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2021-06-21

被写体を際立たせる「額縁構図」を狙って、京都の寺社巡りはいかが?

目の前にある景色を、美しさを、肉眼を通して脳裏に映るのと同じように、レンズを通して写真に残せたら最高ですが、なかなか思い通りにはいきません。

少しでも印象的なショットを残せたら、との思いで、
額縁構図
にこだわって撮影してみました。

舞台は京都の神社仏閣。
なぜなら、特に神社仏閣は撮りやすい構図で、額縁になるものを見つけやすいんだそうですよ。



額縁構図とは

まるで額縁で囲んでいるかのような写真に仕上げる構図のこと。
・必ずしも四方が囲まれていなければならないわけではない
・枠は窓枠や建物などだけでなく、木などの自然物でも応用が可能

▲ 東福寺



メリットは

額縁の中の主役(景色)に目線が誘導される。
・色にメリハリがつく
・写真を立体的にしてくれる

▲ 平安神宮

ここからは枠別にご紹介していきたいと思います。



建物の構造を枠にしてみた

廊下の先が抜けていたところをおさめました。

▲ 智積院


渡り廊下の柱間をおさめました。

▲ 安楽寺


仏堂出入口の柱を利用しました。

▲ 高台寺



縁側を枠にしてみた

庭園を切り取る、難易度が低い構図です。

▲ 地蔵院

▲ 光明院

▲ 瑠璃光院

▲ 智積院



窓を枠にしてみた

もう額縁が用意されている、この上ないサービスステージ!

▲ 光明院


一番お手軽かつ安易に額縁構図が狙えます。

▲ 地蔵院



いかがでしたか?
プロのような色味は出せないけれど、自分の立ち位置をちょっと意識するだけで、素人でも印象的な一枚が撮れる撮影テクではないでしょうか。

日本の美しい建築や庭園を切り取る効果的な構図、是非チャレンジしてみてください!



このしおりのライター

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