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江戸時代またはそれ以前に建てられたお城はたくさんありますが、そのうち現在も天守が残っているお城(現存天守)は、全国でわずか12城のみ!

島根県松江市にある「松江城」は、そんな数少ない現存天守の1つであり、国宝にも指定されているすごいお城なんです。

今回は、知っておくと松江城観光がもっと楽しくなる、5つの注目ポイントをご紹介!

▲「まつえ時代案内人」石垣猿之助さんにガイドしていただきました!



【注目ポイント1】いくつもの「狭間」で敵を狙う!

まず最初に通る広々とした場所は、馬をつないでおく「馬溜り」。

石垣の上の塀に、小さな窓がたくさん並んでいるのが分かるでしょうか。

これは「狭間(さま)」といって、侵入してきた敵を狙って鉄砲や矢を放つための窓。馬溜りには隠れるところが無く、敵を狭間から集中的に狙い撃ちする場所でもあったそうです。

松江城は天守内部にも狭間がいくつも設けられており、“戦うための城” であったことが感じられます。



【注目ポイント2】石垣をよく見ると...?

松江城の石垣は場所によって石の色が違っているなど、異なる時代につくられたものがあることが分かります。

さらに、よく見ると刻印が刻まれた石が多数!

上の写真は、分銅の形の刻印。

松江城の石垣で多数見られる刻印は、工事の分担や石切場の区別、合わせ印など土木工事を円滑かつ組織的に行うために付けられたものと考えられているそうです。ぜひ探してみてくださいね!



【注目ポイント3】国宝化の決定打となった「祈祷札」

さて、いよいよ天守内へ! 靴を脱いで見学します。

前述のとおり松江城は、全国に12城しかない「現存天守」の1つであり、国宝に指定されている貴重なお城。

松江城が国宝に指定される決定打となったのが、地階の「祈祷札」(※レプリカによる再現展示です)。

築城年が書かれた祈祷札が発見されたことが国宝化に繋がったのだそう。


地階には歴史を感じられる井戸も! 覗いてみると深さにぞっとしますが、かつてはもっと深く、24メートルもの深さがあったというから驚きです。



【注目ポイント4】急な階段

松江城の中で特に歴史を感じられるのが、築城時からあるという階段。上り下りは大変ですが、タイムスリップ気分を味わえました。

開口部を塞ぐ「引き戸」などの工夫も見られます。

かなり急勾配なので、滑らないよう足元に気を付けてくださいね!



【注目ポイント5】柱にも工夫が!

松江城の天守を支える柱には、「通し柱」や「包板(つつみいた)」などの特徴があります。

通し柱は、地階と1階、1階と2階、2階と3階... というように、2階分の短い柱を配置して支えるもの。このような構造で建てられたのは、築城時に木材が不足しており、姫路城の心柱のような大きな柱を作る木が手に入らなかったためと考えられています。

包板は、柱の周囲に板を張って鎹(かすがい)や鉄輪(かなわ)で留めたもの。天守の308本の柱のうち、130本に施してあるそうです。



松江城観光とセットで楽しみたい! 堀川めぐり

松江城とあわせて楽しみたいのが、城を囲む堀を小さな遊覧船でめぐる「堀川めぐり」。小船でゆったりと、城下町の風景や豊かな自然を楽しむことができますよ。

船には屋根が付いているので、雨や雪の日でも安心。冬はこたつ付きの船が運航しています。

>>【冬の島根旅】あったか「こたつ船」で松江城堀川めぐり

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