尾瀬ヶ原や武尊山、丸沼高原など、夏のお出かけにピッタリなスポットが盛りだくさんの「片品村」は、群馬県の北部、栃木県との県境に位置します。
今回旅するのは、片品村の最北部にある「丸沼高原」エリアです。
丸沼高原といえばウィンタースポーツのメッカとして知られていますが、美しい湖あり、キャンプ場あり、そして高原なのでとっても涼しい!と、実は夏のお出かけにぴったりの場所なんです。
都心からの日帰り旅行にも最適な片品村・丸沼高原の魅力をご紹介していきます!
ゴンドラに乗って天空の世界へ
冬にはウィンタースポーツを楽しむ観光客で賑わう「丸沼高原スキー場」。
その敷地内に、天空の世界へと連れて行ってくれるロープウェイがあります。
その名も「日光白根山ロープウェイ」!
ゴンドラに乗り込み、周囲の山々の景色を楽しむこと約15分で、標高2,000mの山頂駅へワープ!
山頂駅が近付いてくると、ゴンドラの窓の外には美しい「丸沼」が見えてきます。
丸沼を上から見渡せるのはゴンドラに乗ったものの特権!
ぜひ素敵な一枚を撮影してくださいね。
ロープウェイの山頂駅に到着し、広場に出てみると、目の前に雄大な「日光白根山」の姿が!
日光白根山は、関東以北では一番の標高を誇る山です。
ロープウェイの山頂駅から標高2,578mの日光白根山の山頂までは、登山道が整備されています。
往復5~6時間ほどで山頂までの登山を楽しめるとあって、登山初心者やファミリーにも人気の高い山なんですよ。
ロープウェイ山頂駅の広場には「天空テラス」や「天空の足湯」があり、どちらも無料で利用できます。
天空テラスでまったりと絶景を堪能するもよし、足湯に浸かりながら日光白根山を眺めるもよし。
散策をして、小腹が空いたな、という時には、「天空カフェ」でひと休みしましょう。
天空カフェではフレンチトーストやシフォンケーキといったスイーツや、トーストなどの軽食をいただけます。
フレンチトーストには、お好みのフレーバーのソースをかけられます。
ワタシはキャラメルソースをかけてみました。
きれいな景色を見ながらいただくスイーツ、至福の時間です。
ふたつの美しすぎる湖「丸沼」と「菅沼」へ
丸沼高原には、「丸沼」と「菅沼」という、ふたつの美しい湖があります。
どちらの湖も丸沼高原スキー場から車で10分くらいなので、湖のハシゴをしてみました。
まずは丸沼へ。
丸沼湖畔の駐車場に車を停めて湖のほうへ歩いて行くと、木立の間から水色に輝く丸沼が見えてきました。
さらに近付いてみると、
湖が透明~水色のグラデーションに見えます。
豊かな緑に囲まれた丸沼、きれいな色しか目に入ってきません。
贅沢な空間だ~!
丸沼湖畔には、湖を囲むようにして遊歩道があります。
湖を眺めながら優雅にお散歩、と歩き始めましたが、奥に行くにつれ、草がかなり茂っていて、さらにものすごい数のトンボが舞っています。
たまにアブもいます。
しばらく歩くと「丸沼ダム」に行き当たるようなのですが、今回は断念。
続いて、もうひとつの湖「菅沼」へ。
菅沼を撮影できるのは、「菅沼キャンプ村」の敷地内です。
菅沼キャンプ村は私有地なので、受付で入村料(100円)をお支払いしてから入りましょう。
菅沼は本州イチの透明度を誇る湖です。
菅沼とその湖畔の森は、映画『ただ、君を愛してる』のロケ地となったことでも有名ですね。
凪いだ湖面は本当に美しく、澄みきった湖水の透明度には目を瞠るばかり。
こんなにきれいな湖は初めて見ました。
映画の中では「天国の森」と呼ばれていた湖畔の森も素敵です。
妖精かなにかが棲んでいそうな神秘的な森と、その先にある透明すぎる湖。
まさに「天国の森」ですね。
この透明度、写真で伝わりますでしょうか。
何枚も撮影しましたが、やはり実際に目で見るほうが美しい。
絶景好きの方にはぜひ一度訪れてもらいたいスポットです。
丸沼ダムへ
丸沼高原エリアで最後に立ち寄った絶景スポットは、「丸沼ダム」です。
昭和初期に建設された丸沼ダムは、「バットレス式」という珍しい構造をしたダムなのだそう。
バットレス式のダムで現存しているものは全国で6基のみ。
しかも丸沼ダムはその中で最大の規模を誇るダムなのです。
駐車場から続く道を歩いて行くと、ダムの堤防に行き当たります。
いつも思うのですが、ダム湖の色ってきれいですよね。
そして駐車場からダムに向かって左側に、もう一本道があります。
この山道をくだって行くと、ダムの堤防を正面から見ることができるとのことなので、がんばって行ってみました。
この道、足元がけっこう滑ります。
ワタシは何度か転がりそうになりました。
行ってみよう!という方は、足元に気を付けて歩いてくださいね。
がんばった甲斐があり、かっこいいダムの写真を撮影できました!
