぞれ列車で約1時間半、チューリッヒからは約2時間半。
世界経済フォーラム「ダヴォス会議」が毎年開かれる場所として有名です。
高地にある街
標高1500Mを超える空気が澄んだこの地は、20世紀初めに呼吸器系の療養所が設立され、そこを訪れる人向けにホテルが多くでき始めたところから街が発展してきました。
宿泊したホテルの隣はアイスホッケーの練習場でした。
街中にアイスホッケーリンク!これはスイスらしい?光景ではないでしょうか。
一大リゾート地
街は谷をはさんで細長く伸びており、南にはダヴォス・プラッツ駅、北にはダヴォス・ドルフ駅があります。
2つの駅間は約3km。
そのメイン通りの左右にヤコブスホルン、シャッツアルプ、ヴァイスフルーヨッホといった山があり、街からケーブルカーやロープウェイで手軽にアクセスできるのです。
夏はハイキング、冬はスキーと、一年を通して楽しめるリゾート地。
スキーエリアの総延長は307kmというのですから、雪山好きにはたまらない、滑りがいのあるコースが盛り沢山です!
ダヴォス・インクルーシブカード
ダヴォスに1泊するとインクルーシブカードが発行され、ナント、このカードがあれば町内バス、ケーブルカー・ロープウェイなどが無料になるのです!!!(他、各種施設での割引特典あり)
超超超お得なカード。
物価が高いスイス、ケーブルカー・ロープウェイは往復で3000円~5000円ほどかかるのはざら、それが無料になるのですから、ここは是非1泊してお得なカードをフル活用したいところ。
宿泊先のホテルで発行してくれました。(デポジットCHF50)
カード返却時、デポジットは返金されます。
発行/返却は街のインフォメーションセンターでもOKです。
Weissfluh(ヴァイスフルー)
ダヴォスで最も標高の高い展望台がある山。
ダヴォス・ドルフ駅近くにあるケーブルカー乗り場からWeissfluhjoch(ヴァイスフルーヨッホ)2663Mまで一気にアクセス!
そこからさらに高いWeissfluhgipfel(ヴァイスフルーギプフェル)2844Mまでゴンドラが運行していますが、冬期のみ。
夏の訪問だったので、大人しく2663Mからの眺望を楽しみました。
途中駅から初心者向けのハイキングコースもあったり、ダヴォスでは一番規模の大きいスキーエリアです。
Jakobshorn(ヤコブスホルン)
標高2590M。
ダヴォス・プラッツの駅の反対側のロープウェイ乗り場からアクセスします。
駅の真裏に乗り場があるので、ダヴォスで途中下車してちょっと山へ、という方にもオススメです。
ヴァイスフルーより規模は小さいものの、こちらもハイキングコースが充実しており、沢山のハイカーを目にしました。
眺望も素晴らしい!
パラグライダーで飛んでいる人もいました!
怖そうだけど、楽しそう!見晴らしが良く、空気が澄んでいる山の上からの飛行は爽快なんだろうなぁ。
もっと時間をとってのんびりハイキングをしたかったけれど、2つの山からの眺望を楽しんだだけでタイムアップしてしまいました。
次回は冬に、長い滑走路をダッシュで滑り降りたい!(膝が笑いそうですが)
空気の美味しいダヴォスで、様々なアクティビティを楽しんでみてはいかがでしょうか。