京都を代表する嵐山・嵯峨野地区。世界遺産の天龍寺、竹林の小径などと並んで有名なのが、桂川に架かる長さ155mの橋「渡月橋」です。地区のシンボル的存在といえるこの橋の由来は、鎌倉時代に亀山上皇が月が橋を渡るように動いていく様を見て名付けたと伝わっています。
穏やかな流れの桂川に架かる渡月橋と背後に見える嵐山とのコントラストは見事で、桜や紅葉の時期はもちろんのこと、年間を通して四季折々の美しさを感じることができます。河岸にあるベンチに腰をかけてゆるやかな川の流れと人の往来を眺めていると、平安時代から続く時間の流れの一部になっているような不思議な感覚を覚えました。