台湾観光といえば台北を訪れる人が多いですが、少し足を伸ばして、また違った台湾の一面を覗いてみてはいかがでしょうか。
台湾で最大の湖、日月潭（にちげつたん）は台湾の中心に位置するとても美しい湖で、国内外からたくさんの人が訪れる人気のリゾート地として人々を魅了し続けています。
標高が高いため比較的涼しく、大自然を感じながらサイクリングをするのもよし、ただゆっくりと湖を眺めるのもよし、日常から離れてリラックスするのにぴったりの場所です。
台北からは台湾新幹線で高鉄台中駅まで行き、台湾好行バス日月潭線に乗車、台中高鉄駅から約1時間半ほどで到着します。
または台北駅からバスで約4時間程です。
今回はエリアごとに日月潭についてご紹介していきます。
【水社エリア】
日月潭の北西に位置するエリアで、遊覧船乗り場やレンタル自転車などがあり、台中から出ているバスの停車駅でもあるので、日月潭観光をここから始めると便利だと思います。
湖に沿って歩道が広がっているので、景色を見ながら移動することができます。
光の加減かもしれませんが、こちらの湖の色は特に綺麗なエメラルドグリーンでした。
鳥のさえずりや、夏は蝉の鳴き声を聞きながら気ままに歩きます。
所々に素敵なホテルがあります。日月潭の近くのホテルは比較的高めですが、この環境に泊まることができるならば、その価値もありそうですね。
【文武廟】
日月潭の北に位置する台湾で唯一正式な廟門を持つ立派な廟です。
日月潭へいらした際はぜひこちらでお参りを。
湖面から文武廟をつなぐ階段は366段あるそうで、全部登ると正直疲れます。
しかし、階段に1月1日から12月31日までの日付が書いてあるので、数えながら登り切ると、美しい絶景が待っています。
文武廟の奥には端正な彫刻の施された立派な門があります。
上まで登るのは更に体力がいりますが、ここからの日月潭も素晴らしいのでぜひ。
美しい景色を眺めながら一休みしましょう。
【向山エリア】
日月潭の西側に位置し、向山遊客中心という少し変わった形の建物が建っていて、台中から出ているバスはこちらにも停車します。
オシャレでモダンな比較的新しい施設で、中にカフェやお土産屋さんなどが入っています。
観光地に来るとついアイスクリームを食べたくなるのは何故でしょう…
絶景を眺めながら食べるアイスクリームは格別です。
芝生が広がっているので、シートを敷いてピクニックをしてもよいかもしれません。
【伊達邵エリア】
日月潭の南東に位置し、こちらにも遊覧船乗り場があったり、商店街があったりととても賑やかな場所です。
人が集まる場所なので、駐車場やトイレなどの施設も充実しています。
商店街では屋台やお土産などが所狭しと並んでいます。美味しそうな物がたくさん並んでいるので、こちらでぜひ腹ごしらえを。
原住民の工芸品や伝統料理を扱うお店もあり、とても興味深い場所です。
ここから東に少し歩くとロープウェイの乗車場のある広場が見えてきます。ロープウェイに乗って近くのテーマパーク「九族文化村」へ行くこともできます。
日月潭周辺は天気が不安定になりやすく、霧が出ているとせっかく乗ったのに景色が全然見えない！ということがあるので、晴れて空気が澄んでいる時にトライすることをおすすめします。
晴れの日は日月潭の全貌が見渡せて、とっても綺麗です。
余談ですが、2021年の夏は台湾の大規模な水不足により、日月潭の水面がかなり下がってしまいました。
写真の人が歩いているところは本来水があるはずの場所です。
今年2022年は幸い問題なく美しい湖が見れています。水の大切さを改めて感じる経験となりました。
とても大きな日月潭は、まだまだ見どころがたくさんあるのですが、次は日月潭へ行ったらぜひ立ち寄っていただきたい近隣のおすすめスポットをご紹介します。
【HOHOCHA 喝喝茶】
日月潭で有名なのが、紅茶です。台湾のドリンクショップに行くと時々見かける日月潭の紅茶、こちらではその紅茶を試飲をしたり、作っている工程を見学できたりします。
日月潭の最北部から北へ車で5分ほどの場所にあります。
入場料は1人60元(約265円 2022年6月現在)で、無料で茶葉蛋というお茶で香り付けをしたゆで卵と、紅茶がいただけます。
できたての茶葉蛋、とても美味しかったです！
食べる場所も用意されています。建物は比較的新しく清潔感があります。
紅茶を作るところも見られるようになっています。
こちらでぜひ食べていただきたいのが、ジャラートです！！お茶のフレーバーのジャラートは滑らかかつ濃厚で大満足！
太陽と月を模したクッキーのトッピングもとても素敵です。
お土産もたくさん売っています。紅茶はもちろんのこと、台湾茶、お菓子、茶器など品揃えも多彩。
お茶もお手頃価格の物からとてつもなく高級なものまで！ギフトにしても喜ばれそうです。
お茶は軽くて、日持ちや温度管理も心配しなくてよいので、お土産におすすめです。
台湾といえば烏龍茶が有名ですが、紅茶もいかがでしょうか？
パッケージもかわいらしいものが沢山あります。
以上、日月潭のご紹介でした。
個人的に日月潭の雰囲気が大好きで実は何度も訪れていますが、毎回新しい発見があります。
この記事を読んで興味を持ってくださる方がいらしたら嬉しいです。
