今回ご紹介する「分校カフェMOZART(モザート)」は、埼玉県比企郡小川町の、のどかな里山にある「下里分校」内のカフェです。
レトロな木造校舎が郷愁を誘い、訪れた人誰もが「懐かしい」と感じてしまうような下里分校では、平日でもファミリーやカップルがのんびりとした時間を過ごしているのを見かけます。
分校カフェMOZARTは、そんな下里分校の用務員棟をリノベーションして開店したカフェです。
自然に囲まれた木造校舎のカフェでいただけるのは、どんなランチなのでしょうか。
下里分校ってどんなところ?
下里分校(正式名称:旧小川町立小川小学校下里分校)は、明治7年に開校し、その後の児童数減少により、平成23年3月に廃校となりました。
木造校舎や校庭は当時のまま残され、常時無料開放されています。
ジャングルジムや鉄棒、ブランコなど、校庭にある遊具もレトロで、思わず写真を撮りたくなってしまいます。
ここの学校に通ったわけでもなく、実際に通った小学校は鉄筋コンクリートだったというのに、どうしてこんなに懐かしい気分になるのでしょうか!?
校舎内は立ち入り禁止ですが、窓の外からなら撮影できます。
廊下も教室も全てがノスタルジー!
校舎・校庭ともにNPO法人が管理されているとのこと。
この景観を残してくださったNPO法人の方々に感謝・・・。
校舎や校庭の雰囲気を一通り満喫したら、お目当てのカフェへ入ってみましょう。
「分校カフェMOZART」へ
カフェは、校庭から見て校舎の左端にあります。
もとは用務員棟だったとは思えないほど可愛らしい外観。
テラス席もあります。
店内の様子はこんなかんじ。
テーブルやイスは小学校の教室で実際に使われていそうなかんじのもので、廃校カフェの雰囲気にピッタリです。
店内にはキッズスペースもあり、お子さま連れの方でも安心して来店できます。
クッションがブロッコリー型だったり、積み木やミニキッチンが置いてあったりと、とっても可愛いですよ。
メニューはどんなかな?と見てみると、無農薬のお野菜をつかった日替わり定食や、天然酵母で作った揚げパンなど、健康志向の高いラインナップでした。
揚げパンって、給食の人気メニューでしたよね~!
ワタシの通った学校では、きな粉の揚げパンとココア味の揚げパンがありました。
これは全国共通?
ワタシは日替わり定食の小サイズ、友人は揚げパン定食を注文しました。
日替わり定食の小サイズは、小食の方でも完食できるサイズ感です。
付け合わせのお野菜がどれも美味しく、素朴だけれども丁寧に作られているんだな、とわかるようなお味でした。
健康的かつ美味しい野菜料理で、心もお腹も大満足です。
そして食後のお楽しみ、Rawケーキを。
今回はチョコミント味とチャイ味を注文して、友人の分と半分ずつ盛り付けてもらいました。
Rawケーキは、卵、乳製品、小麦、砂糖を使わず、オーブンで焼く等の加熱もせずに作るケーキです。
Rawは「生」という意味で、加熱すると損なわれてしまいがちな酵素やミネラル成分などを、生のまま丸ごといただけるありがたいケーキなのです。
このRawケーキ、少量でもすっごくお腹にたまります。
定食を小サイズにしたにもかかわらず、ケーキを食べ終える頃には満腹すぎて寝転がりたくなりました 笑
とてもパンチのあるケーキなので、注文する場合は「小さいから2個くらいイケるかな」なんて欲張らないようにご注意くださいね。
分校カフェMOZARTはロケーション良し、味良し、しかも健康意識の高い方でも満足すること間違いなしの素敵なカフェでした。
そして下里分校といえば、桜の季節が最もおすすめです。(季節外れですみません・・・)
春になると、木造校舎と桜のとってもフォトジェニックな景色を見られますよ。
都内からの日帰りプチ旅行先としてもおすすめです。
埼玉県の里山の風景に癒されに、お出かけしてみませんか?