日本とヨーロッパを結ぶ間の中央アジアに位置するカザフスタン。私が「カザフスタンに旅行に行った」と言うと、周りの友人からは「え?その国どこにあるの?何があるの?」なんて反応がよく返ってきます。
カザフスタンという国を一言で言い表すのは難しく、何故ならこの国の国土面積はとんでもなく大きく日本の約7倍もあり、それ故に自然好きの旅人には堪らないバラエティに富んだ大自然溢れる国でもあるんです!
都市アルマティが旅の拠点
かつて古代シルクロードのオアシス都市として栄えたアルマティは、今でもカザフスタンで1番人口の多い街として経済・教育・文化の中心地でもあり、そして近郊には大自然溢れる絶景スポットが数多くあります。
今回私はこの街のツーリストインフォメーションオフィスで2泊3日のバスツアー【朝食・夕食付き/16000テンゲ(約4800円)】を予約し、カザフスタンの絶景人気スポットのコルサイ湖&カインディ湖へ行って参りました!
>> Tourist Information(Google Maps)
コルサイ湖
アルマティ市内から東へバスで約6時間程の場所に位置するコルサイ湖。
標高2000mの高地にあるこの湖は、緑々しい広葉樹や沢山の花々を見ながらのハイキングや乗馬が楽しめる、国内外からの観光客も多いカザフスタン随一の絶景スポットです。
ハイキングの途中でカザフスタン人の若者達に話しかけられ、一緒に散歩を楽しみました。
カザフスタンではまだまだ日本人の観光客が少なく、私が外国人だと分かると「あなたが初めて出会った日本人よ!」なんて盛り上がる事もしばしばあります♪
深いエメラルドグリーンの湖は、海とはひと味違う美しさと静けさがあり、ここを訪れた人達は皆んな時間が経つのも忘れて湖の前で森林浴を楽しんでいました。
カインディ湖
アルマティ市内から東へ約300kmの場所に位置するカインディ湖。
ターコイズブルーの水面に何十本もの木が突き刺さったように見える、この何とも不思議な雰囲気の湖は昔から存在していたわけではありません。
1911年に起こった大地震で土砂崩れが起こり、峡谷が塞がれてここに自然のダムが出来上がったのです。やがて水位が上がりこの一帯に生えていたトウヒの木が水没し、現在のような不思議な景観となりました。
この湖が出来てから約100年もの間に、水中に沈殿した石灰や他の鉱物が要因でこのような魅惑的な色の湖となったそうです。
おわりに
現地バスツアーでは途中で大型バスから少人数制の小型バスに乗り換えて湖まで向かいます。ふたつの湖までの道のりは補装されていないガタガタ道も多く決して乗り心地が良いとは言えませんが、それでも車窓から見える湖までの道中の山々の景色があまりにも絶景で、お尻に響く振動など忘れて夢中で外を眺めてしまいました。
いかがでしたでしょうか?
王道な旅先ではなく、日本人があまり行かないような国で大絶景を堪能したいのであれば、物価も比較的安く治安の良いカザフスタンは本当にオススメの国です! カザフスタンにはまだまだ沢山の絶景スポットがあるので、自分だけの絶景スポットをぜひ見つけて頂けたら嬉しいです。