山道をくだった終点に、手動のいかだが浮かんでいます。
いかだに乗り、ダムの堤防の正面あたりまで行って撮影すると、迫力のある一枚が撮れますよ。
丸沼ダムの駐車場は少し見つけづらい場所にあるので、ナビを設定して、駐車場が近付いてきたら見逃さないようにスピードを緩めてさがしてみてください。
それと忘れてはならないのが「ダムカード」をゲットすることです。
全国各地のダムで発行され、ちょっとしたブームとなっているダムカード。
丸沼ダムでは、撮影したダムの写真を「道の駅 尾瀬かたしな」のインフォメーションカウンターで提示すると、ダムカードをプレゼントしてもらえます。
片品村の美味しいものをまるっと紹介!
今回の旅中に食べた片品村の美味しいものをご紹介します!
・片品村産のお野菜
一日の寒暖差が激しい片品村で栽培されている野菜は、甘く、味が濃く美味しい!
特にトウモロコシが有名なのだそう。
生で食べても美味しいトウモロコシをあぶってサッとお醤油を塗った焼きトウモロコシは衝撃的な美味しさです。
トウモロコシと並んで人気なのが、トマトです。
旨味がギュッと詰まった片品村のトマトは、買って帰らなきゃ損!
片品村の中心部から丸沼高原へ向かう国道120号線沿いには、野菜の直売所がズラリと並んでいます。
16時~17時くらいには閉まってしまうお店が多いので、早めにゲットしましょう
・丸沼ダムカレー
全国各地のダムで提供されている「ダムカレー」。
もちろん丸沼ダムにもあります!
丸沼ダムカレーをいただけるのは、道の駅 尾瀬かたしな内の「かたしな食堂」です。
ボリューム満点の丸沼ダムカレーには、片品村産のお野菜がふんだんに使われています。
量が多いので、女性だったら二人でシェアしてもよいかも。
やや辛口のキーマ風カレーでとっても美味しいですよ。
ダムカレーを食べるとプレゼントしてもらえる「ダムカード」も、旅の思い出となりますね。
道の駅 尾瀬かたしなは片品村の中心地にあり、テラスからは尾瀬大橋や周囲の山々を見渡せます。
観光情報のパンフレットも豊富にそろっているので、旅のプランを練るのにも最適です。
・「花の駅・片品 花咲の湯」のジェラート
日帰り温泉施設「花の駅・片品 花咲の湯」の中にあるジェラートコーナーでは、片品村産トウモロコシのジェラートや、えごまのジェラートなど、ちょっと珍しいフレーバーのジェラートをいただけます。
ワタシはトウモロコシのジェラートを食べてみました。
初めて食べるトウモロコシのジェラート・・・、恐る恐る口にいれてみると、程よい甘さの中にトウモロコシの風味がしっかりと感じられ、とっても美味しい!
他の味も試してみたくなりました。
終わりに
丸沼高原から車で1時間ほど走ると、日光にアクセスできます。
丸沼高原~日光を巡る旅もおすすめです。