西武池袋線、石神井公園駅から少し離れた住宅街にある辰巳軒は創業80年以上の街の洋食屋さん。外観も内装もどこにでもありそうな古いお店ですが、老舗だけが持っている独特のオーラを感じます。
70年ほど前に、こちらの辰巳軒には個人のお宅からカレー100人前の出前という絶対にイタズラだと思うような注文が舞い込んだそうです。
注文したのは作家の坂口安吾。
石神井公園近くに住んでいた坂口安吾はそのころ精神状態が不安定でそんな騒動を起こしたそうです。
注文したのはカレー…じゃなくてA定食。それと同行した友人おすすめのハムカツを追加しました。味はしっかりとおいしくて、洋食がちょっと贅沢だったころを思い起こさせます。
お値段もお手頃だし、定食以外にお酒のツマミになりそうな単品のメニューも豊富。
夜も10時までやってるみたいですし、近所にあると仕事帰りに通い詰めちゃいそうな雰囲気のお店でした。