トルコ・カッパドキアからタクシーで15分ほどの場所に位置するアヴァノス。
陶器作りで有名な街と聞いて、急遽カッパドキア旅行の最終日に訪れました。
実際にイスタンブールの中心地に比べてかなりお得に食器を購入できたのでご紹介します。
アヴァノス地区へのアクセス
アヴァノスへはバスまたはタクシーで約15分程度で訪れることができます。
当初Uberやトルコの配車アプリbitaksiなどでタクシーを予約を試みましたが、いつまで経っても配車できず、周囲に聞いたところネヴシェヒルはタクシーアプリの圏外とのこと。
カッパドキアのタクシー会社に料金を尋ねると、片道2500円なので直接乗り込むことに。

車では15分程度ですが、徒歩だと2時間かかるので交通機関の利用を強くおすすめします。
帰りは2時間に1本の町内バスを見つけ1人40TLで乗ることができました。
食器の街・アヴァノス
食器の街であるアヴァノスは、そのほとんどが観光業で成り立つカッパドキアに比べると安価なものが多く、街のスーパーなども価格が控えめです。
街を歩いてもぼったくり価格はかなり少なく、適正価格で買い物ができるのが魅力のひとつ。

街の至る所に陶器のシンボルが置かれており、街を歩くと本当にたくさんの陶器ショップが見つけられます。
カッパドキアに比べると観光客も少なく、学校があるのか学生がちらほらいて安心感もあり、街歩きにはとっておきのスポットです。

バスやタクシーなどで到着地から川沿いを5分程度歩くと、陶器ショップが立ち並ぶ通りにたどり着きます。
陶器ショップだけではなく実際の工房や陶器づくりの体験も楽しめる施設、陶器の博物館などもあり陶器好きにとって必見のスポット!
イチオシの陶器ショップ Chez Bircan
今回、急遽アヴァノスを訪問することを決めたので、事前に旅行サイトなどを見る時間がなく、GoogleMapで好みの食器を販売しているお店を片っ端から探しました。
そんな中見つけたChezBircanは洞窟型のお店がおしゃれで、デザインに一目惚れしました。
レビューに書いてあった値段も想像以上にお手頃でこのお店に決めました。

お店を訪れるとトルコではもはやお決まりの「トルコ紅茶」が振る舞われます。
訪れた日はとても暑かったのですが、中に入るとなんだかひんやりしていてとっても心地よい雰囲気。
入った瞬間に数々の食器や飾りが目に入り、気分はまるでテーマパークにいるよう!

オーナーはご兄弟でChezBircanをはじめ、もう何十年もこの地で陶器作りと販売をしているそう。
とっても熱心なご説明を受けますが全く押し売りなどはなく、純粋に「陶器を愛している」ことがひしひしと伝わってくるので安心して楽しみながら買い物ができます。

アヴァノス一帯は数世代に渡って家族で陶器づくりに従事した職人が多いようで、お店の全てがハンドメイドなのも素敵なポイントです。
よく見ると一つ一つのペイントに個性があるので何時間でも見ていたいほどの芸術品の数々はどれも欲しくなるものばかり。
運が良ければ蛍光ペイントの食器達をお店の電気を消して見せてくれるのですが、模様が浮かび上がってくる光景は、ぜひ一度現地で見てほしいほど美しい光景でした。

なお、ショップで購入した陶器は近くまでであれば配送してくれます。
クレジットカードは利用できないので、足りない場合はATMが並んでいる市庁舎近くでの換金が便利です。
また、陶器の性質上すごく割れやすいので、断衝材を余分に巻いて貰うことをおすすめします。
購入品
今回は、飾り壺×1、トルコ紅茶カップと受け皿×2、小鉢×2を購入しました。
もっとたくさん購入したかったのですが、スーツケースの容量が足りず泣く泣く断念。
なんと、当初の値段から1000TL安くしていただき、2000TL(8000円)になりました!

街歩きで発見したあれこれ
街歩きをしていると、陶器ショップの近くで家族経営のカフェを見つけました。
とっても可愛いトルコの姉妹がおもてなししてくれ、トルココーヒーの作り方を丁寧に教えながら動画にしてくれました。
ピスタチオ味やラズベリー味など、珍しい風味のものがたくさん!

街散歩をするとアヴァノス地区が栄えていることがひしひしと伝わってきます。
その証拠の一つに、カッパドキアにはなかったマクドナルドを発見しました。
独特な雰囲気の可愛い兵隊人形が出迎えてくれて、とても可愛い外観です。

街に着いてすぐに見つけられる大きなスターバックスの店舗もカッパドキアでは見つけられなかった貴重なスポットです。
日本でよく見かけるようなチェーンカフェなどはトルコの地方ではほとんど見つけることができないので旅行の休憩には嬉しすぎる出会いでした。

メニューも豊富で特にリフレッシュシリーズがたくさん種類があるのでおすすめです。
私達はCool Lime Starbucks Refresha DrinkとMango Dragonfruit Refreshaを頼んだのですが、特にマンゴードラゴンフルーツは果肉が新鮮で甘すぎず美味しかったので、トルコのスターバックスに訪れた際にはぜひ頼んでみてください。

最後に
カッパドキアに比較するとそこまで観光客が多くなくいこともあり、アジア人の私達は偶然中学生の下校中に遭遇した際に、写真の撮影大会がはじまったほど珍しかったようです。
Avanosはトルコの他の地域に比べてもかなり穏やかで危険を感じることは全くなく過ごすことができたのでのんびり街歩きをするのにも最適です。
ギョレメ地区からわずか15分ほどで行けるアヴァノスで、気球体験や観光ついでにぜひトルコ陶器をゲットしてみてはいかが?