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【スペイン】古都グラナダの美しき世界遺産「アルハンブラ宮殿」

アルハンブラ宮殿は、スペインのアンダルシア州、グラナダ南東の丘の上に築かれた城塞、宮殿です。アルハンブラはアラビア語で「赤い城塞」を意味します。城塞都市のような構造をもっていますが、一つの設計図に基づいて作られたわけではなく、異なる時代に様々な様式で建てられた建築物の複合体です。

9世紀末にイベリア半島南部を治めた後ウマイヤ朝時代のアルカサーバと呼ばれる砦が原形とされています。現在のような形に整えられたのは、イベリア半島で最後のイスラム王朝となったナスル朝の時代だと伝わります。初代国王ムハンマド1世に始まり、歴代王がアルハンブラ宮殿、ナスル宮殿などを建造しました。最盛期にはエリア内には市場、モスク、住宅街が整備され、貴族を中心に2,000人を超える人々が暮らしたと伝わります。




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